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(あらすじ・感想)『3月のライオン』第4巻をヨム!衝撃の結末と伏線を徹底考察

『3月のライオン』第4巻を読み終えました!高校生プロ棋士・桐山零の成長物語である本作ですが、今回の第4巻は将棋のタイトル戦という大舞台とともに、静かで熱いドラマが展開されます。読み始める前は「どんな感動が待っているのだろう?」とワクワクしていましたが、読み終えた今は胸がいっぱいです。この巻では、控えめな努力家と天才棋士の激突、そして主人公・零の心境の変化が丁寧に描かれており、思わず引き込まれました。この記事では、第4巻の見どころや深掘り考察をネタバレ極力なしでお届けします。感動必至の名シーンや気になる伏線についても触れていきますので、ぜひ最後までお付き合いください!

著者紹介

本作の著者は羽海野チカさん。代表作に青春群像劇『ハチミツとクローバー』があり、その作品で2003年に講談社漫画賞を受賞しています。羽海野チカさんは、繊細な心理描写と温かみのあるストーリー展開を得意とする漫画家です。『3月のライオン』でも、人間関係の機微や孤独と癒しといったテーマを優しいタッチで描き、読者の心に深く響く物語を紡いでいます。また本作は2011年に講談社漫画賞一般部門、2014年に手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞しており、社会的にも高く評価されています。羽海野チカさんの持ち味であるユーモアと涙のバランスが、第4巻でも存分に発揮されています。

登場人物紹介

  • 桐山零(きりやま れい):本作の主人公。17歳でプロ棋士となった高校生です。幼い頃に家族を亡くし、棋士・幸田に引き取られ将棋漬けの日々を送ってきました。第4巻では、初めて棋士の研究会に参加し、先輩棋士たちとの交流や大舞台での体験を通じて少しずつ成長を見せます。零にとって師匠のような存在が登場し、彼の心に大きな影響を与える巻となっています。
  • 島田開(しまだ かい)八段:A級棋士で零や二海堂の憧れ的存在。地味で寡黙ですが将棋への情熱は人一倍で、山形の寒村出身から努力で這い上がってきた苦労人です。本巻の実質的な主役で、タイトル戦「獅子王戦」で現名人に挑みます。胃痛に悩まされながらも闘志を燃やし、静かな青い炎のような熱意で盤上に向かう姿は読者の胸を打ちます。また島田の過去や故郷への想いが語られ、彼の人間味あふれる一面が描かれます。
  • 二海堂晴信(にかいどう はるのぶ):零の同年代の親友でライバル棋士。社交的で明るく、いつも零を気にかけているムードメーカーです。体が弱いながらも将棋への情熱は誰にも負けず、島田を尊敬して彼の研究会にも参加。第4巻では零や島田とともに研究に励み、時にコミカルに場を和ませながら物語に彩りを添えます。
  • 川本ひなた(かわもと ひなた):零が親しくしている川本三姉妹の次女で、中学生。心優しく料理上手な女の子です。本巻では、物語の緊迫した場面で手作りのお稲荷さんを携えて登場し、零に差し入れを渡します。その笑顔と思いやりが張り詰めた空気を和らげ、零にとって大きな救いとなる存在です。ひなたの純粋さが物語に温もりを与えています。
  • 幸田香子(こうだ きょうこ):零の義姉(育ての親の娘)。美人ですが性格は複雑で、零に対して執着ともつかない感情を抱き何かと翻弄します。第4巻では久々に零の前に姿を現し、父に叱責された原因を零に押し付けるように詰め寄り、零と言い争いに。さらにそこへ川本家の三姉妹が偶然通りかかり、修羅場の予感が漂います。しかしひなたが機転を利かせ、用意していた手作りのお稲荷さんを零に手渡してすぐに立ち去りました。香子と川本姉妹の直接対決か…と思われた場面は、ひなたの優しさで穏便に収まり、険悪な空気はいったん和らぎます。その後、香子は零の家に上がり込み、一緒にお稲荷さんを食べながら夜を過ごすことに。後藤九段との関係に悩む自分の想いを零に吐露し、零はそれを黙って聞きますが、何もしてやれない自分にもどかしさを感じます。家を出て独立した今でも変わらない香子との関係に、零は深く思い悩むのでした。
  • 宗谷冬司(そうや とうじ)名人:現タイトル保持者で、将棋界の頂点に立つ天才棋士。15歳でプロ棋士、21歳で名人位獲得という偉業を成し遂げ、以降も七大タイトルを独占する伝説的存在です。寡黙で穏やかな雰囲気をまとっていますが、その実力は圧倒的で“無敵の名人”とも称されます。第4巻では島田八段の挑戦を受け、タイトル戦で対決。神がかった強さで他を寄せ付けない彼の姿は、零にとっても衝撃的な経験となります。

