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(あらすじ・感想)『半沢直樹』(2020年)第5話をミル!国家権力との全面対決と炸裂する名言

2020年版『半沢直樹』もいよいよ折り返し地点に突入!第5話は物語の舞台が銀行内の闘いから“銀行VS国家”という前代未聞のスケールに広がりました。7年ぶりの続編ということもあり放送前から注目度は抜群で、実際に第5話の視聴率は25.5%と今年のドラマ最高記録を更新しています。果たして半沢直樹(堺雅人さん)は国家権力を相手にどんな 「倍返し」 を見せてくれるのか? 放送後はSNSでも大盛り上がりで、早くも名ゼリフや展開が話題沸騰中です。

本記事では、『半沢直樹』第5話の見どころをたっぷりレビューしつつ、物語の裏側に迫る考察や伏線解説までお届けします。銀行員vs国家権力という胸アツ展開の中で何が起きたのか、ネタバレに配慮しつつ語っていきますので、未視聴の方もご安心ください。深い分析を交えながらも、ファン目線で親しみやすく綴りますので、ドラマ好きのあなたもきっと共感できるはず。それでは緊張感あふれる第5話の世界へ、一緒に倍返しの爽快感を味わってみましょう!

キャスト・キャラクター紹介

半沢 直樹(演:堺 雅人さん) – 本作の主人公である型破りな銀行マン。堺雅人さんは『リーガルハイ』や大河ドラマ『真田丸』など数々の話題作で主演を務め、コミカルからシリアスまで幅広い演技で知られるトップ俳優です。鋭い眼光と説得力あるセリフ回しで視聴者を惹きつける堺さんの演技は、第5話でも圧巻でした。銀行員・半沢直樹としての正義感と情熱を全開に、国家を相手にしても物怖じしない姿勢を熱演。特に終盤、社員たちを鼓舞する熱い演説シーンでは、半沢の信念とカリスマ性が存分に発揮されており、思わず画面越しに拍手したくなる迫力でした。

白井 亜希子(演:江口 のりこさん) – 今回から登場したキーパーソン、白井国土交通大臣。江口のりこさんは独特の存在感で定評のある実力派女優で、『時効警察』シリーズや『MIU404』などで個性的な役を演じ注目を集めました。白井亜希子は元キー局アナウンサーから政界に転身し、女性初の総理候補とも目される野心家キャラクター。江口さんは真っ白なスーツに身を包み、静かながら底知れぬ圧を放つ演技で視聴者を圧倒しました。そのカリスマ性は第5話でも遺憾なく発揮され、帝国航空再建を巡って「銀行潰し」に突き進む姿は怖さと痛快さが同居。終盤の「い・ま・じゃ・な・い(今じゃない)」という皮肉交じりの決めゼリフにはSNSでも「モデルは誰?」といった声が上がるほどで、強烈な印象を残しています。

乃原 正太(演:筒井 道隆さん) – 白井大臣が率いる「帝国航空再生タスクフォース」のリーダーで辣腕弁護士。筒井道隆さんは90年代のトレンディドラマ『東京ラブストーリー』で一世を風靡した俳優で、以降も数多くの作品で活躍しています。普段は温厚な役柄のイメージもある筒井さんですが、本作では銀行に高圧的に迫る嫌味な弁護士を怪演。第5話では常に薄笑いを浮かべながら相手を見下す態度で、“インテリヤクザ”さながらの迫力を見せました。中野渡頭取(北大路欣也さん)にまで食ってかかるシーンでは、その威圧感に思わずこちらも肝を冷やすほど。筒井さんの新境地ともいえる悪役ぶりが物語を一層ヒートアップさせています。

谷川 幸代(演:西田 尚美さん) – 帝国航空のメインバンクである開発投資銀行の担当次長。西田尚美さんは映画やドラマで脇役として安定感のある演技を見せるベテラン女優で、朝ドラなどにも多数出演。劇中では“鉄の女”の異名を持つやり手バンカーとして登場し、半沢の再建案に真っ向から対立します。第5話では冷静沈着に「筋を通せ」と半沢を叱責する場面があり、その毅然とした態度から一筋縄ではいかない強敵ぶりが伝わってきました。西田さんの静かながら芯の強い演技が光り、物語に重厚感を与えています。

紀本 平八(演:段田 安則さん) – 東京中央銀行に突如本店異動してきた債権管理担当常務。段田安則さんは舞台・映像で数々の名脇役を務めてきた実力派で、本作では旧T出身のエリート銀行マン紀本を怪しげに演じます。ニューヨーク支店から呼び戻され再建プロジェクトに加わったという設定で、人事異動の裏に何か秘密があるのでは…と視聴者の好奇心を掻き立てました。第5話では表立った動きは少ないものの、存在自体が不気味で、今後の展開で鍵を握る人物として要注目です。

箕部 啓治(演:柄本 明さん) – 進政党の大物政治家で、白井大臣を抜擢した黒幕的存在。柄本明さんは日本映画界を代表する名優で、癖のある役柄を演じさせたら右に出る者はいません。劇中の箕部幹事長も得体の知れない迫力を放つ人物として描かれており、第5話時点では直接の登場シーンは少なめですが、その名前が出るだけで場の空気が張り詰めます。半沢にとって真のラスボスとも言える存在だけに、今後どのように牙をむくのか、柄本さんの怪演から目が離せません。

このほか、第5話から物語に深く関わる帝国航空側のキャラクターも魅力的です。神谷 巌夫(演:木場 勝己さん)は帝国航空の社長で、組織と社員を守ろうと苦悩する姿を熱演。山久 登(演:石黒 賢さん)は帝国航空の財務部長で、老舗企業の金庫番としての責任と葛藤を体現しています。また、東京中央銀行から帝国航空に出向している永田 宏(演:山西 惇さん)にも注目。山西さんは『相棒』シリーズなどでお馴染みの個性派俳優ですが、本作では第5話にて重要な役割を担い、その演技が物語に波乱を起こしました。さらに、半沢の元部下で若手バンカーの田島 春(演:入江 甚儀さん)も再建プロジェクトに参加し、フレッシュな視点をもたらしています。

そして忘れてはならないのが、半沢を支える家族の存在です。半沢 花(演:上戸 彩さん)は半沢の妻であり良き理解者。上戸彩さんは『昼顔』『絶対零度』など主演作多数の人気女優ですが、本作では家庭で半沢を癒やしつつ、ときに厳しく叱咤する愛妻役を好演しています。第5話では出番こそ少ないものの、夫の昇進祝いにプレゼントを用意する等、温かみのあるシーンで作品にホッとする彩りを添えました。前作では花が情報収集や職場復帰で活躍する場面もありましたが、今作ではやきもち焼きな一面も見せており、上戸さんのチャーミングな演技に共感する視聴者も多いようです。

主要キャストたちの豪華競演とキャラクターの魅力が、第5話のドラマを一層盛り上げました。それぞれの役者さんが持ち味を発揮し、物語に厚みを与えている点も『半沢直樹』シリーズの大きな魅力ですね。

制作陣情報(監督・脚本・制作)

大ヒットドラマを支える制作陣にも注目しましょう。まず脚本ですが、2020年版『半沢直樹』では2013年版で脚本を務めた八津弘幸さんに代わり、丑尾 健太郎さんがメインライターを担当しています。丑尾さんはTBS日曜劇場枠の社会派ドラマを得意とする脚本家で、過去には長谷川博己さん主演の『小さな巨人』や池井戸潤作品である『ノーサイド・ゲーム』などを手がけました。緊迫感あふれる組織ドラマや逆転劇の描写に定評があり、本作でも原作の良さを活かしつつテレビ的なエンターテインメント性を高める巧みな脚色が光っています。実際、第5話でも半沢の痛快なセリフ回しや伏線の張り方など、視聴者を惹きつける展開は脚本の妙と言えるでしょう。

