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(あらすじ・感想)『半沢直樹』(2020年)第2話をミル!卑劣な上司に倍返し炸裂!子会社の逆襲と隠された伏線

令和に復活した超話題作『半沢直樹』(2020年版)の第2話が放送されました。「やられたらやり返す、倍返しだ!」の決めゼリフで社会現象を巻き起こした本作が、7年ぶりに日曜劇場に帰ってきたのです。第1話では親会社の銀行に大型案件を横取りされるという衝撃展開から始まりましたが、第2話ではいよいよ半沢の反撃が本格化!本記事では、第2話の見どころや深読みポイントを ネタバレを極力避けつつ レビュー・考察していきます。子会社の意地をかけた下克上、炸裂する「倍返し」のカタルシス、そして原作小説との比較まで盛り込み、ドラマ好きの皆さんが思わず「なるほど!」と唸る内容をお届けします。それでは半沢直樹ワールドの熱気を一緒に振り返りましょう。

キャスト・キャラクター紹介

半沢直樹(はんざわ なおき) – 堺雅人さん
主人公・半沢直樹を演じるのは実力派俳優の堺雅人さんです。堺さんはドラマ『リーガル・ハイ』での軽妙なコメディ演技やNHK大河『真田丸』での熱演など幅広い役柄で知られ、本作では銀行から子会社に飛ばされたバンカー半沢を熱演しています。第2話では、親会社による卑劣な策略に敢然と立ち向かい、「倍返し」の信念を貫く半沢の底力が発揮されました。部下や仲間を思いやる姿勢と、上司に理不尽を突き付けられても怯まない芯の強さが存分に描かれており、堺さんの迫真の演技に視聴者も胸が熱くなったのではないでしょうか。

半沢花(はんざわ はな) – 上戸彩さん
半沢の妻・花を演じるのは上戸彩さん。上戸さんは『昼顔』や『絶対零度』など数々のヒット作に出演してきた人気女優です。前シリーズから引き続き登場する花は、明るくしなやかな性格で半沢を支える良きパートナー。第2話では、自宅で疲れた夫を気遣うシーンが印象的でした。花の存在が物語にほっとする暖かみを与えており、上戸さんの柔らかな演技が視聴者にも癒やしを届けます。

大和田暁(おおわだ あきら) – 香川照之さん
前シリーズで半沢の宿敵として強烈な印象を残した大和田暁を演じるのは香川照之さん。香川さんは『竜馬がゆく』や映画『カイジ』シリーズなど硬軟自在の演技で知られる名優で、本作では土下座強要シーンや顔芸とも称される迫真の表情が大きな話題となりました。第2話でも大和田は東京中央銀行の取締役として登場し、「お・し・ま・い・DEATH!」(「君はもうおしまいです」のダメ押し台詞)という強烈なセリフで視聴者を沸かせました。香川さんの怪演ともいえる圧倒的存在感は、本作の緊張感を高めるスパイスになっています。

伊佐山泰二(いさやま たいじ) – 市川猿之助さん
第2話における半沢の直接の敵役、東京中央銀行証券営業部長の伊佐山を演じるのは市川猿之助さん。歌舞伎界出身で舞台でも活躍する市川さんは、独特の迫力と華のある演技が魅力です。劇中では親会社の威光を笠に着て東京セントラル証券を見下し、半沢に執拗に詰め寄る嫌味な上司として描かれています。第2話終盤、伊佐山が怒鳴りながら「詫びろ、詫びろ、詫びろ!」と半沢に謝罪を強要するシーンは鬼気迫るものがあり、SNS上でも「怖いけどクセになる悪役ぶり!」と大きな反響を呼びました。市川さんの狂気を孕んだ演技が物語を大いに盛り上げています。

森山雅弘(もりやま まさひろ) – 賀来賢人さん
東京セントラル証券の若手社員・森山を演じるのは賀来賢人さん。賀来さんは近年『今日から俺は!!』などで主演を務める実力派で、本作では半沢の部下として重要な役割を担います。森山は敵対的買収のターゲット「スパイラル」社長・瀬名の旧友でもあり、第2話ではその人脈を活かして半沢の反撃に貢献しました。賀来さんは時に熱く時に繊細に森山の葛藤を表現し、若手行員が上司と共に巨大な悪に立ち向かう姿を爽やかに演じています。ロスジェネ世代(就職氷河期世代)の代表格として、森山が半沢チームの“もう一人の主人公”的存在になっている点にも注目です。

瀬名洋介(せな ようすけ) – 尾上松也さん
IT企業「東京スパイラル」の創業社長・瀬名を演じる尾上松也さんも、市川猿之助さんと同じく歌舞伎出身の俳優です。尾上さんは舞台で培った存在感を映像でも発揮し、『半沢直樹』では買収劇の鍵を握る青年起業家を熱演。第2話では、一度は反発していた東京セントラル証券(森山)の助言を受け入れ、敵対的買収への対抗策に踏み切るという重要な決断を下す役どころでした。劇中、瀬名は尊敬する企業家としてフォックス社長・郷田を信じてしまう純粋さも見せますが、尾上さんの爽やかさと熱意ある演技がそのキャラクターに説得力を与えています。彼が今後どのように半沢と協力していくのか、注目の存在です。

浜村瞳(はまむら ひとみ) – 今田美桜さん
東京セントラル証券の新入社員・浜村瞳を演じる今田美桜さんは、若手人気女優の一人で『3年A組』などで知られます。今田さん演じる浜村は原作小説には登場しないドラマオリジナルキャラクターですが、第2話では大活躍しました。可憐な見た目に反して行動力があり、敵の不正の証拠写真をこっそり撮影して半沢たちに提供するという重要なファインプレーを見せています。当初は「画をキレイにする要員」かと思いきや、物語の鍵を握る活躍ぶりにSNSでも「浜村新人すごい!」と称賛の声が上がりました。今田さんの存在感が第2話以降の物語をさらに彩ってくれそうです。

