皆さんは「3月のライオン」という漫画をご存知でしょうか?将棋を題材にした心温まる物語で、プロ棋士の少年・桐山零を中心に展開します。第3巻はまさに涙あり笑いありのエピソードでした。家族のような絆にほっこりしつつ、将棋の対局シーンではハラハラドキドキ…読み終えた後、胸がいっぱいになりました。この記事では第3巻の見どころや考察ポイントをたっぷりご紹介します(ネタバレは極力控えめにしていますのでご安心を)。物語の温かさと緊迫感、その両方を味わえる第3巻の魅力を一緒に振り返ってみましょう!
著者紹介
本作の著者は羽海野チカさん。代表作に青春群像劇の名作『ハチミツとクローバー』があります。温かな人間関係の描写や、読者の心に染みる繊細なストーリー展開を得意とする作風で知られています。『3月のライオン』でも、将棋の勝負の世界を舞台にしながら、主人公の孤独や葛藤、そして人と人との絆を丁寧に描き出しています。羽海野チカさんの優しいタッチのイラストやコミカルな演出(例えばネコたちが将棋を解説する可愛らしいシーンなど)は、本作のシリアスなテーマに明るさと癒しを与えてくれます。社会現象にもなった本作は、作者の持ち味である「切なさと温もり」が存分に活かされた傑作と言えるでしょう。
登場人物紹介
- 桐山零(きりやま れい):主人公の高校生プロ棋士。幼い頃に家族を亡くし、深い孤独を抱えていましたが、川本家の三姉妹との交流で少しずつ心境に変化が訪れます。第3巻では年末の過酷な対局を終えた後、体調を崩してしまい、川本家に助けられることに…。将棋では天才肌ながら、精神的には脆さも持つ彼が、この巻でどんな試練に向き合うのか注目です。
- 川本あかり(かわもと あかり):川本三姉妹の長女。優しく面倒見の良い性格で、零にとって姉のような存在です。第3巻では高熱で倒れた零を献身的に看病し、一緒に年越しを過ごします。亡き両親に代わり妹たちを守る彼女自身も、零の存在に救われていることが本巻で垣間見え、読者の心を打ちます。
- 川本ひなた(かわもと ひなた):川本家の次女で、中学生。天真爛漫で明るく、零にも友達のように接してくれる存在です。第3巻でも零の看病を手伝い、「れいちゃん」と呼んで親しく世話を焼く姿が微笑ましいです。ひなた自身の純粋さが、沈みがちな零の心を照らす大事な役割を果たしています。
- 川本モモ(かわもと モモ):川本家の三女で、まだ幼い女の子。人懐っこく零にも懐いており、愛らしいマスコット的存在です。第3巻では「れーちゃん、見ないでねー」とお風呂のシーンで無邪気に叫ぶ場面もあり、シリアスな展開の合間に癒しを与えてくれます。
- 二海堂晴信(にかいどう はるのぶ):零の同世代のライバル棋士であり親友。体格はぽっちゃりで病弱ですが、負けん気が強く情熱的なキャラクターです。第3巻では大舞台である獅子王戦トーナメントに彼も挑んでおり、零とは別ブロックで戦いを勝ち進めています。零にとって良き刺激を与えてくれる存在で、その奮闘ぶりも見逃せません。
- 島田 開(しまだ かい)八段:第3巻から登場するA級八段の棋士。30代半ばで、地道な研究と努力を重ねる実力者です。穏やかな人柄ながら対局では隙のない「負けない将棋」が持ち味。物語では零の前に立ちはだかる強敵として登場し、後に彼の成長を促す重要人物となります。
- 後藤正宗(ごとう まさむね)九段:こちらも第3巻より登場するA級九段。強面で威圧感たっぷりのベテラン棋士です。零の義姉・香子と因縁があり、零にとっては因縁深い相手。将棋においては重厚で力強い棋風で知られ、作中ではスミスなど他の棋士も圧倒する存在感を見せます。その強さと豪胆さが、零に大きな影響を与えることになります。
あらすじ