原作はご存知、池井戸潤さんの「半沢直樹」シリーズです。池井戸さんは『下町ロケット』で直木賞を受賞した経歴を持つ人気作家で、企業エンタメ小説の第一人者とも言われます。原作小説は現実の経済事件や企業再生の裏側をモデルにしつつ、勧善懲悪のカタルシスを味わえる痛快劇が特徴です。本ドラマでは池井戸作品の魅力が余すところなく映像化されており、第5話からは原作小説シリーズ第4作『銀翼のイカロス』のストーリーに突入しています。帝国航空のモデルは明らかに実在の「日本航空(JAL)」ですが、ドラマ版では社名やディテールを絶妙にアレンジ。例えば原作小説の表紙には赤い翼の飛行機が描かれていましたが、劇中の帝国航空のコーポレートカラーは群青色に変更されていました。一方で空港ロケでは全日空(ANA)の青い機体が映り込むなど、現実世界とのリンクも感じられる演出が面白いですね。

監督・演出陣はTBSドラマの黄金チームとも言える顔ぶれです。総合演出を務めるのは福澤 克雄さんで、前作2013年版『半沢直樹』や他の池井戸作品『陸王』『下町ロケット』でもメガホンを取った名匠です。福澤監督は映画さながらのダイナミックな演出と濃密な人間ドラマを描く手腕に定評があり、本シリーズでも要所要所で緊迫した駆け引きを見事に映し出しています。第5話の演出は若手の田中 健太さんが担当しました。田中健太さんはTBSドラマ制作部所属の演出家で、2013年版『半沢直樹』第8話で演出デビューしたあと、『ルーズヴェルト・ゲーム』(2014年)や『小さな巨人』(2017年)など企業ドラマで経験を積み、2018年『陸王』ではドラマアカデミー賞監督賞を受賞しています。福澤監督の下で研鑽を積んだ田中さんは、緻密な演出プランとテンポの良いカット割りで物語を盛り上げ、第5話でもクライマックスの社員説明会シーンなど臨場感抜群でした。

プロデューサーには伊與田 英徳さん川嶋 龍太郎さんといったTBSドラマのヒットメーカーが名を連ねます。特に伊與田さんは前作『半沢直樹』や『下町ロケット』も手掛けた実績があり、池井戸作品の魅力を熟知したうえで映像化に挑んでいます。第5話でも銀行vs国家という重厚なテーマを扱いつつ、エンタメ性を損なわない絶妙なバランスは制作陣の力量の賜物でしょう。また、新型コロナウイルスの影響で撮影スケジュールが遅延した際には、第8話の放送延期に合わせて急遽キャスト・スタッフによる生放送特番『生放送!!半沢直樹の恩返し』を企画するなど、柔軟な発想で作品を盛り上げた点も見逃せません。

演出面では、土下座シーンに代表されるインパクト重視の演出も話題です。2013年版最終話で大和田常務(土下座)を土下座させたシーンは「半沢直樹」と聞けば真っ先に思い出す名場面となりましたが、第5話でもそれに匹敵する迫力の場面がいくつか登場しました。制作陣はこうした「映える」シーンを意識的に作り込みつつ、リアリティとのバランスも取っています。例えば冒頭の白井大臣の記者会見シーンでは、実際の大臣就任会見さながらの舞台セットで説得力を持たせながら、江口のりこさん演じる白井のクセの強いキャラクター性を引き立てる演出がなされていました。

総じて、第5話の制作には経験豊富な脚本家と腕利きの演出陣が結集し、それぞれのプロフェッショナリズムが作品に反映されています。視聴者としては、緻密に計算されたストーリーテリングとダイナミックな映像表現により、毎週日曜夜に手に汗握る興奮を味わえるのが嬉しいですね。

あらすじ

※ここから先は、第5話のストーリー内容に踏み込んだ記述があります。未視聴の方はご注意ください。

東京セントラル証券での戦い(電脳雑伎集団の買収劇)に勝利した半沢直樹(堺雅人さん)は、第4話のラストで晴れて東京中央銀行本店への復帰を果たしました。しかし栄転早々、彼を待ち受けていたのは巨大企業「帝国航空」の再建という銀行史上最大級のミッションです。東京中央銀行には500億円もの帝国航空向け融資があり、このままでは不良債権となりかねない状況。中野渡頭取(北大路欣也さん)は半沢を本店営業部の再建担当リーダーに任命し、「何としても債権放棄(融資カット)は避け、帝国航空を立て直せ」と直々に指示します。

一方その頃、政界では新たに就任した白井亜希子国土交通大臣(江口のりこさん)が記者会見を開き、帝国航空の大胆な改革案を高らかに宣言しました。白井大臣は弁護士の乃原正太(筒井道隆さん)をリーダーとする直属の「帝国航空再生タスクフォース」を立ち上げ、帝国航空に融資しているすべての銀行に対し一律7割の債権放棄を要求すると明言したのです。このプランが実現すれば、東京中央銀行は約500億円もの融資債権を棒引き(回収不能)にせざるを得ず、銀行としては巨額の損失となってしまいます。まさに銀行VS国家権力の全面戦争が幕を開けた瞬間でした。

緊急役員会議が開かれ、頭取以下首脳陣は大混乱。【大和田暁(香川照之さん)】も会議に姿を見せ、債権カット7割となれば銀行が被る痛手の大きさを強調します。大和田は半沢にも顔を近づけ「半沢くん次第ってことですよ…ねぇ、半沢くん?」といやみたっぷりに囁き、半沢を挑発しました。半沢は無表情を貫きますが、古巣の因縁の相手である大和田からのプレッシャーに眉がピクリと動く様子は、視聴者にとっても緊張の瞬間です。このようにして「銀行の命運は半沢に託された」形となり、半沢は帝国航空再建に本格的に乗り出す決意を固めました。

翌日、半沢は東京中央銀行の再建チーム(渡真利忍〈及川光博さん〉や田島など有志メンバー)と共に帝国航空本社へ乗り込みます。帝国航空は日本を代表する老舗の大手航空会社ですが、近年の業績は悪化の一途を辿り、巨額の債務超過に陥っていました。加えて労働組合やOB(古参社員OB会)の力が強く、経営陣も身動きが取れない状態で改革が進まないという “昭和体質” を抱えていたのです。半沢たちはまず帝国航空のトップ3である神谷社長(木場勝己さん)山久財務部長(石黒賢さん)、そして東京中央銀行からの出向役員である永田(山西惇さん)に対し、銀行主導の再建プロジェクト案を提示しました。しかし当初、この3人は「自社の再建策は自分たちで考える」と半沢の提案を拒絶します。

ところがタイミングを同じくして、白井大臣のタスクフォースが「帝国航空の経営陣総入れ替え」さえ示唆する姿勢を見せ始めたため、神谷社長らも危機感を覚えます。「このままでは自分たちの首が飛ぶ」と悟ったトップ陣は一転して半沢に協力的となり、銀行案の詳細を聞き入れることにしました。こうして半沢率いる銀行再建チームは、帝国航空の現場調査を本格的に開始します。彼らは連日空港や格納庫に足を運び、整備士や客室乗務員、パイロットたちの仕事ぶりをつぶさに観察しました。その結果、半沢は「この会社はまだ 死んでいない」と確信します。従業員一人ひとりが誇りを持って職務に当たり、高いサービス品質と安全意識を守り続けていることを肌で感じ取ったからです。現場社員の士気とプロ意識が高い帝国航空ならば、自力で再建できる余地がある――半沢の中に闘志が漲りました。