この他にも、半沢を陰で支える親友の渡真利忍(及川光博さん)や、東京中央銀行の重役で食えない狐のような副頭取・三笠洋一郎(古田新太さん)、そして物語後半に登場が予告されている金融庁検査官・黒崎駿一(片岡愛之助さん)など、多彩なキャストが顔を揃えています。豪華俳優陣の演技合戦は『半沢直樹』シリーズの大きな見どころの一つであり、第2話でもそれぞれのキャラクターの魅力が存分に発揮されていました。

制作陣情報(監督・脚本・制作)

ドラマ『半沢直樹』の原作は、池井戸潤氏による「半沢直樹シリーズ」の小説群です。今回2020年版の物語は、池井戸氏の『ロスジェネの逆襲』『銀翼のイカロス』という小説2作がベースになっています。銀行と証券会社、さらには国家権力をも巻き込む骨太なストーリーは、この原作小説の緻密なプロットに支えられています。

脚本を担当したのは丑尾健太郎さんです。前シリーズ(2013年版)の八津弘幸さんからバトンを受け、『小さな巨人』や『ノーサイド・ゲーム』など社会派エンタメ作品で知られる丑尾さんを中心に複数の脚本家チームで練り上げられました。毎回クライマックスに山場を作り出す巧みな構成や、金融業界の専門用語をわかりやすく噛み砕いた台詞運びは脚本陣の力量の賜物です。また、第2話のサブタイトル「卑劣な上司に倍返しだ! 子会社プライドで仲間と戦え!!」にも現れているように、視聴者のテンションを上げる演出が随所に盛り込まれていました。

演出(監督)面では、TBSドラマの名手・福澤克雄氏がチーフ監督として全体を統括しています。福澤監督は前シリーズでもメガホンを取り、『下町ロケット』『陸王』など池井戸作品の映像化を数多く手掛けてきた方です。その手腕は今回も健在で、第2話でも会議室での対決シーンや土壇場の逆転劇を映画さながらの迫力で見せてくれました。また、田中健太監督や松木彩監督といった若手演出陣も参加し、それぞれの得意分野を活かした演出が光っています。例えば緊迫の銀行本部シーンでは福澤監督ならではの重厚感ある画作りが、一方で若手社員たちの奮闘シーンではテンポ良く爽快感のある映像が展開され、視聴者を飽きさせません。

制作プロデューサーには、伊與田英徳さん川嶋龍太郎さんらTBS日曜劇場のヒットメーカーが名を連ねています。彼らは前シリーズの大成功を受け、本作でも「令和の社会に響く勧善懲悪劇」を目指し企画を推進しました。その結果、第2話までの関東地区平均視聴率は22%超えと絶好調で、特に関西地区では26%を超える高視聴率を記録しています。これは“こてこて”の熱い展開が関西の視聴者にもウケている証拠でしょう。

音楽は服部隆之氏が担当。壮大かつ緊迫感みなぎるオーケストラサウンドは、第2話でも半沢が逆襲に打って出る場面を大いに盛り上げました。オープニングのテーマ曲「Theme of Hanzawa Naoki」が流れるだけで鳥肌が立ったという視聴者も多いのではないでしょうか。

総じて、第2話の裏には原作者・脚本家・監督・プロデューサーといった制作陣の卓越した手腕が光っています。彼らのこだわり抜いた仕事があってこそ、視聴者は毎週手に汗握る爽快劇を楽しめるのです。

あらすじ

※ここから先は第2話のストーリーに踏み込んだ内容を含みます。未視聴の方はご注意ください。

第2話「卑劣な上司に倍返しだ!子会社プライドで仲間と戦え!!」(2020年7月26日放送)

親会社・東京中央銀行に大型買収案件を横取りされてしまった半沢直樹(堺雅人)率いる東京セントラル証券。第2話は、その借りを返すべく半沢たちが起死回生の策を講じる物語です。

前回、第1話のラストで明らかになったのは、半沢の勤務する子会社・東京セントラル証券に舞い込んだIT企業「東京スパイラル」の買収案件が、親会社の東京中央銀行によって横取りされてしまったという事実でした。銀行の証券子会社いじめとも言える仕打ちに激怒した半沢ですが、第2話冒頭では冷静さを取り戻し、まずは買収対象であるスパイラル社長・瀬名洋介(尾上松也)に直接協力を申し入れることを決意します。

しかし瀬名は、半沢の部下・森山(賀来賢人)がかつて自分に立ち去ったことへのわだかまりから当初協力を拒否していました。そこで森山は瀬名に真摯な手紙を書き、自分の思いを伝えます。その手紙が功を奏し、瀬名も東京セントラル証券の話を聞く気になってくれました。半沢は「友を裏切ることにならないか?」と森山に慎重に確認しつつ、このチャンスを最大限に活かすべく動き出します。

東京セントラル証券とスパイラル社の極秘会談が実現し、半沢たちは親会社・電脳雑伎集団による敵対的買収への防衛策を瀬名に提案します。その策とは「ホワイトナイト(白馬の騎士)」の投入、つまり友好的な第三者にスパイラルの新株を引き受けてもらい、電脳による株式過半数の支配を阻止することでした。瀬名はかつて自社を育ててくれたアドバイザー会社・太洋証券の広重(山崎銀之丞)から、パソコン周辺機器販売会社「フォックス」の郷田社長(戸次重幸)をホワイトナイトとして紹介されます。郷田は業界で名を知られた実業家で、「IT連合を組んで電脳に対抗しよう」と持ちかけてきました。郷田の著書を愛読し尊敬していた瀬名は、この提案を二つ返事で受け入れます。