年末、零は連戦の疲れから高熱を出し、自宅で倒れてしまいます。そこへ突然訪ねてきた川本あかり・ひなた・モモの三姉妹が零を発見し、病院へ連れていきました。そのまま川本家で介抱されることになった零は、大晦日からお正月にかけて三姉妹とその祖父、そして飼い猫たちと一緒に年越しを過ごすことになります。炬燵(こたつ)でぬくぬくしながら紅白歌合戦を見て、いつの間にか皆でうたた寝…そんな何気ない温かな時間に、零は静かな幸福を感じます。年越しの夜、あかりは零に「あなたがいてくれなかったら、私きっと今ごろ一人で泣いてたわ」と漏らし、零は自分の存在が川本家にとっても支えになっていることを知り胸が熱くなります。
お正月、零は川本家で初詣やお節料理を楽しみ、久々に家族といるような穏やかな時間を過ごしました。そんな中、川本家の意外な秘密が明らかになる場面も…。なんと居間の片隅にお風呂が増築されており、零はうっかり川本姉妹のお風呂タイムに居合わせてしまって大慌て!昔ながらの造りの家ならではの微笑ましいハプニングで、読者にもクスッと笑いを提供してくれます。
こうして心身ともに回復した零は、いよいよ将棋の大舞台「獅子王戦挑戦者決定トーナメント」に挑みます。このトーナメントは各クラスの強豪棋士が集い、勝ち抜いた者が名人・宗谷冬司への挑戦権を得られるというもの。零もC級から勝ち上がり、本戦トーナメントに参加します。初戦で当たった相手はA級九段のベテラン棋士・辻井九段。格上との対局に零は苦戦しますが、必死の攻めで辛くも勝利をもぎ取りました。格上撃破に自信を深めた零は、次の相手として控える島田八段との対局に臨みます。その一方で、零の先輩棋士・山崎(通称スミス)も同じトーナメントを勝ち進み、A級棋士・後藤九段と対戦することに。後藤といえば、零の義姉・香子が想いを寄せる男性でもあり、零にとって複雑な因縁の相手です。
対局前、将棋会館で偶然顔を合わせた零と後藤。零は過去に香子を巡って後藤と衝突し痛めつけられた因縁があり、後藤も挑発的な態度で零に接します。入院中の妻がいるにもかかわらず香子を翻弄する後藤に、零は怒りが込み上げ拳を振り上げますが、周囲に止められて事なきを得ました。この一触即発の場面は読んでいてハラハラします。後藤への闘志を燃やす零は、「いつか盤上で叩きのめしてやる」と密かに決意を新たにします。
やがてトーナメントは準決勝戦へ。零は島田開八段と公式戦で初の対局を迎えます。事前に「島田八段は負けない将棋を指すタイプで長丁場になりそうだ、苦手だな…」と零は警戒していました。それでも「島田に勝って、因縁の後藤と決勝で戦うんだ!」と意気込んで対局に挑みます。序盤こそ零が攻めてリードを奪ったかに見えましたが、いつの間にか島田の堅実な指し回しに押し返され、形勢は逆転。島田の実力と粘り強さは零の想像を超えるもので、零は徐々に追い詰められていきます。必死に食らいつく零でしたが、最後は島田の前に完敗を喫してしまいました。目標としていた後藤との対決を目前で逃し、零はショックで呆然…。対局後、悔しさと自分への情けなさに打ちひしがれた零は、何日も飲まず食わずで眠り続けてしまうほど深く落ち込んでしまいます。
その後、失意の零を救ったのは意外な人物でした。学校の林田先生(将棋部の顧問でもある恩師)は零の様子を心配し、「落ち込んでる時に冷たいものなんか食べるな!温かいものをちゃんと取れ!」と叱咤激励します。そして「強くなりたいなら、島田八段の研究会に入ってみたらどうだ?」とアドバイスをくれました。実は島田も、弟弟子である二海堂と相談し、零を自分の研究会に誘ってみようと考えていたのです。島田は対局で感じた零の才能に興味を持ったようでした。
物語終盤、獅子王戦挑戦者決定トーナメントの決勝戦―島田八段 vs 後藤九段の三番勝負が繰り広げられます。初戦は貫禄ある重厚な将棋で後藤が先勝。しかし続く二局目、意地を見せた島田が壮絶な粘りと気迫で勝利し、一勝一敗のタイに持ち込みます。最終第三局は両者まさに意地と意地のぶつかり合い。息詰まる戦いの末、勝負を制したのは島田八段でした。疲労困憊で勝利を告げる島田の姿には凄みがあり、見届けた零も胸を打たれます。こうして島田開八段が名人・宗谷への挑戦権を獲得し、物語は新たな局面へと進んでいきます。零は敗北の悔しさを噛み締めながらも、島田に「ぜひ研究会に参加させてください」と頭を下げ、第3巻のラストで島田研究会に加わることを決意しました。悔しさをバネに強くなろうとする零の瞳には、新たな闘志が宿っています。