そんな中、帝国航空のメインバンクである開発投資銀行からも動きが。企業金融部次長の谷川幸代(西田尚美さん)が半沢を呼び出し、「メインバンクである私たちを差し置いて勝手に再建を進めるのは筋が通らない。国に任せるべきでは?」と厳しく牽制します。これに対し半沢も一歩も引かず「債権カットになれば御行(開発投銀)も大損する。帝国航空は必ず自力再建できる」と断言し、谷川に協力を求めました。谷川は渋々ながら「あなたの言葉、信じてみる」と態度を軟化させつつも、自行として独自に再建案を検討する姿勢を示します。複雑な利害関係の中、半沢は他行とも駆け引きをしながらプロジェクトを進めることになりました。

帝国航空内部でも、改革に向けた機運が高まり始めます。半沢は現場視察の折、“グレートキャプテン”木滝というベテランパイロットと対面しました。35年の大ベテランである木滝機長は安全第一の信念を持ち、社員たちから慕われている存在です。当初、木滝は銀行から来た半沢たちに懐疑的で、「現場を知らない人間に何がわかる」と厳しい態度でした。しかし半沢は木滝のプロ意識を称えつつ、「御社(帝国航空)が再び羽ばたくには、社員一丸となった覚悟が必要です」と熱く語りかけます。その真剣な眼差しと情熱に心を動かされた木滝は、「……わかった、協力しよう」と応じ、彼を中心に従業員たちも半沢の再建策に賭けてみる流れとなりました。現場のキーマンである“空の男”を味方につけたことで、半沢は社内の士気を大いに高めることに成功します。

こうして満を持してまとめ上げた「帝国航空再建計画案」は、やはり相当の痛みを伴う厳しいものでした。具体的には、経営陣の報酬大幅カット、従業員の人員整理(リストラ)、不採算路線の大胆な廃止、不要資産の売却など、聖域なきリストラ策が網羅されています。帝国航空の神谷社長は苦渋の表情を浮かべつつも、「ここまでやらねば再生は不可能か…」と半沢の案を受け入れようとしました。銀行側と帝国航空側、現場社員も含めて、何とか再建に向け一丸となろうとした矢先――思いも寄らぬ 事態 が発生します。

なんと、極秘であるはずの再建計画案の内容が社内に 漏洩 してしまったのです。しかも社員たちに出回った案は、従業員にとって非常に不利益な項目ばかりが強調された形でした。例えば「大量リストラ」や「賃金・待遇カット」といった従業員側の痛みばかりが記され、肝心の「役員報酬カット」や「不採算路線整理」といった経営側の身を切る改革案が 意図的に削除 されていたのです。この偏った情報を目にした帝国航空の社員たちは激昂します。「銀行は我々従業員だけを切り捨てるつもりか!」「裏切り者め!」と怒りが社内に充満し、せっかく築かれかけた半沢への信頼は一瞬にして崩れ去ってしまいました。先ほどまで協力的だった木滝機長でさえ「半沢、お前は裏切り者だ!」と憤慨し、半沢に詰め寄る始末です。社内は大混乱に陥り、再建プロジェクトは暗礁に乗り上げてしまいました。

当然、半沢はこの漏洩事件に があると直感します。誰かが意図的に再建案を改ざんし、不満を煽るために社内リークしたに違いない――そう睨んだ半沢は早速調査に乗り出しました。まず目を付けたのは、社内メールに添付されて出回った再建案の電子ファイルです。ファイルの送り主を特定できれば犯人に辿り着ける可能性があります。とはいえ社内システムの調査には時間がかかるうえ、社外からの送信であれば突き止めるのは困難です。そこで半沢は 強力な助っ人 に白羽の矢を立てました。その人物とは、第1~4話で共闘したIT企業「スパイラル」社長の瀬名洋介(賀来賢人さん)です。

瀬名社長はかつて半沢に救われた恩もあり、「半沢さんの頼みなら何でもやりますよ」と快く協力を約束。高度な技術を駆使して社内リークメールの発信元特定に動いてくれました。瀬名の解析により、問題のメールは伊勢志摩のとある雑居ビルにある送信元から出されたことが判明します。伊勢志摩といえば帝国航空の関連会社や支店がある土地ですが、そのビルに帝国航空の部署は存在しないとのこと。不審に思った半沢は早速現地へ飛び、問題の雑居ビルを訪ねました。しかしそこには看板もろくに出ていない怪しげな事務所があるのみ。中を調べても人の気配はなく、重要書類らしきものも見当たりません。

調査の途中、半沢はその事務所の社名が「丸岡商工」という聞き覚えのない会社であることに気づきます。さらに、そこの社長・丸岡耕二が「ちょうど東京に出張中」との情報を得ました。この丸岡こそが怪しいと踏んだ半沢は、即座に東京へ舞い戻ります(その迅速すぎる行動はまるでRPGの瞬間移動魔法「ルーラ」を使ったかのようだ、と後に語られるほどでした…!)。丸岡の行き先を追ううちに、彼が都内のホテルで開催される 永田議員の激励会 に出席していることが判明します。

永田議員とは誰か? 実は、帝国航空に出向している永田宏の実兄である永田栄一衆議院議員(与党・進政党所属)です。永田(弟)が兄である永田議員の後援会パーティに丸岡を招待していた裏には、二人の繋がりがあるとにらんだ半沢は、自らも会場に姿を現しました。半沢の来場に気づいた永田(弟)は露骨に敵意をあらわにし、「あんたなんか銀行マンの面汚しだ!」と吐き捨てます。しかし半沢は動じず、丸岡ともども二人の様子をじっと観察しました。

そして迎えた 決戦のとき。帝国航空の社内では全社員を集めた「社員説明会」が緊迫感の中始まります。社員たちは一様に怒り心頭で、壇上に立つ半沢を次々と非難しました。「どうしてくれるんだ!」「お前のせいでクビになるのか?」――四面楚歌の状況です。しかし半沢はそれらの罵声を静かに遮り、マイクを握りしめてこう告げました。「皆さん、落ち着いて聞いてください。このリークされた再建案には 意図的に抜かれた部分があります!」。ざわつく社員たち。その中で半沢は、社内メールを流出させた 犯人の名 を指摘します。「この不自然な再建案を社内に広め、皆さんを裏切った真の裏切り者──それは…永田さん、あなた です!」。

突然名指しされた帝国航空出向役員の永田(山西惇さん)は色めき立ち、「証拠もないのにデタラメを言うな!」と猛反発。しかし半沢は余裕の表情で「まずはこちらをご覧ください」とスクリーンに映像を映し出しました。それはタクシー(ハイヤー)の車内に設置されたドライブレコーダー映像。画面には先ほどの永田と丸岡商工の丸岡が密談している様子がバッチリ記録されていたのです。永田は動揺を隠せませんが、「メールが何のことかわからない」とまだシラを切ろうとします。すると半沢は続けて別の映像を再生しました。

今度映し出されたのは、永田の兄・栄一議員の激励会で、半沢が丸岡に直撃して問い詰める隠し撮り映像です。実は半沢は激励会の後、密かに丸岡を追跡してタクシーに同乗し、リーク犯であることを自白させようと画策していました。映像内の半沢は執拗に丸岡を問い詰めますが、丸岡も頑なに口を割りません。そこで何と、そこへ 助っ人 として登場したのがあの木滝キャプテンでした。木滝は半沢から事の顛末を聞き、真相解明のため自ら協力を申し出てくれたのです。画面の中で木滝は丸岡に対し「私はいいから全部話しなさい!」と一喝。片や前方から半沢、後方から木滝に挟まれ、逃げ場を失った丸岡はついに観念しました。「すべて永田さんの指示でやったことです…」。そう白状する丸岡の声が会場に流れた瞬間、帝国航空の社員たちは一斉にどよめきます。