あらすじ

第4巻では物語の舞台が大きく動きます。桐山零は前巻のラストで島田八段に弟子入り志願し、本巻冒頭では島田の研究会に初参加します。島田八段、二海堂、そして新キャラの重田盛夫とともに繰り広げられる研究会では、真剣勝負の中にも笑いありの和気あいあいとした雰囲気が描かれ、零は刺激を受けつつ将棋への理解を深めていきます。

一方、物語の大きな軸となるのが獅子王戦です。島田八段は獅子王戦の挑戦者決定トーナメントを勝ち抜き、いよいよ名人・宗谷冬司とのタイトル戦に臨みます。会場は京都。体調が優れず慢性的な胃痛に苦しむ島田を心配し、零も付き添いとして京都へ同行することになりました。決戦前夜、緊張の中で島田は自身の夢を見ます。それはもしも自分がプロ棋士になることを諦め故郷に帰っていたら…という幻影。しかし夢の中の彼でさえ「棋士になりたかった」という未練を抱え、結局現実でも夢でも胃が痛むという有様です。この夢を通して島田は、自分には将棋しかない、最後まで闘い抜くしかないのだと腹を括ります。

そんな中、零の前に香子が突然現れます。香子は父(幸田)に叱責された原因を零に押し付けるように詰め寄り、零と言い争いに。さらにそこへ川本家の三姉妹が偶然通りかかり、修羅場の予感が漂います。しかし、ひなたが機転を利かせ、用意していた手作りのお稲荷さんを零に手渡してすぐに立ち去りました。香子と川本姉妹の直接対決かと思われましたが、ひなたの優しさで一触即発の事態は回避され、険悪な空気は和らぎます。

香子はそのまま零の家に上がり込み、お稲荷さんを一緒に食べながら夜を過ごすことに。香子は零に、自分と後藤九段(彼女が関係を持つ既婚棋士)との複雑な想いをぽつりぽつりと語り始めます。零は静かにそれを聞きますが、何もしてあげられない自分に歯痒さを感じます。家を出てもなお変わらない香子との関係に、零は思い悩むのでした。

やがて迎えた獅子王戦本番では、序盤から島田 vs 宗谷名人の白熱した対局が展開されます。七番勝負のうち既に2連敗中で崖っぷちの島田は、この第3局も惜しくも落としてしまい後がなくなります。それでも諦めない島田は零を相手に徹夜の研究を重ね、自分に何が足りないのか必死に模索します。零もA級棋士である島田の思考の深淵に触れ、圧倒されながらも「自分に差し出せるものはないか」と食らいついていきます。

そして第4局(京都での対局)。万全ではない体調に鞭打ち、島田は攻めの将棋で名人に挑みます。零も急遽、解説者のインフルエンザ欠場を受けて副立会人兼大盤解説として壇上に上がることに。名人戦の解説席で、タイトル保持者の藤本棋竜と並ぶという大役に零は緊張しっぱなしです。対局が進むにつれ、島田の猛攻も宗谷名人の鋭い受けに封じ込められ、周囲の観戦者たちも「勝負あり」と名人の勝利を確信する展開に。ところが零だけは盤面を睨み、「まだこの盤は死んでいない…!」と島田に活路が残されていることに気づきます。零は解説用の大盤に起死回生の一手を並べ島田の逆転筋を示そうとしますが、時すでに遅し。無念にも島田は及ばず、名人に4連敗してしまいました。獅子王のタイトルは宗谷名人が死守し、島田の挑戦はここで幕を閉じます。傍らでその結末を見届けた零は、勝負の厳しさと、勝者ですら戦い続けなければならない果てしない世界の深淵を目の当たりにし、自らも嵐の中を進んでいく覚悟を新たにするのでした。