感想
第3巻は、読後に本当に色々な感情が湧き上がってくる内容でした。まず、冒頭の川本家での年越しエピソードには心が温まりました。零がお雑煮やお節料理を囲んで「家族」のように笑い合う様子は、読んでいるこちらまでほっこりします。普段は孤独を背負って生きてきた零が、「ここにいていいんだ」と感じられる場所を得たことに、思わずもらい泣きしてしまいそうでした。あかりが零に掛けた「あなたがいてくれてよかった」という言葉は、シンプルながら胸に刺さります。孤独だった少年と、家族を失った少女たち――お互いが支え合う関係にじんわりと涙腺が緩みました。
一方で、中盤以降の将棋の対局シーンは手に汗握る展開です。島田八段との対戦では、盤面の描写から駒音が聞こえてきそうな迫力が伝わってきました。羽海野先生の描く対局シーンは、コマ割りやモノローグの使い方が巧みで、まるで自分もその場で観戦しているかのような臨場感があります。零が追い詰められていく過程では、読んでいる私まで息が詰まる思いでした。結果として零は敗れてしまいますが、その瞬間の彼の心情描写は痛いほど伝わってきて、胸がギュッとなりました。負けた後に布団にくるまって動けなくなる零の姿はリアルで、勝負の世界の厳しさを思い知らされます。
それでも、この巻は決して暗いだけではありません。合間に差し込まれるユーモアや優しさが絶妙で、読後感を爽やかにしてくれます。例えば川本家のお風呂騒動のシーンでは、シリアスな流れの中に笑いが生まれ、一息つけました。さらに、将棋の難しい局面も川本家の飼い猫たちが「将棋ニャー」としてコミカルに解説してくれる演出には思わずクスリとしてしまいます。おかげで将棋に詳しくない私でも、猫ちゃんたちの解説で「なるほど、今こういう状況なのね」と楽しく理解できました。こうした細かな気配りが、本作を多くの人に親しみやすくしているポイントだと感じます。
正直に言えば、物語の後半は零が打ちのめされて落ち込む展開で、読んでいて辛くなる部分もありました。しかし、その分ラストで彼が再起しようと立ち上がる場面には胸が熱くなりました。辛さと温かさ、絶望と希望のコントラストが鮮やかで、読後には「早く続きが読みたい!」という気持ちが抑えられませんでした。個人的には、今回気になった点はほとんど無く、大満足の内容です。あえて言えば、将棋の専門用語や対局描写がやや難しく感じる方もいるかもしれません。でも大丈夫、この作品は将棋のルールがわからなくても十分楽しめるよう工夫されていますし、むしろ読んでいるうちに一緒に将棋の奥深さに引き込まれていきますよ。
考察・解説
第3巻で印象的だったテーマの一つは「居場所」と「絆」でしょう。零は長い間ひとりぼっちで、心を許せる家族を失ってしまった過去を持っています。そんな彼が川本家の人々に受け入れられ、「ここが自分の帰る場所かもしれない」と感じ始める描写は、この作品の根幹にある優しさを象徴しているように思います。年越しのシーンであかりが語った、自分も本当は寂しかったという本音と、零がそこにいてくれたことへの感謝の言葉。お互いに支え合う関係に、読者としても心が温かくなりました。川本家の三姉妹もまた、お母さんやおばあちゃんを亡くしお父さんが不在という状況で、零という存在に救われています。人と人が寄り添うことで孤独を癒やしていく——本巻はそんなメッセージを強く感じました。
もう一つのテーマは「挫折と成長」です。零はこれまで中学生でプロになった天才棋士として順風満帆に見えましたが、島田八段という大きな壁にぶつかり初めての大敗北を味わいます。才能だけでは通用しないプロの厳しさ、努力し続けることの大切さを、彼は身をもって知ることになりました。落ち込んで寝込んでしまう零の姿は見ていて辛いですが、それでも最後に彼が島田さんの研究会に飛び込んでいく決意をしたことで、一筋の光が差し込んだように感じます。負けを経験したからこそ、零はさらに強くなれる——この巻は主人公の成長物語の大きな転機となったと言えるでしょう。