ここに至り、会場の空気は一変しました。先ほどまで半沢を糾弾していた何百人という社員たちが、いまや永田一人に怒りの矛先を向けたのです。「永田、お前だったのか!」「許せない!」と怒号が飛び交い、永田は青ざめます。完全に形勢逆転した半沢は、満を持して 必殺の啖呵 を切りました。

「帝国航空を見くびらないでいただきたい!」と声を張り上げた半沢は、目の前の永田だけでなく会場中の社員たちに語りかけます。「確かにこの会社は満身創痍の状態です。しかしまだ死んじゃいない。現場の社員たちは戦後の日本の空を守ってきた誇りを持って働いている。経営状態が悪化した今も、世界の航空会社満足度ランキングでは常に上位だ。安全性、サービス、スケジュール…すべてにおいて高評価を得ている。これは現場の一人一人が汗をかき守り抜いてきた伝統の証だ!」。半沢の熱すぎる演説に、社員たちはハッとして耳を傾けます。半沢は続けて永田に向き直り、「そんな帝国航空で 一番いらないコスト はお前だ、永田ァーー!」と叩きつけました。「出て行けーっ!!」――怒れる社員たちも一斉に永田を追放すべく叫び、永田はその場から逃げ出すように立ち去りました。

かくして、帝国航空内部の裏切り者は排除され、再び社員たちは半沢のもとに団結します。半沢の再建案により縦割り体質の見直しや現場主導の改革が進められる方向で一致し、まずは社内の大きな障壁が一つ取り除かれました。頭取の命を受けた半沢の奮闘で、銀行としても債権放棄を回避できる可能性が高まり、一件落着――かに見えました。

しかし、まだ終わりではありません。今度は政府側の逆襲が始まります。永田を失脚させた翌日、白井大臣の「帝国航空タスクフォース」は激しく反発を示しました。その代表として銀行側に乗り込んできたのが、リーダーの乃原弁護士です。乃原は半沢の前にズカズカと歩み寄ると、ネクタイを指で弾きながらドスの利いた口調で凄みました。「我々のやり方に口出しできるほどのノウハウなんか、どこにもねぇだろうが」。まさに“インテリヤクザ”な恫喝発言に、その場の銀行員たちは息を呑みます。半沢も鋭い眼で乃原を睨み返し、一歩も引きません。睨み合う両者――銀行 vs 国家権力の火花が散る中、物語は次回へ持ち越されることになりました。

以上が第5話のあらすじです。濃密な展開で文字にすると長くなってしまいましたが、要点を振り返ると以下のようになります。

  • 半沢が帝国航空再建プロジェクトのリーダーに就任。
  • 白井大臣がタスクフォースを発足させ債権7割カットを要求、銀行と全面対決に。
  • 半沢は帝国航空の経営陣や現場社員を巻き込み、自力再建案を作成。
  • 再建案が何者かに改ざん・リークされ社員の反発を招くも、犯人は永田と判明。
  • 半沢が証拠を突きつけ永田を追放し、社内の結束を取り戻す。
  • 最後に乃原弁護士が現れ、政府タスクフォースとの直接対決が本格化…!

緩急の利いたストーリー展開と、倍返しの爽快感が詰まった第5話でした。ここから先は半沢と国家権力の真っ向勝負がさらに激化しそうな予感です。

感想

第5話、めちゃくちゃ 熱かった ですね!視聴後しばらく興奮冷めやらず、「これぞ半沢直樹!」と膝を打ちました。まず何と言ってもクライマックスの社員説明会シーン。半沢が不正を暴いて永田を糾弾し、最後に放った「帝国航空で一番いらないコストはお前だ!」のセリフには思わず鳥肌が立ちました。【腐った肉の臭い】発言と双璧を成す名ゼリフとしてSNSでも絶賛されていましたね。あの瞬間の堺雅人さんの鬼気迫る表情といい、山西惇さん演じる永田の小物悪党っぷりといい、役者さんたちの演技合戦に拍手喝采です。社員たちが「出て行けー!」と一斉に叫ぶシーンでは、自分も画面の前で「倍返し成功!」とガッツポーズしてしまいました。

物語前半は新章が始まったばかりで登場人物も一気に増え、少し情報量が多かったですが、それでもぐいぐい引き込まれました。帝国航空編から登場の白井大臣(江口のりこさん)と乃原弁護士(筒井道隆さん)がまた強烈で…!白井の「い・ま・じゃ・な・い」という冷徹なキメ台詞には思わずゾクッとしつつも、SNS上では「笑ってしまった」「誰の真似だろう?」なんて声も出るほどクセになるキャラですね。江口さんの飄々とした演技がハマり役で、悪役ながらちょっと可愛らしさすら感じてしまう不思議な魅力があります。筒井さん演じる乃原も、普段のイメージと全然違う凄みでびっくり!穏やかな二枚目俳優の筒井さんが、ガラの悪い弁護士をここまで憎たらしく演じるとは。銀行の重役たちを前に「ちょっと黙っててもらえます?」と小馬鹿にした態度を取るシーンなど、本当に腹立たしいんですが、それだけ演技が上手い証拠ですよね。お二人とも嫌味キャラを魅力的に体現しており、第5話からの物語にピリリとスパイスを効かせてくれました。

一方で、前半(第1~4話)で強烈だった大和田常務(香川照之さん)や伊佐山部長(市川猿之助さん)が今回は控えめだったせいか、「少し物足りない?」と感じた部分も正直ありました。猿之助さん演じる伊佐山の顔芸&大げさな怒鳴り合いなど“歌舞伎的”なノリに慣れてしまったせいか、急にリアル寄りの権謀術数劇になって圧が足りないように映ったのかもしれません。とはいえ、これは贅沢な悩みですね…。第5話も十二分に熱量高かったですし、今後大和田含めお馴染みキャラたちもまた暴れてくれるでしょうから、期待しています。「大和田さん、ちょっと影薄くなってません?」なんて冗談まじりに心配する声もありましたが、きっと彼なら最後に美味しいところを持っていってくれるはず!

今回特に印象的だったのは、半沢の部下や仲間たちの活躍と信頼関係です。スパイラル社長の瀬名(賀来賢人さん)が再登場してハッキング調査で協力してくれたシーンでは、前章からの縁がこう繋がるのかと胸が熱くなりました。「半沢さんのためなら何でもやりますよ」というセリフ、グッときましたね。また、元敵だった木滝キャプテンまでもが半沢を助ける側に回ってくれた展開には痺れました。木滝さんが丸岡を説得する場面、「私はいいから話しなさい」という男気あふれる姿に思わず涙…。半沢のまっすぐな姿勢が、敵さえも心を動かして味方にしてしまう――ここに半沢直樹の人間的魅力が表れていると思います。まさに人望と熱意で道を切り拓くヒーロー像で、見ていて爽快でした。

もちろん良かった点ばかりではなく、ちょっとしたツッコミ所もありました。例えば、半沢が伊勢志摩と東京を目まぐるしく行き来するくだりは「どんだけ瞬間移動するの早いの!」と笑ってしまうほどでしたし(ドラマだから仕方ないですが、あのフットワークはもはや超人ですね)、重要な会話が都合よくドライブレコーダーに録音されていたりと、ご都合主義かな?と思う展開も無くはないです。でも、そこはもうお約束として楽しんだ者勝ちでしょう。むしろTwitterでは「半沢ならルーラくらい使えるさ」「録画しといて良かった黒崎(前シリーズの検査官)が実は車内に!」なんて冗談交じりのツイートも見かけ、みんな分かった上で楽しんでいるんだなと感じました。