ところが半沢は、この話があまりにもうまく出来すぎていることに疑念を抱きました。フォックス社の業績を調べてみると、近年は投資の失敗で経営が悪化し身売りの噂まである状態だったのです。とてもそんな会社が銀行から1,000億円もの融資を受けてスパイラルの新株を買えるとは思えません。半沢は親友の渡真利(及川光博)に極秘で依頼し、東京中央銀行がフォックスに融資する予定があるかどうかを探ってもらうことにします。

一方その頃、東京中央銀行の伊佐山(市川猿之助)は半沢がスパイラルと接触している情報を嗅ぎつけ、半沢を銀行本部に呼び出しました。そこには、前回銀行側へ寝返って栄転していた東京セントラル証券の元社員・諸田(池田成志)と三木(角田晃広)の姿もあります。諸田は勝ち誇った様子ですが、雑用係に回され冷遇されている三木の様子に半沢は気付き、「三木は人懐っこく客の懐に飛び込む対人スキルがある有能な男です。せっかく引き抜いたのならちゃんと使ってやってくださいよ」と伊佐山に皮肉を込めて進言しました。この言葉に三木はハッとし、自分を評価してくれた半沢に後ろめたさと感謝を感じるのでした。

さらに銀行を出ようとした半沢は、因縁の大和田暁(香川照之)と本部の大階段で鉢合わせます。大和田はニヤリと笑い「私が何とかしてあ・げ・よ・う・か?君の態度次第だけどねぇ」と挑発。半沢が「結構です」と相手にしないでいると、彼は「君はおしまいです。君はもう、お・し・ま・い・DEATH!」とあの有名なセリフで止めを刺してきました。大和田の怪演ぶりに半沢も思わず苦笑い(?)。屈辱的な言葉を浴びせられますが、半沢は決して諦めません。「倍返し」の闘志をさらに燃やして銀行本部を後にするのでした。

翌日――スパイラル社とフォックス社の新株引き受け契約の締結が目前に迫ります。しかし肝心の東京中央銀行からの融資情報について、渡真利からはまだ連絡がありません。半沢たちは焦りつつも、わずかな望みに賭けて待ちます。そして契約締結のわずか数分前、ついに渡真利から半沢のスマホに着信が入りました!彼の内通によって、「東京中央銀行がフォックスに1,000億円融資する案件が存在する」という決定的情報を得ることに成功します。同じ頃、浜村瞳(今田美桜)も単独で動いていました。なんと彼女は電脳雑伎集団の社屋に乗り込み、盗撮まがいの手段で太洋証券の広重と電脳の平山夫妻(益岡徹さん・南野陽子さん)が密会している写真を撮影して森山に送っていたのです。

契約締結直前、半沢と森山はスパイラル社長室に飛び込みます。そこで半沢は瀬名社長と郷田社長に対し、「この契約は待ってください!」と制止しました。戸惑う瀬名に対し、半沢たちは立て続けに 「この話は銀行と電脳による罠だ」 と説得を試みます。証拠は二つ。まず東京中央銀行からフォックスへの巨額融資の内諾があること。郷田社長は「うちは白水銀行から融資を受ける予定」と説明していたはずが、実際には東京中央銀行がお金を用意して電脳の買収を助けようとしている。それ自体がこのスキームの不自然さを物語っています。さらに、浜村が押さえた広重と電脳側の密会写真も提示されました。広重は「自分は電脳とは会っていない」と否定していましたが、写真にはしっかりと平山副社長夫妻と談笑する姿が写っていたため言い逃れはできません。

この二つの証拠により、広重は観念しました。「実はフォックスを紹介したのは電脳側と仕組んだ罠だった」と白状し、郷田社長も「自社の業績悪化につけ込まれて電脳に協力してしまった」と謝罪します。つまり今回の買収劇の裏側では、電脳雑伎集団が太洋証券とフォックスを操り、スパイラルを騙して丸ごと手中に収める算段だったのです。半沢たちは間一髪でその陰謀を暴き、瀬名社長はフォックスとの契約を白紙撤回する決断を下しました。こうしてスパイラルは敵対的買収の危機を免れます。

東京セントラル証券の面々に安堵の空気が流れる中、半沢は最後に一仕事残っていると言います。それは「裏切り者」への倍返しです。自社のプロジェクト情報を銀行側にリークしていた内通者こそ諸田と三木でしたが、諸田は最後まで自分の非を認めようとしません。そこで半沢は社長の岡(益岡徹)立会いの下、諸田に詰め寄ります。「あなたが銀行に情報を流したせいで、もう少しで会社が潰れるところだった!」と。その場には広重の証言もあり、言い逃れは不可能。諸田は観念して平謝りするしかありませんでした。半沢は「出向組の誇りを忘れたあなたに、この子会社で働く資格はありません」と厳しく叱責します。こうして諸田次長には相応の報いが与えられ、彼は事実上の失脚となりました。一方、三木に対して半沢は「よく思い留まってくれた」と声を掛けます。三木は伊佐山のデスクから買収計画書類を盗み出すという危険な協力をしてくれていたのです。半沢が彼を認めて励ましたことで三木は良心を取り戻し、土壇場で“味方”として働いてくれました。半沢は「裏切りを倍返し」で終わらせず、相手を改心させてみせたのです。

かくして、電脳雑伎集団 vs 東京セントラル証券の買収攻防戦は、子会社チームの劇的勝利に終わりました。半沢は「今回は我々の勝ちだ」と静かに拳を握りしめます。瀬名社長や森山たち若手と協力し、銀行という巨大な敵に一矢報いたのです。しかし半沢の戦いはまだ始まったばかり。この勝利により、東京中央銀行の本店幹部たちはますます半沢を危険視するでしょう。最後に半沢は、「東京中央銀行、お前らのやり方は絶対に許さない。やられたらやり返す、倍返しだ!」と心に誓うのでした。第2話ラストシーンでは、金融庁検査官・黒崎の姿が予告で映り、次なる試練の到来を匂わせつつ幕を閉じます。