また、島田開八段というキャラクターの存在も非常に興味深いです。彼は地味で堅実な「縁の下の力持ち」タイプですが、勝負にかける情熱は人一倍で、故郷の期待を背負いながら戦う姿が描かれています。胃痛持ちという人間味あふれる弱点もあり、読者からすると親しみを感じずにいられません。島田さんが努力と研鑽を重ねて強くなった人だというのは林田先生の「努力を絵に描いたような人だ」という評にも現れています。零にとって島田さんとの出会いは、将棋観や人生観を見つめ直すきっかけになったはずです。ある意味で、島田八段は未来の零の理想像—たゆまぬ努力で道を切り拓く“なりたい大人の姿”を体現しているとも考えられます。
そして、後藤九段の存在感も忘れてはなりません。初登場時は恐ろしいほどの圧で周囲を震え上がらせる「悪役」のような印象でした。しかし、物語を読み進めると彼にも人間らしい一面が垣間見えます。例えば、スミスとの対局後に冷静にスミスの棋風を分析しつつ「アイツの将棋も悪くない」と評する場面では、ただ威張って怖いだけの男ではないことが伝わりました。プロ棋士としての矜持や後輩への思いやりが感じられるシーンで、読者の中にも後藤を見る目が少し変わった人がいるのではないでしょうか。零との直接対決は持ち越しとなりましたが、この先物語が進む中で彼の本心や過去が描かれるのか、とても気になるところです。
他メディアとの比較にも触れてみましょう。『3月のライオン』はアニメ化と実写映画化もされており、第3巻のエピソードは映像でも大きな見どころとなっています。特にNHKで放送されたアニメ版では、第11話あたりで川本家での年越し回が描かれ、その癒やし度満点の演出に「涙腺崩壊した…」という視聴者の声が相次ぎました。あかり役の茅野愛衣さんの優しい声やBGMの温かいピアノの旋律が相まって、原作以上に涙を誘う名シーンとなっています。また、島田vs零の対局シーンもアニメ第二期でじっくり描かれ、駒音や沈黙まで映像で表現されることで緊張感が倍増していました。盤上に立ち昇る熱気や息遣いまで感じられるような迫力で、原作ファンも唸るクオリティでした。
実写映画版(二部作)でも、この第3巻前後の物語が丁寧に再現されています。桐山零を演じた神木隆之介さんは繊細な演技で零の葛藤を表現し、川本あかり役の倉科カナさんは包み込むような優しさで原作そのままの“あかりさん”でした。後藤九段を演じた伊藤英明さんの圧倒的な存在感も話題で、「あの威圧感は流石」とファンを唸らせました。映像ならではの演出で、例えば対局シーンの静寂や息づかいがよりリアルに感じられるので、漫画を読んだ方もぜひアニメや映画で第3巻のエピソードを体感してみてほしいです。
読者の反応
当該エピソードに対する世間の反響やSNS上の声を見てみましょう。第3巻が発売された当時、ファンからは様々な感想が寄せられました。
ポジティブな反応:
- 「川本家の優しさに号泣。本当に心が洗われるエピソードだった」と年越しのシーンに感動する声
- 「零と島田さんの対局、ページをめくる手が止まらない!緊迫感が凄い」と将棋対決の熱さを称賛する声
- 「猫の将棋解説が可愛くて分かりやすい!将棋初心者でも楽しめる工夫が嬉しい」と演出面を評価する声
- 「キャラクター一人一人の心情描写が丁寧で胸に響く」と物語の深みを絶賛する声
- 「読んだ後、温かい気持ちと続きが気になってソワソワ…最高の巻!」と総合的に本巻を推す声
ネガティブな反応:
- 「将棋の専門用語や展開が少し難しかった…」と将棋知識のない読者から戸惑いの声
- 「零と後藤の直接対決が見られず残念。次巻までお預けでモヤモヤ」という展開に対する率直な意見
- 「物語がシリアスな方向に進んで雰囲気が重い」と感じた読者も一部いる様子
- 「香子と後藤の関係がドロドロしていて少し苦手」と人間関係の生々しさに戸惑う声