今回描かれた「銀行と国家の対決」という図式は、一歩間違えると重苦しくなりそうなテーマですが、ところどころに ユーモア が挟まっているので見やすかったです。冒頭で大和田が半沢にちょっかいを出して「ねぇ半沢くん?」と顔を寄せるシーンなんて、緊迫の会議室なのに微妙に笑いそうになりました。あの 距離感ゼロ の顔芸はもう半ばギャグですよね(笑)。ある視聴者さんが「大和田と半沢でもうオッサンズラブ入ってる」とコメントしていて吹き出しました。香川照之さんの怪演が恋しくもありつつ、江口さん筒井さんの新キャラ陣もいい味出しているので、これはこれでシリーズに新鮮さが出て良いバランスだと思います。

ラストシーン、乃原弁護士がタンカを切って半沢と睨み合うところで終わりましたが、いや〜続きが気になって仕方ない!「次週予告で黒崎検査官が出る?!」なんて情報も飛び込んできて、興奮が止まりません。黒崎(片岡愛之助さん)といえば前シリーズの名物オネェ検査官ですから、また「お・し・お・き」攻撃が炸裂するのか…と想像するだけでニヤニヤしちゃいますね。第5話は半沢が一旦勝利した形で終わりましたが、きっと次は国家権力側が壮絶な倍返し(反撃)を仕掛けてくるはず。まだまだ油断できない展開に、こちらもハラハラドキドキが止まりませんでした。

総じて、第5話は新章幕開けに相応しい 濃密で痛快な神回 だったと思います。半沢直樹らしい勧善懲悪のカタルシスと、人情ドラマとしての胸アツ要素、その両方を存分に味わえて大満足でした。銀行マンと航空会社社員が心を通わせ共闘する姿には素直に感動しましたし、権力者に立ち向かう半沢の姿には「自分も明日から仕事がんばろう!」と勇気をもらえました。やはりこのドラマ、ただのエンタメ以上に現代の働く人へのメッセージが込められているように思います。視聴者の皆さんは第5話、どう感じましたか?私はすっかり半沢ワールドの虜で、来週が待ち遠しくてたまりません!

考察・解説

第5話は物語の転換点となる回であり、いくつか興味深い 伏線 やテーマが浮かび上がってきました。ここではストーリーをさらに深掘りし、第5話で提示された謎やメッセージについて考察してみます。

① “銀行VS国家”の構図と政治介入の裏目的
銀行と政府の全面衝突というスリリングな展開ですが、その裏にはいったい何があるのでしょうか。白井大臣と乃原弁護士は帝国航空への債権7割放棄を強引に迫っていますが、単に「国民のための企業再生」という大義だけでは説明がつかない強権ぶりです。鍵を握るのは白井を裏で操る政界の黒幕・箕部幹事長(柄本明さん)の存在でしょう。箕部は進政党の実力者で、白井を大臣に抜擢した張本人です。おそらく彼の狙いは、帝国航空再建を利用して自身の権力や利権を拡大することにあります。例えば、帝国航空への公的支援や再建利権に絡めて、特定の企業や政治家仲間に利益を配分しようとしているのではないか、と推測できます。

実際、第5話では永田宏(山西惇さん)が兄の永田議員(進政党)へ裏金提供をしていた事実が明らかになりました。永田は帝国航空の立て直しどころか、自分の私腹を肥やしつつ兄の政治資金に貢ぐという 腐敗 に手を染めていたわけです。この腐敗構造の先にいるのが箕部幹事長ではないでしょうか。箕部は永田議員を長年支えてきた秘書・笠松(児嶋一哉さん)を白井大臣付きに送り込んでいるなど、政界・官界・銀行の動きを掌握している様子が伺えます。つまり、帝国航空問題の背後には「政界の大物 vs 銀行マン半沢」というさらなる対立軸が潜んでいるのです。

この構図は、現実のJAL再建における政治主導の構造調整を彷彿とさせます。池井戸潤さんの原作『銀翼のイカロス』でも、政財界の闇や不正融資の問題がテーマになっていました。ドラマ版でも今後、その部分がクローズアップされる可能性が高いでしょう。例えば劇中では「旧T時代の20億円融資の闇」というキーワードや、箕部幹事長と銀行幹部との癒着を示唆するエピソード(紀本常務の怪しい動きなど)が散見されます。紀本(段田安則さん)が旧東京第一銀行(旧T派)の有力者でありながらニューヨークから呼び戻された件や、半沢の情報源である料亭の女将・智美(井川遥さん)が紀本の話題に敏感に反応していた描写も、何やら裏につながっていそうです。「棺の会」と呼ばれる秘密のキーワードも原作に登場しますが、これは箕部と旧T銀行員らによる不正の隠蔽工作を指すものです。ドラマでも伏線として、第5話までにチラリと示唆されていました(例えば智美が紀本の噂話に耳を立てていたシーンなど)。

以上を踏まえると、第5話時点で解決した永田の不正事件は、物語全体から見ればほんの序章に過ぎません。半沢は銀行員として社内の裏切り者を排除しましたが、真の敵は 政官財の癒着構造 に潜む巨悪──つまり箕部幹事長ら政治家グループです。今後、白井&乃原コンビとの戦いが激化する中で、この巨悪の正体が徐々に暴かれていくことでしょう。最終的には、半沢が銀行マンの枠を超えて国家権力の汚職を暴く展開になるのでは…と予想できます。半沢直樹シリーズらしい 「倍返し」 とは、目の前の相手に一矢報いるだけでなく、その背後にいる本丸をも叩き潰すこと。第5話で永田を成敗した半沢は、次なる標的としてさらに大きな敵に挑む段階に入りました。箕部幹事長というラスボスに対し、どんな策と証拠で立ち向かっていくのか、今から目が離せません。

② 半沢のスピーチが投げかける“働くこと”へのメッセージ
第5話で特に心を打たれたのは、半沢が社員説明会で語った長ゼリフです。帝国航空の現場社員たちの誇りと努力を称え、「会社を支えているのは現場の一人一人だ」という趣旨の内容でした。このスピーチには、現代の私たち視聴者に向けた熱いメッセージが込められていると感じます。

現実社会においても、大企業の経営破綻やリストラのニュースは珍しくありません。そうした中で、従業員が「自分の働きに誇りを持てなくなる」「どうせ上が決めることだから…」とモチベーションを失ってしまうことも多いでしょう。しかし半沢の言葉は、まさにその風潮に一石を投じています。「どんな会社にいても、どんな仕事をしていても、自分の仕事にプライドを持って日々奮闘し、達成感を得ている人こそ本当の勝ち組なんじゃないか」。これは第4話で半沢が語ったセリフですが、同じ精神が第5話にも通底しています。劇中の帝国航空社員たちは給料カットや将来不安で不満を抱えていたかもしれません。しかし半沢は「現場が支えてきた伝統」に光を当て、「あなたたちの努力は無意味じゃない」とエールを送りました。

このメッセージに、多くの視聴者が胸を打たれています。実際、「どんな立場でもプライドを持って働くことの大切さ」を説く半沢の言葉に泣いたという感想がSNSでも多数見受けられました。有名人ではZOZO創業者の前澤友作さんがTwitterで半沢の台詞を引用し「ここで泣いた」と投稿して話題になったほどです。この反響からも、半沢直樹というドラマが単なる勧善懲悪の痛快劇に留まらず、現代の働き方や仕事観に訴えかけるメッセージ性を持っていることが分かります。