感想

第2話はまさに「倍返し炸裂!」と呼ぶに相応しい痛快な展開でした。視聴しながら思わず「よしっ!」と拳を握り締めた方も多いのではないでしょうか。序盤から中盤にかけては、銀行と電脳の企みに徐々に追い詰められていく焦燥感が描かれ、ハラハラドキドキの連続でした。しかし終盤、半沢たちが逆転劇を成し遂げるくだりは爽快感抜群!裏切り者たちを論破し、一気に形成逆転する様子にスカッとしました。

特に印象に残ったのは、やはり半沢の土壇場の判断力とチームの連携プレーです。今回、半沢は単独ヒーローではなく森山や浜村といった若手社員と力を合わせて戦いました。森山の旧友への誠意ある働きかけから始まり、渡真利の内通、浜村の潜入撮影、そして最後は三木の改心まで、まるで「チーム半沢」の群像劇を見ているようで胸が熱くなりました。7年前のシリーズではどちらかと言えば半沢一人が孤軍奮闘する物語でしたが、新シリーズではロスジェネ世代の仲間たちとの共闘が描かれており、「みんなで力を合わせて悪に立ち向かう」醍醐味を味わえます。この辺り、前作との違いとして新鮮でワクワクしました。

もちろん、半沢本人のキャラクターも相変わらず魅力的です。上司に楯突くシーンでは毅然としていて頼もしいし、部下や友人には思いやりを持って接する人間味も垣間見せます。例えば森山に「それは話していいことか?君が瀬名さんを裏切ることにならないか?」と確認した場面は、半沢の誠実さが表れていてグッときました。強烈な権力者たちに啖呵を切る痛快さと、仲間を気遣う優しさ、その両面が堺雅人さんの演技で見事に体現されています。

悪役陣の怪演ぶりも今回忘れがたいポイントです。伊佐山部長役の市川猿之助さんが繰り出した「詫びろ三連発!」は怖いながらもどこかコミカルで、一度聞いたら耳に残って離れません(笑)。そして大和田常務の「おしまいDEATH!」には思わず吹き出してしまいました。香川照之さんが顔をクシャクシャにしながら放つあの台詞、SNS上でも案の定ネタにされていて、大和田の顔芸は今回も健在だなあと感心(?)しました。物語自体はシリアスなのに、こうしたちょっと笑える過剰演出がところどころ入るのが『半沢直樹』の独特な魅力ですよね。まるで歌舞伎や時代劇を見ているような大仰さで、不思議とクセになってしまいます。

一方で、気になった点を挙げるとすれば「ご都合主義」的な部分でしょうか。例えば重要な会話を居酒屋や社食でペラペラ喋ってしまい、案の定それを誰かに聞かれてしまう展開は今回もありました。「ちょっと、外で内部情報喋りすぎでは…?」と若干ツッコミたくなりましたが、これはシリーズお約束のお茶目な部分と割り切るべきかもしれません。実際劇中でも「飯を食うときは仕事の内々の話はするな」と教訓めいた科白が出てきて苦笑いです。また、渡真利が毎度のように銀行の内部情報をポンポン流してくれるのも「友情とはいえリスク高すぎでは?」と現実的には違和感がありますが、ここもご愛嬌。もはや彼は「便利すぎる情報屋」ポジションですが、コミカルな及川光博さんのおかげで許せてしまいます。

総じて、第2話は大満足の神回でした。物語として一つの山場が終わり、まさに「序章完結」といった印象です。半沢たち子会社チームの奮闘に涙あり笑いありで、1時間があっという間でした。正直、第1話の放送前は「前作を超えるのは難しいのでは?」という不安もありましたが、完全に杞憂でしたね。むしろチーム戦という新要素が加わりパワーアップした感があります。ドラマ好きとしては、こういう勧善懲悪の痛快さを骨太な社会テーマと絡めて見せてくれる作品は本当に貴重で、毎週日曜が待ち遠しくなっています。

皆さんは第2話をご覧になってどう感じましたか?きっと「倍返し!」の爽快感にスッキリした方、悪役の台詞回しにクスッとした方、様々だと思います。ぜひ感想を語り合いましょう!

考察・解説

「恩返し」と「倍返し」の対比に込められた意味 – 第2話では冒頭から因縁の大和田と半沢の邂逅があり、大和田が「施されたら施し返す、恩返しです」と皮肉たっぷりに口にしました。これは前シリーズで土下座謝罪させられた大和田なりの反撃の言葉ですが、「恩返し」と「倍返し」は表裏一体と言えます。恩を受けたら恩を返す、悪意を受けたら倍にして返す。どちらも“受けたものをそのままでは終わらせない”という意味では共通しています。ただし恩返しはポジティブな行為、倍返しはネガティブへの報復。この対比が、半沢直樹という男の信条を象徴的に浮かび上がらせているように思えます。半沢は悪には鉄槌を下しますが、善意にはきちんと報いる人物です。実際、第2話で半沢は自分を裏切った三木を完全には見捨てず、彼の長所を認めることで改心させ味方に引き入れました。それは単なる報復者ではない半沢の人間的魅力であり、「倍返し」に込められた彼なりの正義なのでしょう。

原作小説との違い – 原作『ロスジェネの逆襲』とドラマ第2話を比較すると、細かな展開がいくつも異なっています。その一つがフォックス社長・郷田の提案内容です。原作ではフォックス側の提案はふんわりしたシナジー効果の話に留まっていましたが、ドラマでは「スマートフォン共同開発によるIT連合」という具体的メリットを示しており、スパイラル側を騙す気満々の内容に改変されています。これにより郷田の腹黒さや電脳側の罠がより明確になり、視聴者にも「怪しい」と伝わりやすくなっていました。

