皆さんは普段の読書、ちゃんと身になっていますか?
私は本を読むのは大好きですが、読んだ内容を忘れてしまったり、実生活に活かしきれないことがよくあります。
本を読んでも「時間とお金のムダだったかも…」なんて感じるのは、正直もったいないですよね。
そんな読書の悩みを解決し、読んだ本をスキルや収入アップにつなげるユニークな方法を教えてくれるのが、本山裕輔さんの『投資としての読書』です。
本好きとして本書を手に取った私は、その斬新な読書術に驚かされっぱなしでした!この記事では、「読書を自己投資に変える」画期的なメソッドと、本書を読んで感じたことを分かりやすくレビューしていきます。
Contents
【対象】誰におすすめの本か?
以下のような方に『投資としての読書』は特におすすめです。
- ビジネス書を読んでも内容が身につかず、すぐに忘れてしまう方
- 読書を自己成長やキャリアアップ(収入アップ)につなげたい方
- せっかく読むなら“元を取れる”読書がしたいと考えている方
- ビジネス書・自己啓発書が好きで、効率的な読書法を探している方
- アウトプット前提の勉強法や独学術に興味がある方
※ 小説や純粋な娯楽としての読書には直接関係しない内容ですが、「長期的な教養を積む読書」についても本書では「川下り型の読書」として触れられており、応用は可能です。
【プロフィール】著者:本山裕輔(もとやま ゆうすけ)さんはどんな人か?
本書の著者、本山裕輔さんは株式会社グロービスに勤務するビジネスパーソンです。
1992年生まれで佐賀県出身。慶應義塾大学商学部卒業後、外資系コンサルティング会社(PwC)で激務をこなしつつ、グロービス経営大学院でMBAを取得した努力家でもあります。
2019年に株式会社グロービスに入社し、グロービス経営大学院にて業務改革やデータマネジメントをはじめとしたDX(デジタルトランスフォーメーション)を主導。音声メディアVoicy「ちょっと差がつくビジネスサプリ」のパーソナリティを務め、オンライン動画サービス「グロービス学び放題」に出演するなど、企業内外でコンテンツ制作・発信にも携わっています。
個人でも年間300冊以上の本を読む読書家で、2019年からビジネス書評サイト「BIZPERA(ビズペラ)」を運営(月8万PVを達成)しています。Voicyやブログで培った発信力もあり、読書界隈では注目の存在です。
著書には本書『投資としての読書』(2023年)のほか、時間術に関する新刊『仕事ができる人がキリの悪い時間にやっていること』(2025年)などがあります。読書術や自己啓発分野で今後が期待される若手著者と言えるでしょう。
【内容、感想、書評】『投資としての読書』はどんな内容か?
テーマ
この本のテーマは、一言で言えば『読書のリターンを最大化する方法』です。
読書を「自己投資」と位置づけ、読んだ本の内容を確実にスキルや収入アップにつなげることを目指しています。
そのために著者の実体験に基づいた独自の読書術を紹介し、「読んだのに役立てられない」という状態から脱却するノウハウを丁寧に解説しています。
著者が激務の中でMBA取得を目指す過程で編み出したメソッドとあって、非常に実践的なのも特徴です。
結論・根拠
本書で著者が伝えようとしている結論は、「読書はアウトプット(成果)から逆算せよ」というもの。読書を「独学の一部」と捉え、成果を出すためのインプット術を磨く重要性が説かれています。その主なポイントをまとめると次のようになります。
読む前に8割が決まる:
- 読書の成果は「何を読むか」でほとんど決まるという考え方です。まず自分の課題や得たい知識を明確にし、それを解決できる本を厳選することが大切だと述べられています。やみくもに手当たり次第読むのではなく、「読む前の準備」が肝心というわけです。
アウトプット前提でインプット
- 「独学はアウトプットありき」が本書のキーメッセージ。
- 読書の前に「どんなアウトプット(成果)を出したいか」を設定し、その目的達成に必要な情報だけを効率よく吸収します。
- アウトプットの場(例:仕事でのプレゼンやブログ執筆など)を先に決めてしまうことで、インプットの質が飛躍的に向上するとのこと。
- 目的が明確であれば読む集中力も高まり、内容が血肉化しやすくなるといいます。
要点をペライチに要約
- 読んだ内容はA4用紙1枚に「問い・答え・根拠」のセットでまとめ上げます。
- 本の文章をそのまま写すのではなく、自分の言葉で構造的に整理するのがポイント。
- こうすることで知識が“構造体”として頭に残り、時間が経っても忘れにくくなるとされています。