さらに、半沢のスピーチは 組織改革の困難さと必要性 についても示唆していました。帝国航空は古い体質ゆえに改革が進まなかった企業ですが、半沢たち外部の力でようやく風穴が開き始めました。「縦割りで凝り固まった社内風土にメスを入れるのは非常に困難。しかしそこに風穴を開け、新しい風を入れることこそ社会で生き残る本質だ」と第5話は語りかけています。これは現実の企業にも当てはまる普遍的なテーマです。常に現状に満足せず改革・改善を続けること、従業員も他人事と思わず主体的に考えること――半沢の言葉は、我々視聴者(現代のサラリーマン)の胸にも突き刺さります。「どうせ自分なんて…」「会社なんてそんなもの…」と冷めた思いで働いている人がいたら、「それでは会社も自分も長続きしない」と喝を入れているようにも感じました。

池井戸潤さんの作品は往々にしてこうした働く人へのエールが込められています。半沢直樹シリーズも例外ではなく、バブル期入行組(半沢世代)の苦境や下剋上を描く一方で、真面目に汗を流す現場の人々への賛歌になっています。第5話ではそのメッセージ性が特に色濃く表れており、ただ悪を倒す爽快感だけでなく「明日から自分も頑張ろう」と思わせてくれる力がありました。

③ ドラマならではの演出と現実との比較
考察ポイントから少し離れますが、第5話で感じたドラマ独自の工夫についても触れておきたいです。先ほど触れたように、帝国航空はJALがモデルであり、現実のJAL再建劇を想起させる設定が散りばめられています。しかし映像化にあたっては、あえてディテールを変えたり架空要素を混ぜたりしているのが興味深いところです。

例えば帝国航空の社名やロゴカラーの変更もそうですが、劇中で空港シーンを多数入れ込んで臨場感を出していた点も印象的でした。格納庫でのシーンや実際のANA機の映り込みなど、ロケ撮影に力を入れることで、「銀行×航空会社」というスケールの大きな世界観を視覚的にも楽しませてくれました。原作小説では文章でしか表現できない部分を、ドラマでは大勢のエキストラや本物の空港設備を用いて再現しており、その迫力は大スクリーンで映画を観ているかのようでした。第5話では特に、空港の格納庫で半沢が木滝たち社員に語りかけるシーンがありましたが、実際に大きな旅客機を背景にして俳優たちが演技をする様は圧巻でしたね。おそらく羽田空港や茨城空港などが撮影協力しているようで、航空ファンもニヤリとできるサービスカットだったと思います。

また、SNS時代ならではの演出として、共感を呼ぶ名ゼリフやシーンの配置が巧妙だとも感じました。半沢直樹といえば「倍返しだ!」が2013年の流行語になるほどブームになりましたが、今回の第5話でもそれに匹敵するインパクトワード(例えば「腐った肉の臭い」「今じゃない」「お前がコストだ」など)が次々飛び出しました。案の定リアルタイムでTwitterは大盛り上がりで、放送日は関連ワードがトレンドを独占していました。実は本作、全話通して世界トレンド1位を取るほどSNS上でも話題になっていたんです。製作側もそうした盛り上がりを意識してか、「CM前の引き」や「CM明け直後」にドカンと見せ場を作る構成になっており、視聴者が思わずそのタイミングでツイートしたくなる仕掛けが随所に見られます。第5話でも、永田を追及するシーンの前後で視聴者の興奮がピークに達するよう演出が組まれていたように思います。ドラマ本編中は皆集中して見て、CM入ると一気に感想を投稿→また本編中は沈黙…というメリハリがデータとしても表れているそうです。

さらに、過去シリーズや他作品とのリンクもファンにはたまらない要素です。今回瀬名(賀来賢人さん)が再登場したシーンは、『ロスジェネの逆襲』編(第1~4話)の伏線回収として盛り上がりましたし、次回以降は2013年版キャラの黒崎検査官やさらには大和田常務の動きも注目です。池井戸作品は世界観が緩やかにつながっていることも多く、第5話時点でも「金融庁」や「東京中央銀行旧T派vs旧S派」など、前シリーズからの継続要素がちらほら出ています。例えば、永田がやっていた架空発注の手口は過去のシリーズでも登場した典型的な銀行員の不正パターンですし、伊勢志摩ステート(前作の舞台の一つ)というワードも会話に出てきてニヤリとしました。シリーズファンへのサービスを忍ばせつつも、新規視聴者にも分かりやすい構成になっているのはさすがだなと感じます。

以上、いくつかの観点で第5話を考察・解説してみました。帝国航空編の本質は単なる企業再生劇ではなく、「現場 vs 上層部」「銀行 vs 政治」「旧来組織 vs 新しい風」といった多層的な戦いであり、そこに現代社会へのメッセージが込められていると分かります。半沢直樹という作品が単なる痛快娯楽に留まらず、視聴者に社会問題を考えさせたり自身の働き方を振り返らせたりする力を持っている点に改めて感心しました。第5話時点で張られた伏線やテーマが、この先どのように回収・昇華されていくのか楽しみですね。

視聴者の反応

第5話放送直後から、SNS上ではさまざまな反響が飛び交いました。Twitterのトレンド欄には「#半沢直樹」「#倍返し」「白スーツ大臣」など関連ワードが軒並みランクインし、ファンの盛り上がりが伺えました。ここでは視聴者の代表的な反応をポジティブ・ネガティブ双方から拾い上げてみます。

ポジティブな声(好意的な反応)

  • 「半沢の『あなたからは腐った肉の臭いがする』発言、痛烈すぎてスカッとした!今日イチの名言だわ」
  • 「白井大臣役の江口のりこさんハマり役すぎる。『い・ま・じゃ・ない』に爆笑しつつ鳥肌…。実在の◯◯議員がモデル?ってSNS騒然」
  • 「社員説明会のシーンで不覚にも泣いた。半沢の言葉に自分の仕事への姿勢を考えさせられた…胸アツ!」
  • 「大和田常務が会議でささやく場面、相変わらずの顔芸で笑った。香川さん存在感抜群w 次も出てほしい!」
  • 「視聴率25.5%もうなずける神回。銀行vs国家のスケール感といい、展開のジェットコースターっぷりといい、最高に面白かった」

ネガティブな声(否定的・批判的な反応)

  • 「新章に入ってからなんか圧が足りない?猿之助さん(伊佐山)退場のせいか“顔芸”成分が減って半沢直樹っぽさが薄れた気が…」
  • 「花(上戸彩)の出番が少なすぎて残念。前作ではもっと奥さん活躍してたのになぁ」
  • 「白井大臣とか乃原弁護士とか、キャラが漫画すぎてリアリティ無いとの声も。まあフィクションだから楽しんだ者勝ちだけど、やり過ぎ感はあるかも」
  • 「半沢が瞬間移動したり証拠映像バッチリ撮れてたり、ご都合主義すぎるという批判もチラホラ。確かに現実味ゼロだけど、そこを楽しめるかどうかで評価分かれそう」
  • 「いつも同じパターン(悪事暴いて土下座or退場)なので、意外性が無いと感じる意見も。一部では『ワンパターンで飽きた』なんて声もあって悲しい…」

第5話に関する視聴者の声を総合すると、概ね 「爽快感が凄い」「キャラクターが魅力的」 といったポジティブ評価が多数を占めていました。「今日も面白すぎてあっという間だった」「日曜の夜が楽しみで仕方ない!」という声が多く、シリーズ中盤に入っても高い熱量を保っています。特にSNS上では、半沢の痛快な台詞回しや江口のりこさんの怪演がバズっており、「腐った肉」「白スーツの江口さん」などのワードがトレンド入りしていました。また、視聴率の高さも相まって家族で楽しんでいるという反応も散見され、日曜劇場のエースとしての風格を感じさせます。

一方で、ネガティブな意見として出ていた「展開がご都合主義」「マンネリでは?」といった指摘も興味深い点です。確かに勧善懲悪パターンが毎回踏襲されているため、新鮮味を求める一部視聴者には物足りなく映る部分があるのかもしれません。ただ、そうした批評も含めてネット上で議論が盛り上がるのは、この作品がそれだけ注目されている証拠でしょう。実際、「半沢直樹」視聴者の半数以上がTwitter等を利用しながら鑑賞していたというデータもあり、皆でツッコミつつ楽しむ視聴スタイルが確立されている感があります。

総合すると、第5話はおおむね好評で、「帝国航空編も期待通り面白い!」という声が圧倒的でした。ポジティブな反応が多くシェアされたことで、新章スタートの回としてSNS上でも大いに話題になったと言えます。今後さらに物語が佳境に向かうにつれ、視聴者の熱量も一層ヒートアップしていくでしょう。ぜひ皆さんの感想や意見もコメント欄などで聞かせてくださいね!