また内通者・三木の扱いも大きく違います。原作の三木はただ半沢に脅されて協力するだけで、彼自身の成長は描かれません。しかしドラマ版では、半沢が三木の対人スキルを褒める→三木が心を入れ替える→危険を冒して書類を盗み出す、という筋書きになっており、三木が“男を上げる”展開になっています。ドラマオリジナルで三木を演じた角田晃広さんのコミカルさも活かしつつ、キャラクターに厚みを持たせた形です。これは脚本上の工夫で、結果として「仲間とのチームプレイ」というテーマ性が強まりました。原作では半沢一人が淡々と仕掛けを暴いていく印象でしたが、ドラマでは仲間の裏切り・赦し・協力というドラマチックな人間模様が加わり、よりエンターテインメント性が増していると感じます。

他にも、広重(太洋証券)が観念する展開も微調整されています。原作では半沢がスキーム図を突きつけたらあっさり白状しましたが、ドラマでは写真という決定的証拠を浜村が押さえたことで追い詰める流れでした。視聴者としては証拠写真が提示される瞬間は「やった!」と盛り上がれますし、女性キャラ(浜村)の活躍も描けて一石二鳥です。

そして法的な解説部分もドラマでは簡略化されました。スパイラルが新株発行で対抗する件について、会社法上の是非を問うシーンで原作は詳しく法令に触れていますが、ドラマでは「会社法の例外で~」と一言で片付けられました。専門的な話でテンポを落とさないよう配慮したのでしょう。このように、ドラマ版は分かりやすさとカタルシス重視で原作を再構成しており、原作ファンでも新鮮に楽しめる内容になっています。

なお、今回描かれた電脳雑伎集団 vs スパイラルの攻防は原作『ロスジェネの逆襲』のエピソードに相当します。ドラマ第2話時点で原作の展開をほぼ消化しましたが、実はこの後の展開は原作から大きく離れ、ドラマ独自の物語へと入っていきます。第3話以降には金融庁検査官の黒崎(片岡愛之助)が登場し、さらにはスピンオフで描かれた天才プログラマー・高坂(吉沢亮)も物語に絡んできます。これらの要素は原作小説には登場しないオリジナルです。つまりドラマ後半は『銀翼のイカロス』を下敷きにしつつも、かなり脚色を加えた展開になると予想されます。池井戸作品の世界観を踏まえつつ、テレビドラマならではのサプライズが仕込まれている可能性が高く、ファンとしては非常に楽しみです。

社会派ドラマとしての側面 – 『半沢直樹』は単なるエンタメではなく、毎回現実の社会問題を反映したテーマが潜んでいます。第2話で描かれたのは「親会社と子会社の力関係」「世代間の意地とプライド」でしょう。東京中央銀行という巨大組織が、傘下の東京セントラル証券を軽んじ自分たちの利益だけを貪る様子は、日本企業における親子会社の構造的歪みを思わせます。しかし半沢たち子会社側も黙って従うのではなく、プライドをかけて下克上を果たしました。これは痛快なストーリーであると同時に、「組織の理不尽に対して声を上げる」ことの大切さを描いているようにも感じます。

また、作中で半沢は「株を買うってことはその会社を応援すること」「金額以上の人の思いが詰まっている」と花に優しく語るシーンがありました。株式売買が単なるマネーゲームではなく会社への愛着だと言うのです。ここには冷酷に会社を食い物にしようとする電脳や銀行陣へのアンチテーゼが込められているでしょう。企業買収というテーマはライブドア事件など現実でも話題になりましたが、半沢直樹はそこに真正面から斬り込んで「企業は人の思いで動く」というメッセージを発しているように思えます。第2話では結果的にスパイラルというベンチャー企業が守られましたが、それは単に半沢の活躍だけでなく、瀬名社長や森山といった若い世代が情熱を持って繋いだ結果です。「ロスジェネの逆襲」という原作タイトル通り、失われた世代が団結して旧来勢力に立ち向かう構図にもなっており、非常に痛快でした。

最後に、第2話で張られた伏線にも触れておきましょう。気になるのはやはり大和田の存在です。彼は今回ちらりと登場しただけですが、半沢に「君はもう終わり」と告げるその不敵さは只者ではありません。大和田は前作ラストで土下座謝罪し降格されたとはいえ、今回は三笠副頭取派に寝返って役員に復帰しています。そんな彼がこの序盤で「恩返しです」などと言っているのは、もしかすると後半で半沢に協力する伏線ではないかとも勘繰ってしまいます。恩返し=良い意味でのお返しをする、ですからね。原作には無い展開ですが、大和田が半沢と奇妙な共闘を見せる可能性もゼロではない…?香川照之さんの人気も考えると、単なる敵のまま終わらせない気がしています。

さらに、伊佐山という新悪役もまだ倒れたわけではありません。彼は電脳によるスパイラル買収が失敗したことで顔を潰された形ですが、このまま黙っているはずがないでしょう。彼の背後には三笠副頭取という更に大きな黒幕も控えています。半沢は次回以降、銀行本店の巨大権力と直接対決することになりそうです。その際、第2話で味方になった瀬名や森山たちがどこまで助けになってくれるか。そして金融庁・黒崎という外圧の登場が半沢にとって吉と出るか凶と出るか…。物語はまだまだ底が知れず、考察しがいがあります。

視聴者の反応

第2話放送後、SNSやネット上でも大いに盛り上がりを見せました。以下にポジティブな反応ネガティブな反応をそれぞれいくつかまとめてみます。

●ポジティブな声(好意的な反応)