- 実際、著者は一冊につき1枚の「読書要約シート」を作成し、知識をストックしているそうです。
各章の内容
本書は全4章で構成されており、それぞれ以下のテーマが扱われます。
第1章「費用で終わる読書、資産に変わる読書」
- 多くの人が陥っている“独学のワナ”を解説し、読書を単なる消費(費用)で終わらせず「知的資産」に変える考え方を提案します。
- 著者自身がMBA取得の経験から編み出した「アウトプットありきの独学サイクル」(独学を成功させる6つのステップ)について紹介されており、読書を含む学習全体の効率を上げるフレームワークが示されています。
第2章「成果は読む前に決まっている 二刀流選書術」
- 読書の成果の8割は読む前に決まるという信念のもと、効果的な本の選び方が詳しく語られます。
- 長期的視点で教養を蓄積する「川下り型」と、短期的な課題解決に直結させる「山登り型」という2種類の読書アプローチが紹介され、それぞれに適した選書のコツが示されます。
- 「良い書店の条件」や「Amazonレビューに頼らない」など、すぐに試せる実践的な選書テクニックも満載です。
第3章「本の要点を一瞬でつかむ ペライチ整理法」
- 本書の肝とも言える読書メモ術が解説されます。
- 重要な20%だけを読み取り素早く要点を掴む「高速回転読み」と、得た知識をA4一枚にまとめて“資産化”する「ペライチ整理法」が登場。
- ここでは「問い・答え・根拠」で構造化する要約方法や、逆にやってはいけない「写経メモ」(文章をそのまま書き写すメモ)など、具体的なテクニックと注意点が述べられています。
- さらにSNSやブログで読書アウトプットを発信するメリットにも触れられ、学びを深める工夫が盛り込まれています。
第4章「私の『資産本』コレクション」
- 著者が「資産になる」と太鼓判を押す厳選良書8冊が紹介されます。
- 『知的複眼思考法』『アイデアのつくり方』といった定番から、『問題解決の全体観』や『リーダーシップに出会う瞬間』などビジネススキル向上に役立つ本まで、幅広いジャンルの名著がリストアップされています。
- 各書籍ごとに著者自身の書評とペライチ形式のまとめが掲載されており、本書を通じて「次に読むべき本」に出会える楽しみも味わえます。
感想、書評
率直な感想として、本書は「読書ってこんなに能動的なものだったのか!」と目からウロコが落ちる思いでした。
読んだだけで満足していたこれまでの自分の読書スタイルを反省するとともに、今後は意識を大きく変えようと思わせてくれた一冊です。
著者自身が忙しい日々で編み出したメソッドということもあり、非常に合理的で無駄がなく、「社会人のための実践的な読書術」として完成度が高いと感じました。
特に印象に残ったのは、「アウトプットを起点にした読書」という発想です。
本書では「いかにアウトプットの場を先に作るか」に始まり、アウトプットの質を高めるためにインプットを行うという逆転のプロセスが強調されています。
従来の「まず読んで学んでから使おう」という発想とは真逆であり、初めは驚きましたが、そのメリットを読んで納得。
確かにアウトプットの締切や目的が決まっていれば、必要な知識を選び取る集中力が段違いになりますし、学びに対する当事者意識も嫌でも高まります。
この“先にゴール設定する”アプローチは、読書以外の学びや仕事にも応用できる汎用的なアイデアだと感じました。
また、一冊をペライチにまとめる要約術もすぐに試してみたくなりました。
私自身、読書ノートやメモを取ることはありますが、知らず知らずのうちに本の文章をそのまま抜き書きして満足してしまう癖がありました。
本書を読んで、「それではダメなんだ!」と反省。重要ポイントを自分の言葉で整理することで初めて「理解した」と言えるのだと気づかされました。
A4一枚にまとめるという制約もシンプルで良いですよね。ページ数無制限だとダラダラ書いてしまいがちですが、一枚と決めれば要点だけを抽出せざるを得ません。読書のアウトプット方法として非常に理にかなっていると思いました。
特に評価できるポイント
- 独自性と実用性の高さ:ただの読書テクニック集ではなく、「独学」「自己投資」といった高い視点から読書を捉え直している点が秀逸です。著者自身の体験に裏打ちされたメソッドなので説得力があり、「今日から実践してみよう!」と素直に思えました。
- 網羅的でバランスが良い:本書は選書術・読書術・アウトプット術と、読書の前から後まで一連の流れをカバーしています。例えば第2章で読む本の選び方、第3章で読んだ後の要約法まで扱うことで、「本を手に取ってから活用し尽くすまで」のプロセスが一本の筋として繋がりました。各章ごとの具体例も豊富で理解しやすかったです。