- 「続きが気になりすぎてつらい!発売ペースがゆっくりなので待ち遠しい」と熱心すぎるがゆえの悲鳴も
全体的には、「涙が出るほど感動した」「熱い展開に痺れた」といったポジティブな反応が大半を占めていました。ネガティブな意見として挙がった点も、裏を返せばそれだけ物語に引き込まれている証拠と言えるでしょう。将棋の専門的な部分については「分からないけど雰囲気で楽しめる!」という声も多く、未経験者でも問題なく物語のドラマ性を味わえているようです。第3巻はファンの間でもシリーズ屈指の名エピソードとの呼び声が高く、発売当時も「3巻は神巻!」とSNSで話題沸騰でした。
次回への期待
物語はこの第3巻を境に、新たなステージへ動き出します。結局対決できなかった零と後藤の因縁はこのまま終わらないでしょうし、何より零は島田八段の研究会に飛び込む決意を固めました。次の第4巻以降では、零が島田さんや二海堂たちと切磋琢磨しながら棋力だけでなく人間的にも成長していく姿が描かれるのではないでしょうか。初めて挫折を経験した零が、この悔しさをバネにどんな飛躍を見せてくれるのか、とても楽しみです。また、島田八段 vs 宗谷名人のタイトル戦の行方も気になるところです。努力の人・島田さんが絶対的王者にどう挑むのか、ハラハラドキドキが止まりません。川本家の皆との日常にも何か新しい展開があるかもしれません。ひなたやモモの学校生活、あかりさんの恋の行方(?)など、穏やかな日常パートにも注目です。そして零の義姉・香子と後藤の関係も、この先物語に影響を及ぼしそうな予感が…。伏線が着々と張られている『3月のライオン』、第4巻以降も目が離せません!
関連グッズ紹介
作品の世界をさらに楽しみたい方のために、『3月のライオン』に関連するグッズや書籍をいくつかご紹介します。
- TVアニメ「3月のライオン」第1シリーズ Blu-ray/DVD:川本家との年越しや白熱の対局シーンを美しい映像と迫力の音響で堪能できます。原作の名シーンがどのようにアニメ化されたか、見比べてみるのも一興です。
- 実写映画「3月のライオン」前編・後編 Blu-ray:神木隆之介さん主演で話題となった実写映画版。漫画とはひと味違うリアルな演技と映像美で、第3巻のエピソードも臨場感たっぷりに描かれています。原作ファンなら俳優陣の配役にも注目!
- BUMP OF CHICKEN「アンサー/ファイター」(主題歌CD):アニメ版第1シリーズ主題歌「アンサー」と、コラボMVが話題を呼んだ「ファイター」を収録したシングルCD。作品の世界観にマッチした楽曲で、聴けば『3月のライオン』の感動が蘇ります。
- 公式ファンブック『3月のライオン おさらい読本 初級編』:キャラクター紹介や名場面の解説、羽海野チカ先生のインタビューなど、読み応えたっぷりの一冊。将棋コラムや設定資料も収録されており、ファン必携の内容です。
- 「将棋ニャー」マスコット&ラバーストラップ:作中でおなじみ、将棋を指す可愛い猫たち“将棋ニャー”がグッズに!思わず抱きしめたくなるぬいぐるみや、カバンに付けて楽しめるストラップなど、見ているだけで癒されるアイテムが揃っています。猫好きな方へのプレゼントにも◎。
まとめ
『3月のライオン』第3巻は、笑いと涙がぎゅっと詰まった神回でした!家族のような人との繋がりに心温まり、将棋の厳しい勝負の世界に手に汗握り…物語が大きく動いた重要な巻と言えるでしょう。私自身、この巻は★5中★4.5をあげてもいいくらいお気に入りです。零の苦悩と再起、そして川本家の温かさに、何度読み返しても心を揺さぶられます。「次はどうなっちゃうの!?」と続きを読みたくなる引きも見事でした。今後の展開にも期待が高まるばかりですね。
最後までお読みいただきありがとうございます😊 第3巻を読んだ皆さんは、どんなシーンに心を動かされましたか?ぜひ感想や考察をコメントで聞かせてください♪ この記事が面白かったと思ったら、SNSでシェアしてもらえると嬉しいです!それでは、引き続き一緒に『3月のライオン』の世界を楽しんでいきましょう🌟