  • 「半沢チームの逆転劇、めっちゃスカッとした!爽快感ハンパない!」
  • 「大和田の『おしまいDEATH!』笑ったw 香川さん最高すぎ」
  • 「浜村新人ちゃんグッジョブ!写真撮ってたとか有能すぎる~」
  • 「伊佐山と大和田の悪役っぷりがクセになる。演技がくどいのになぜか癖になる不思議」
  • 「ラストの倍返し炸裂で鳥肌。やっぱ半沢直樹は神ドラマだわ」

●ネガティブな声(否定的・批判的な反応)

  • 「面白いけど、さすがにみんな情報漏らしすぎじゃ…現実感なくて少し冷めた」
  • 「毎回思うけど渡真利が都合よくリークしすぎw そんな簡単に内部情報もらえる?」
  • 「展開が読めてしまったかも。もっと予想外の仕掛けが欲しかったかな」
  • 「演技が大げさすぎて笑えてくる。好き嫌い分かれそう(自分は好きだけど)」
  • 「女性陣の出番が少ない…。上戸彩さんもっと活躍してほしいなあ」

第2話への好評意見で目立ったのは、やはり「倍返しの爽快感」についてです。「超スカッとした!」「神回!」と絶賛する声が多く、特に終盤の大逆転には皆さん大満足だった様子。半沢チームの連携プレーに共感するコメントも目立ち、「森山や浜村の活躍が胸熱」「裏切り者が味方になる展開アツい!」といった声が上がっていました。香川照之さんや市川猿之助さんら悪役陣の怪演も大好評で、「大和田の決めゼリフがネットミーム化」「伊佐山怖いけど演技うますぎ!」など話題沸騰でした。Twitterでは放送中から関連ワードが次々トレンド入りし、第2話放送日も世界トレンド1位になるほどの盛り上がりだったそうです。

一方で、批判や指摘の声も少しだけ聞かれます。多かったのは「リアリティの薄さ」に関するもの。例えば「居酒屋で重要情報話しすぎ問題」や「渡真利が便利すぎ問題」ですね。視聴者からも「普通そんなペラペラ喋らんやろ(笑)」とツッコミが入りつつ、「でもまあ時代劇だから良いか」と納得する姿勢も見られました。演出や演技の大袈裟さについて「くどい」と感じる人も一部いましたが、「もはや様式美」と受け入れる人が多数派のようです。全体としては好意的な反応が圧倒的で、ネガティブな声も「好きだけどここは気になる」程度のマイルドなものがほとんどでした。

ネット上のレビューサイトでも第2話は高評価が相次ぎ、「ストーリー★5、キャスト★5」と満点評価を付ける人が続出しています。視聴率も前週より微増の22.1%(関東地区)と好調キープ。関西地区に至っては26.4%とさらに高く、関西のファン熱が凄いことに…!やはり笑いと熱さが同居する作風は関西人気が高いようで、「こてこて具合が最高や」との声もありました。

コメント欄などでは「○○のシーン、皆さんはどう思いましたか?」「●●の伏線ってこうだよね?」といった視聴者同士の考察討論も盛んです。特に大和田の動向や、今後登場する黒崎の役割について予想する声が多く見られました。「黒崎がまた“おしおき”するのか楽しみ!」とか、「大和田が最後に味方になったりして?」など、皆さん色々な妄想を巡らせているようです。

全体的に見て、第2話への視聴者の反応は極めてポジティブでした。多少のツッコミ所も含めて「それが半沢クオリティ」と愛されている印象です。この調子で物語が進めば、SNSでの盛り上がりもますます加熱しそうですね。ぜひこの記事を読んでいる皆さんも、コメント欄やTwitterなどで感想や推測を語り合ってみてください。「倍返しだ!」の興奮を共有することで、より一層ドラマが楽しめること間違いなしです。

次回への期待

怒涛の展開で幕を閉じた第2話。大型買収劇という序章は終わりましたが、半沢直樹の戦いはまだ始まったばかりです。次回第3話からは物語が新たな局面に突入しそうです。

まず注目は、金融庁の黒崎駿一(片岡愛之助さん)の登場です。予告映像では黒崎がおなじみの「な・お・き♡」節を炸裂させ、「お仕置きの時間よ!」と言わんばかりに半沢に迫っていました。黒崎と言えば前シリーズでは金融庁検査官として半沢を散々いびった強敵です。今回は東京中央銀行に対する何らかの検査・介入で登場すると考えられます。彼の狙いは一体何なのか?半沢にとって敵なのか味方なのか?第3話は黒崎の動向から目が離せません。

さらに、若手IT社員の高坂圭(吉沢亮さん)も次回から登場すると報じられています。高坂はスピンオフドラマ「半沢直樹エピソードゼロ」で描かれた天才プログラマーで、本編には出ていない原作オリジナルキャラです。吉沢亮さん演じる高坂がスパイラル社の切り札として半沢たちに協力する展開になるのではと期待されます。イケメン俳優の参戦に女性ファンも歓喜間違いなしでしょう。

そして何と言っても、半沢と東京中央銀行本店との全面対決が本格化します。電脳雑伎集団との戦いで株を上げた半沢ですが、当然ながら銀行側は彼を更に疎ましく思うはずです。三笠副頭取(古田新太さん)や紀本常務(段田安則さん)といった上層部も動き出すかもしれません。中野渡頭取(北大路欣也さん)の存在も気になります。頭取は半沢を評価している節がありますが、銀行内の派閥抗争がどう転ぶか…。第2話ラストで垣間見えた「銀行vs金融庁vs半沢」の三つ巴の構図が、今後どんなドラマを生むのかワクワクが止まりません。

原作『銀翼のイカロス』のエピソードにも突入するでしょう。帝国航空の再建問題という国家的なテーマが控えており、ここでは政治家など更に巨大な敵が現れます。半沢は子会社から銀行本店に戻り(もしくは臨時に招集され)、不正まみれの政治・銀行の癒着にメスを入れる展開が予想されます。となると因縁の大和田の出番も増えるはず。大和田が次にどんな奇策を仕掛け、半沢とどう渡り合うのか楽しみです。

個人的な予想としては、半沢と大和田が一時休戦・協力する場面が来るのでは?と密かに期待しています。というのも、銀行内では三笠副頭取派が権勢を振るっており、かつて大和田派だった半沢と大和田には共通の敵がいる状況です。利害が一致すれば手を組む可能性もゼロではないでしょう。香川照之さんと堺雅人さんのタッグなど実現したら胸熱すぎます…!