- 付録の「資産本」リスト:第4章で紹介される8冊の良書リストは、本好きには嬉しいおまけでした。「この読書術を使って実際に読むべき本」が提示されているようなもので、読了後に「次に何を読もう?」とワクワクさせてくれます。著者の書評付きなので内容のイメージもしやすく、私も早速何冊か購入リストに入れてしまいました。
気になった点
- 実践のハードル:内容に納得できるからこそ感じたのですが、実際に全てを実践するのは簡単ではないとも思いました。アウトプットの機会を意図的に作ることや、一冊を何度も読み直して要約する作業には、それなりの時間とエネルギーが必要です。本書で得た知識を宝の持ち腐れにしないためにも、自分なりに環境を整えて継続できる工夫が今後は求められそうです。
- 対象が限定的:本書のメソッドは主にビジネス書や実用書を想定しており、小説など娯楽的な読書には向かないかもしれません。「読んですぐ役立てる」ことが目的なので、純文学やエッセイをゆっくり味わいたい読書家にはピンとこない部分もあるでしょう。ただ、そういった分野の本でも「長期的な糧」として読む場合は第2章の川下り型の考え方が応用できるので、完全に無関係ではありません。
- 既存の読書術との共通点:革新的な内容とはいえ、中には他の本でも語られている「読書はアウトプットが大事」「目的を持って読む」といった基本的なアドバイスも含まれています。すでに読書術の定番書を読み漁っている人にとっては、新鮮味を感じる部分と「知っている内容だな」と思う部分が混在するかもしれません。その点、本書独自の切り口(アウトプット最優先など)に価値を見出せるかどうかで評価は分かれそうです。
【口コミ】
実際に『投資としての読書』を読んだ方々の声もチェックしてみました。
SNSや読書コミュニティ上の口コミを見ると、概ね評価は高いようです。以下にポジティブ・ネガティブ両面の意見をいくつかピックアップします。
ポジティブな口コミ
- 「実践的で目からウロコ! 次の日から早速アウトプットを意識した読書を始めています✨」
- 「読書の概念が変わりました。もう漫然と読まない!と心に決めました😄」
- 「ビジネス書好きにはたまらない内容。著者おすすめの本リストまで載っていて得した気分です。」
- 「アウトプットから逆算する発想がユニークで、仕事にもすぐ活かせそうだと感じました。」
- 「読書メモの取り方が革命的。おかげで積読本を読むモチベーションが爆上がりしました!」
ネガティブな口コミ
- 「内容はすごく参考になるけど、全部実践するのは正直ハードル高いかも…。自分のペースで取り入れます。」
- 「アウトプット前提という発想自体は面白い。でも普通の人には環境を整えるのが難しい部分もあるかなと思いました。」
- 「正直、他の読書術本と被る内容もいくつかありました。期待値を上げすぎると肩透かしを食うかもしれません。」
- 「活用できるのは主にビジネス書を読むときだけかな…。小説には応用しづらい内容でした。」
- 「概念は素晴らしいけど、私には少しストイックすぎる印象。本の内容を楽しむ余裕がなくなりそうで、そこは人を選ぶと思います。」
全体的には「読書法が劇的に変わった!」「早速アウトプットしてみたら成果が違う」といった好意的な反応が多数を占めています。
ただ一方で、「方法は有益だが続けるのは大変」「似たような話を聞いたことがある」という指摘も一部に見られました。
とはいえ、「読書を資産にする」という切り口は非常にユニークで、多くの読書好きに新鮮な気づきを与えているようです。
本書の話題性は高く、読書術に関心がある人たちの間で賛否両論含めて活発に議論されている印象でした。
まとめ ~私の評価は★★★★☆(5点満点中4.5点)~
『投資としての読書』は、「本を読んで終わりにしないで、ちゃんと自分の血肉に変えよう!」というメッセージを強く感じる一冊でした。
読書好きの私にとって、本書の提案するメソッドはまさに目からウロコで、今後の読書スタイルを大きく変えてくれそうです。
ビジネスパーソンや自己成長を求めるすべての人にとって、読書という何気ない行為が“未来への投資”に化ける可能性を教えてくれる良書だと感じました。
気になった方はぜひ手に取ってみてください。
読むほどに自分がアップデートされていく感覚を味わえるはずです!📚✨
皆さんは普段の読書で得た知識、うまく活かせていますか?
ぜひ感じたことや本書への意見をコメントで教えてくださいね😉
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