次回への期待

怒涛の展開となった第5話を経て、物語はいよいよ佳境に突入します。次回・第6話以降、一体どんなドラマが待ち受けているのか、予告やこれまでの流れから 注目ポイント を挙げてみましょう。

まず間違いなく焦点となるのが、半沢と政府タスクフォースとの直接対決です。第5話のラストでは乃原弁護士が半沢に食ってかかり、一触即発のムードで幕を閉じました。次回予告によれば、乃原は帝国航空の再建案を巡ってさらに横暴な手段に出る模様。半沢たち銀行団がまとめた再建計画をことごとく否定し、「牙をむいた政府の刺客」として立ちはだかるとのことです。さらに、予告映像には金融庁の黒崎検査官(片岡愛之助さん)の姿も!黒崎といえば前シリーズで半沢を追い詰めた因縁のオネエ口調検査官ですが、どうやら政府側の新たな刺客として再登場するようです。これは半沢にとってかなり厄介な相手が増えることになります。黒崎 vs 半沢の再戦はファン垂涎のカードだけに、今からワクワクが止まりません。

物語上の焦点は、ズバリ 「債権カットを阻止できるのか?」 でしょう。白井大臣と乃原リーダーは7割債権放棄を各銀行に強要していますが、第5話で東京中央銀行(半沢)は社内改革案を通して債権放棄無しでの再建に道筋をつけました。しかし他の融資行(開発投銀や他行)が同調しなければ、帝国航空再建は成り立ちません。次回以降、半沢は各銀行を説得し 「債権放棄拒否」の包囲網 を築こうと奔走するのではないでしょうか。一方、政府側も黙っておらず、黒崎検査官を使って東京中央銀行に揺さぶり(金融庁検査)をかけたり、法律や行政権限を盾に圧力を強めてくることが予想されます。半沢 vs 白井&乃原&黒崎の構図は、シリーズ史上最も困難な戦いと言えそうです。果たして半沢は「銀行のプライド」を守り抜き、国家権力に倍返しを食らわすことができるのか──手に汗握る攻防戦が待っています。

また、物語の裏で蠢く 箕部幹事長の秘密 にも注目です。白井大臣の背後にいる箕部(柄本明さん)が本格的に姿を現し始めれば、半沢たちが暴こうとしている不正融資の過去や、「棺の会」の謎などが明らかになるでしょう。紀本常務(段田安則さん)の動向も要チェックです。第5話では静観していた彼ですが、旧T派である彼が箕部に絡んだ不正に関与している可能性は高いです。半沢が社内の敵(永田)を倒した今、次なる内部の敵は紀本かもしれません。となると、大和田暁(香川照之さん)の出番も増えてきそうです。大和田は紀本と同じ旧T派閥の有力者であり、半沢の宿敵でありながら奇妙な共闘関係になる可能性もあります。第5話では半沢に嫌味を飛ばしていた大和田ですが、もし箕部幹事長の悪事を暴くとなれば利害が一致する場面も出てくるかもしれません。味方になるのか、それとも再び半沢を陥れるのか、大和田の一挙一動からも目が離せません。

そして何と言っても視聴者が期待しているのは、「倍返しだ!」の炸裂する瞬間でしょう。今シリーズでは第1話で半沢が「やられたらやり返す、倍返しだ!」と宣言して以来、各話クライマックスで痛快な逆転劇を見せています。第5話では永田に対する倍返しが見事決まりましたが、次は乃原や白井、さらに箕部という強大な敵に対して、半沢がどんなカウンターパンチを放ってくれるのかが最大の見どころです。「1000倍返し」や「お前なんか銀行員の面汚しだ!」など、前シリーズの名台詞を超えるインパクトある展開が用意されているのでは…と期待せずにはいられません。

視聴率も右肩上がりで盛り上がる『半沢直樹』2020年版、第6話以降も絶対に見逃せません!物語後半戦では、さらなる伏線回収やサプライズ登場人物もあるかもしれません。例えば前作で土下座した大和田常務がどう絡んでくるのか、黒崎検査官と半沢のバトルの行方、そして因縁深い半沢と大和田の奇妙な関係にも決着がつくのか…。考えるだけでドキドキしますね。次回予告では「半沢、敗北!?」という不穏な文字も踊っていましたが、これまで無敗の半沢がもし窮地に陥るとすれば、それは物語最大のクライマックスになるはず。そこからどう這い上がり、倍返しを果たすのかまで含めて想像すると、期待が高まるばかりです。

次週以降、日曜夜はますます熱くなりそうです。半沢の信念と執念が国家という巨壁にどこまで通用するのか、視聴者として全力で見届けたいと思います。そしてもちろん、次回のレビュー記事でも衝撃の展開を振り返り考察していきますので、ぜひお楽しみに!引き続き我らが半沢直樹の戦いを応援していきましょう。

配信情報・視聴方法

「半沢直樹」(2020年版)はTBS系列の日曜劇場枠で放送されましたが、現在は各種動画配信サービスでも視聴可能です。見逃してしまった方や、もう一度じっくり復習したい方も安心してください。

U-NEXT(ユーネクスト)/ Paravi – 『半沢直樹』シーズン2(2020)の全話が見放題配信中です。Paraviは2023年にU-NEXTと統合されたため、現在はU-NEXTで配信が継続されています。U-NEXTには31日間の無料トライアル期間がありますので、初回登録なら実質タダで第5話を含む全エピソードを一気に視聴できます。高画質でテレビの大迫力そのままに楽しめるのでオススメです。

TVer / TBS FREE – 放送当時は民放公式テレビポータル「TVer」やTBS FREEでも最新話が1週間限定で無料配信されていました。現在は放送終了から時間が経っているためTVerでの視聴はできませんが、新シリーズ放送時には見逃し対策として要チェックなサービスです。

TSUTAYA DISCAS(ツタヤ ディスカス) – オンラインのDVD宅配レンタルサービスを利用する方法もあります。TSUTAYA DISCASでは『半沢直樹』(2020)のDVDが全巻レンタル可能となっており、ネットで注文すれば自宅にDVDが郵送されてきます。30日間の無料お試しキャンペーンも実施中なので、ストリーミング環境がない方でも 無料レンタル で楽しむことができます。通信量を気にせず高画質で視聴できるメリットがありますね。

DVD/Blu-ray BOX – コレクターやファンの方にはパッケージ版の購入もオススメです。『半沢直樹』2020年版のDVD-BOXおよびBlu-ray-BOXが発売されており、特典映像やブックレットなどファン垂涎の内容となっています。主要ネット通販サイト(Amazonや楽天ブックス等)やCD/DVDショップで入手可能です。お気に入りのシーンをいつでも好きなだけ見返せるのはディスク版ならではの魅力ですね。