次回第3話のタイトルは「黒崎襲来!! な・お・きにお仕置きよ!!」とのこと。黒崎のキャラ全開でコミカルに始まりつつ、物語の鍵は“恩返し”にあるとも示唆されています。恩返しと倍返しの融合が描かれるのかもしれません。半沢が受けた“恩”とは何か?それをどう返すのか?例えば前シリーズで助けてもらった分を今回誰かに返す展開など、色々想像が膨らみます。

また、物語後半では舞台が銀行と政府の対立に移るため、スケールが一段と大きくなります。帝国航空の再建では国家プロジェクト級の騒動となり、1000倍返しなんていうとんでもないフレーズも出てくるとか…?(最終回予告の文字を見逃しませんでしたよ!)。大和田が「1000倍返しだ!」と驚愕する展開もあるようで、いったい何が起こるのか期待が高まります。

視聴者としては、次回以降もハラハラしつつスカッとできる展開を期待しています。半沢直樹がどこまで巨大な悪に立ち向かい、どんな方法でそれを打ち破るのか。さらに、その戦いの中でどんな名ゼリフや名場面が生まれるのか。Twitterを眺めながらリアルタイムで視聴する楽しみも含め、来週が待ち遠しいですね。

「次回も絶対観る!」と心に決めつつ、我々視聴者も引き続き日曜夜に備えましょう。倍返し街道を突き進む半沢の活躍から、まだまだ目が離せません!

配信情報・視聴方法

「半沢直樹」はTBS系列の日曜劇場枠で放送されましたが、見逃し配信や過去回の視聴も可能です。2025年現在、本作(2013年版・2020年版とも)を視聴できる主要な動画配信サービスはU-NEXTのみとなっています。U-NEXTは旧Paraviのコンテンツも引き継いでおり、『半沢直樹』シリーズの全エピソード(シーズン1・シーズン2・スピンオフ)が見放題配信中です。

U-NEXTには31日間の無料トライアル期間があります。新規登録すればその期間中に『半沢直樹』を全話一気見しても料金はかかりません。トライアル登録時には600円分のポイントも貰えるので、関連作品のレンタル視聴や電子書籍購入にも使えてお得です。スマホ・PC・テレビなど様々なデバイスで視聴可能なので、自宅でも通勤通学中でもお好きな時に半沢ワールドを楽しめます。

また、DVD/Blu-rayでじっくり視聴したい方には、ディレクターズカット版のパッケージ発売もされています。2021年1月に発売された「半沢直樹(2020年版)-ディレクターズカット版- DVD-BOX/Blu-ray BOX」には、本編全話に未公開シーンを加えた特別編集版やメイキング、さらにスピンオフドラマ『狙われた半沢直樹のパスワード』も収録されている豪華内容です。ディレクターズカット版でしか観られないシーンもありますので、より深く作品を味わいたいファンにはこちらもおすすめです。

地上波再放送やTVerでの見逃し配信は現在行われていませんが、過去には特別総集編が放送されたこともありました。最新情報はTBS公式サイトや公式SNSで告知されることがありますので、フォローしておくと良いでしょう。

視聴環境が整ったら、是非ご家族やご友人とも一緒に『半沢直樹』を楽しんでください。まだ観ていない方にも「倍返しだ!」の名ゼリフをぜひ体感してほしいですね。U-NEXTの無料トライアルリンクや商品リンクは以下にご紹介しておきますので、興味のある方はチェックしてみてください。

  • U-NEXTで『半沢直樹』を視聴する:31日間無料トライアル実施中
  • 『半沢直樹(2020年版)』ディレクターズカット版 DVD/Blu-ray BOX:2021年1月29日発売(Amazonや楽天市場等で購入可能)

※配信状況やサービス内容は記事執筆時点のものです。視聴前に各サービスの最新情報をご確認ください。

関連グッズ紹介

『半沢直樹』ブームに伴い、作品をさらに楽しめる関連グッズや書籍も数多く発売されています。第2話を観て作品世界に浸った今、ぜひ手に取ってみたいアイテムをいくつかご紹介します。

1. 原作小説 – 池井戸潤氏の「半沢直樹シリーズ」原作本はファン必携です。とりわけ今回のドラマ第2話のベースとなった『ロスジェネの逆襲』(文春文庫)と、今後の展開に関わる『銀翼のイカロス』(文春文庫)は要チェック。小説版ならではの細かな心理描写やドラマでカットされたシーンも楽しめます。また、シリーズ第1作『オレたちバブル入行組』から第4作まで講談社文庫版では「半沢直樹 1~4」と改題再編集されており、ドラマに合わせて読みやすくなっています。ドラマでは描かれなかった半沢のバックグラウンドやエピソードが満載なので、ぜひ原点に立ち返って小説も味わってみてください。

2. 公式ブック – 講談社から発売された『日曜劇場 半沢直樹 公式ブック』はファン垂涎の一冊です。堺雅人さんの独占インタビューや、上戸彩さん・及川光博さん・香川照之さん・片岡愛之助さん・賀来賢人さん・今田美桜さん・尾上松也さんといった主要キャストのスペシャルインタビューが収録されています。撮影現場の密着レポートやキャスト同士の座談会、劇中の名台詞解説など内容盛り沢山で、第2話を含む新シリーズの裏側を知ることができます。2020年8月13日発売とドラマ放送中に刊行されたもので、書店やネット通販で購入可能です。

3. オリジナル・サウンドトラック – 服部隆之氏が手掛けた『TBS系 日曜劇場「半沢直樹」オリジナル・サウンドトラック』もおすすめです。メインテーマ「テーマ・オブ・半沢直樹~Main Title~」を筆頭に、劇中を盛り上げた楽曲が全曲収録されています。あの緊迫感あるBGMを聴けば、第2話の名シーンの数々が蘇ること間違いなし!通勤通学やドライブ中に流せば、自分も「倍返し」してやるぞと闘志がみなぎってくる…かもしれません。CDは各音楽ショップやAmazonで入手でき、またレコチョクやiTunesなどでのダウンロード販売やサブスク配信も行われています。

4. 文具・雑貨グッズ – TBS公式グッズとして『半沢直樹』デザインの文房具や雑貨も発売されています。例えば「倍返し饅頭」ならぬ「倍返しノート」「東京中央銀行ロゴ入りノート」、さらにクリアファイルメモ帳など、日常で使えるグッズがラインナップされています。ノート表紙に「倍返しだ!!」の文字がドーンと印刷されたものなどユニークで、勉強や仕事のお供にすれば注目を集めること間違いなしです。公式通販サイトやイベント物販で販売されていましたが、現在は楽天市場やヤフオク、メルカリ等で新品・中古問わず入手可能です。ファン同士の集まりで使えば盛り上がること請け合いですよ。

5. DVD/Blu-ray BOX – 先ほど配信情報でも触れましたが、コレクター向けにはやはりBlu-ray/DVD-BOXがおすすめです。特典映像にはメイキングや出演者インタビュー、未公開シーン集など、ファン垂涎のお宝映像が満載です。半沢役の堺雅人さんが撮影合間に見せた素顔や、香川照之さんのアドリブ秘話、キャスト陣の和気あいあいとした打ち上げ映像などが収録されており、視聴後の余韻を楽しむにはもってこい。さらに、スピンオフ作品や総集編も収録されているため、『半沢直樹』の世界をコンプリートできます。値段は少々張りますが、それだけの価値があるファン必携アイテムです。

この他にも、劇中に登場したネクタイやバッグの同型モデルがファッションブランドから発売されたり(半沢直樹モデルのネクタイはビジネスマンに密かな人気だとか)、「倍返し饅頭」というネーミングのお菓子が期間限定で売られ話題になったこともありました。人気ドラマだけに関連商品も数多く、“倍返し経済効果”は絶大でしたね。

ぜひお気に入りの関連グッズを手に入れて、日常生活の中でも「半沢直樹」を感じてみてください。例えば倍返しノートに目標を書けばやる気アップ、公式ブックを読めば撮影裏話でニヤリ、サントラを聴けば気分は東京中央銀行の会議室…なんて楽しみ方もできます。グッズを通じてドラマの世界観をより深く味わい、友人へのプレゼントにしても盛り上がることでしょう。

(上記商品リンクは公式サイトや販売ページに繋がっています。それぞれ在庫状況や価格は変動しますのでご了承ください。購入の際は信頼できるショップをご利用ください。)

まとめ

『半沢直樹』第2話は、「卑劣な上司に倍返し炸裂!子会社の逆襲が爽快な神回」と言える内容でした。親会社の陰謀を見抜き、土壇場でひっくり返す半沢たちの活躍に、多くの視聴者がカタルシスを感じたことでしょう。涙あり笑いありの痛快劇で、まさに期待を裏切らないエピソードでした。筆者の評価も★5つ満点をあげたいところです。

特に印象深かったのは、勧善懲悪の爽快さ仲間とのチームプレイが高次元で融合していた点です。悪役たちはとことん憎らしく、だからこそ倒した時の快感は倍増。そして半沢一人ではなく若い世代と力を合わせて戦う姿が描かれたことで、物語に厚みと新鮮さが加わっていました。原作ファンもドラマ初見組も、それぞれの視点で楽しめる巧みな構成だったと思います。

第2話をもって物語の序章が完了し、今後はいよいよ銀行本店や国家を巻き込んだ大きな舞台へと移ります。半沢直樹という男が組織の不正にどこまで切り込めるのか、さらにスケールアップした“倍返し”に期待せずにはいられません。最終回に向けて視聴率もうなぎ登り、SNSの盛り上がりも最高潮となるでしょう。このまま行けば「令和No.1ドラマ」の呼び声も高く、間違いなく2020年を代表する作品となりました。

筆者自身、毎週日曜が待ち遠しくて仕方ありません。次回第3話では黒崎がどんな“お仕置き”を見せてくれるのか、そして半沢がどんな100倍返し、いや1000倍返しをしてくれるのか…想像するだけでニヤニヤしてしまいます。引き続き視聴決定です!皆さんも是非最後まで見届けて、一緒に「倍返しだ!」と叫びましょう。

最後に、この記事を読んでくださった方々に問いかけです。あなたは第2話をどう感じましたか?どのシーンに一番痺れましたか? ぜひ感想や考察をコメント欄やSNSで教えてください。みんなで語り合って、もっともっと『半沢直樹』を盛り上げていきましょう!

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morishy

職業:外資系ITサービス企業での技術職 趣味:読書、アニメ/ドラマ/映画鑑賞、スポーツ観戦、ゲーム、プラモなど 自己紹介: IT企業で技術職で働いており、新しいものについて比較的興味を持ちやすい体質です。最近は読書やアニメ、ドラマを中心とした動画鑑賞にどっぷりはまっており、作品の良いところを中心に紹介したいと考えて立ち上げました。 好き嫌いがない性格なので、結構幅広く作品を鑑賞しているので、皆さんの今後の読書や動画鑑賞に活かしてもらえるような情報提供ができれば幸いです。

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