海外からの視聴 – 『半沢直樹』は国内向け作品ですが、一部のエリアでは国際配信も検討されています。ただ現状NetflixやHuluなどグローバル配信プラットフォームでは提供されていません。海外在住でどうしても見たい方は、上述のU-NEXT(VPN経由での視聴)やDVDの取り寄せ等を検討すると良いでしょう。

※配信状況は記事執筆時点の情報です。契約・視聴には各サービスの利用規約と料金体系をご確認ください。

いずれの方法でも、第5話だけでなく全話通して視聴することを強くオススメします!物語の前後編がリンクして伏線が回収される醍醐味も半沢直樹シリーズの魅力ですので、時間の許す限り一気見して倍返しの爽快感を味わってください。未見の方はぜひ最初から視聴して、この社会現象級ドラマの熱狂に浸ってみましょう。

関連グッズ紹介

『半沢直樹』の世界観をさらに楽しみたいファンの皆さんへ、関連グッズや書籍も要チェックです。ドラマ視聴後に手に取れば、きっとニヤリとできること間違いなし!いくつかピックアップしてご紹介します。

  • 原作小説シリーズ(池井戸潤著): やはり外せないのは原点である小説版。半沢直樹シリーズは現在までに4作(『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』『ロスジェネの逆襲』『銀翼のイカロス』)が刊行されており、第5話はその第4作『銀翼のイカロス』に相当する部分です。小説ではドラマ以上に細かな心理描写や経済用語の解説もあり、物語の理解が深まります。ドラマとの違いを探しながら読むのも面白く、特にラストの展開は小説版ならではの描かれ方をしているので必読です。書籍は文庫版も発売されており手軽に入手できます。この機会にシリーズをまとめ読みしてみてはいかがでしょうか。
  • 半沢直樹 公式ガイドブック/シナリオ本: 2020年版放送時に発売された公式ガイド本は、ファン垂涎の一冊です。キャストインタビューや撮影現場レポート、相関図や各話ストーリー解説など盛りだくさんの内容で、ドラマをより深く楽しめます。堺雅人さんや香川照之さんのスペシャル対談、原作者・池井戸潤さんのコメントなど、ここでしか読めない貴重な記事も収録。さらに、名ゼリフ集や劇中に出てくる金融用語の解説コラムなど読み物としても充実しています。シナリオ集(脚本完全版)も別途出版されており、劇中のセリフをテキストで反芻したい方にはこちらもオススメです。
  • オリジナル・サウンドトラック(OST): 半沢直樹と言えば、あの重厚で荘厳なBGMも欠かせませんよね。作曲は服部隆之さんで、メインテーマ「Hanzawa Naoki Theme」は一度聴いたら耳から離れない名曲です。サントラCDには、緊迫感みなぎるシーンを彩った劇伴曲の数々が収録されています。第5話のクライマックスを盛り上げた曲を聴けば、あの興奮が甦ること間違いなし!通勤通学のお供に流せば、あなたも「倍返しだ!」と闘志が湧いてくる…かも?(※周囲へのご配慮はお忘れなく)。サブスク音楽サービスで配信されている場合もありますので、お好みの方法で手に入れてみてください。
  • 名ゼリフグッズ(Tシャツ・マグカップ等): 「やられたらやり返す!倍返しだ!」この決めゼリフは社会現象となり、関連グッズも多数登場しました。公式グッズとして発売された倍返し饅頭は有名ですが、他にもTシャツやタオル、マグカップなどに劇中フレーズがプリントされたグッズがあります。「お言葉ですが◯◯」「施されたら施し返す、恩返しです」なんて迷言(?)Tシャツもファンの間で話題に。普段使いできるものからネタアイテムまでバリエーション豊富です。例えば黒崎検査官の「お・し・お・き」ポーズをあしらったスマホケースや、半沢の名刺風デザインのカードケースなんてユニークな商品も。ドラマ公式オンラインショップやイベント限定で販売されたものもありますが、ネットオークションやフリマアプリで入手可能な場合もあります。お気に入りのセリフグッズを身につければ、あなたの日常も痛快に?!
  • 劇中登場アイテムのレプリカ: 半沢直樹ファンの中には、劇中で半沢や大和田が着用していたネクタイや腕時計に注目している方もいます。実際、半沢役の堺雅人さんが締めていたストライプのネクタイ(某高級ブランド)は問い合わせが殺到したとか。公式に商品化はされていませんが、「同型モデル」としてファッション通販で紹介されていることがあります。例えば「半沢直樹が劇中で使っていた○○社製ボールペン」や「大和田常務愛用のメガネ」など、こだわりたい方は探してみると楽しいでしょう。身に着ければ気分は東京中央銀行のエリート!?ただし価格もそれなりの場合が多いので、お財布と相談しつつ…ですね。

以上、関連グッズの一部をご紹介しました。他にもドラマ公式のLINEスタンプやスマホゲームとのコラボ企画グッズなど、挙げればキリがないほど展開されています。ドラマの世界観を色々な形で味わえるのはファンにとって嬉しい限りです。グッズは楽しむ程度に、そして何より本編の世界観を大切に、引き続き『半沢直樹』を応援していきましょう!

まとめ

『半沢直樹』第5話は、まさに「銀行VS国家」の新章開幕にふさわしい怒涛の展開で、視聴者を大いに沸かせてくれました。内部の裏切り者を暴き痛快に倍返しをキメる半沢の雄姿、そして迫り来る国家権力という過去最大の敵…。涙あり笑いありで見終わった後は爽快感と興奮がしばらく収まらない、そんな神回だったと言えるでしょう。「満身創痍でも現場は死んでいない」というセリフには胸を打たれましたし、永田への容赦ない一喝には思わずスカッと快哉を叫びました。社員たちが一丸となるシーンでは私も思わず目頭が熱くなり、ドラマの力を改めて実感しました。

第5話までで物語は大きく動き、帝国航空再建編はいよいよクライマックスへ向かいます。国家権力相手に半沢がどのような大勝負に出るのか、次回以降も目が離せませんね!果たして宿敵・白井大臣や箕部幹事長に倍返しなるか? そして我らが半沢は悲願の100倍返し、1000倍返しを成し遂げるのか?緊張感と期待が高まるばかりです。

この先もハラハラドキドキの展開が続くでしょうが、最後にはきっと痛快な大逆転劇が待っているはず。私たちもテレビの前で「頑張れ半沢!」と声援を送りながら、彼の戦いを見届けましょう。今後の展開にも目が離せませんし、引き続き視聴決定です! 日曜夜は家族や友人と半沢談義に花を咲かせ、一緒に盛り上がりたいですね。

以上、第5話のレビュー&考察をお届けしましたが、皆さんはどのシーンが印象に残りましたか?推しキャラの活躍やお気に入りのセリフなど、ぜひコメントで教えてください。あなたの「倍返しエピソード」も大歓迎です!💬🔥

それでは、「半沢直樹」次回第6話の放送でお会いしましょう。「やられたらやり返す、倍返し」の行方を一緒に見届けましょう!この記事が面白かったと思った方は是非シェアやリアクションをお願いします。引き続きみんなで半沢直樹を盛り上げていきましょう!ありがとうございました。

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morishy

職業:外資系ITサービス企業での技術職 趣味:読書、アニメ/ドラマ/映画鑑賞、スポーツ観戦、ゲーム、プラモなど 自己紹介: IT企業で技術職で働いており、新しいものについて比較的興味を持ちやすい体質です。最近は読書やアニメ、ドラマを中心とした動画鑑賞にどっぷりはまっており、作品の良いところを中心に紹介したいと考えて立ち上げました。 好き嫌いがない性格なので、結構幅広く作品を鑑賞しているので、皆さんの今後の読書や動画鑑賞に活かしてもらえるような情報提供ができれば幸いです。

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