感想

第4巻を読んだ率直な感想は、まず島田八段という人物の魅力に尽きます。これまで脇役的な存在だった島田さんが、この巻では主役級の活躍を見せ、その生き様に心を打たれました。地方の小さな町から夜行バスで奨励会に通い詰め、ひたむきに努力を重ねてきた過去が描かれたシーンでは、思わず胸が熱くなりました。静かに湛える闘志を「青い炎」に喩えられる描写がありますが、派手さはなくとも誰よりも熱い想いを秘めた島田さんの姿に、読んでいてこちらまで燃えるような感情が伝わってきました。クライマックスの名人との対局では、必死に食らいつく島田さんの姿に手に汗握り、結果を知っていてもページをめくる手が震えるほどでした。

印象的だったのは零の心境の変化です。師匠のような島田さんの背中を追い京都まで同行した零は、今まで味わったことのない悔しさや達成感を隣で体感します。大盤解説で緊張する姿や、誰よりも島田さんの勝利を信じて一手を見出そうとする姿に、零の成長がにじみ出ていました。対局後、嵐のような勝負の世界に飛び込んでいく覚悟を決める零の内なるモノローグには、思わず「頑張れ!」とエールを送りたくなります。これまでどこか自信なさげだった零が、強く前を向こうとする姿に読者として胸が熱くなりました。

また、重い展開の中にも羽海野先生らしいユーモアや癒やしが散りばめられていた点も特筆すべきです。例えば研究会での零・二海堂・島田・重田のやり取りはまるでコントのようで、思わずクスッと笑ってしまいました。勝負そっちのけで川に潜る水鳥を心配し始める零と二海堂のシーンなど、緊張続きの物語にほっと一息つかせてくれます。そして川本家の存在の尊さ!修羅場になりかけた場面でひなたがそっと差し出す稲荷寿司のエピソードは、本巻屈指の心温まる名シーンでした。張り詰めた糸がふっと緩むような優しい空気に包まれて、「ああ、3月のライオンってこういう暖かさもあるから好きなんだよなあ」と再認識しました。

気になった点を挙げるとすれば、本巻は将棋の対局シーンや心理描写が非常に丁寧である反面、初心者には将棋用語や盤面の変化がやや難しく感じられるかもしれません。実際、私も専門的な手順の解説部分は一度読み返して噛みしめました。ただ、将棋の細かいルールがわからなくてもキャラクター達の感情が雄弁に語られているので、物語に置いて行かれることはありませんでした。むしろ、わからないなりに「名人って本当にすごいんだ…」という圧倒的な強さの雰囲気が伝わってきて、その凄みを肌で感じられます。ですので将棋初心者の読者でも安心して物語に浸れると思います。

総じて、第4巻は涙あり笑いありの傑作回でした。島田さんの奮闘に泣き、零や仲間たちの掛け合いに笑い、読後は心地よい余韻に浸ることができました。物語全体のターニングポイントとなる重要な巻であり、読者として大満足です。

考察・解説

第4巻では、いくつか注目すべきテーマや伏線が浮かび上がっていました。まず感じたのは「才能 vs 努力」というテーマです。宗谷名人という生まれ持った才能の化身のような天才と、島田八段のように血の滲む努力で頂点に挑む人物。この対比が非常に鮮やかに描かれています。島田自身、宗谷と自分を「ウサギとカメではなく、鳥と地を這う虫くらい違う」とまで表現していました。それほど圧倒的な差を前にしてもなお、「追いつけないと分かったからって努力しなくていい理由にはならない」と言い切る島田の言葉には痺れます。勝てないと知りながらも、それでも挑み続ける――プロ棋士としての矜持と執念が感じられる名言であり、同時に零をはじめ多くの読者の胸に強く刻まれたのではないでしょうか。

この巻はまた、零の師弟関係やメンターの存在にも焦点が当たっています。島田に弟子入りし、彼の戦いを間近で支えた零は、まるで自分のことのように一喜一憂していました。これは零にとって初めての「師匠」とも呼べる存在との出会いです。今まで孤独に将棋を指してきた零が、誰かに教えを請い、ともに戦う経験を積んだことは彼の成長に大きな意味を持ちます。師匠と弟子という関係性は、零と幸田との過去にも通じるものがあり、零が島田さんを通して何を得たのか、今後の物語で描かれていくことでしょう。

さらに、香子の存在も見逃せません。香子は零にとって過去の傷でもあり、未だ乗り越えられないトラウマの象徴のような人物です。稲荷寿司のシーンで、一触即発だった香子と川本姉妹の対峙がひなたの優しさで中断されたのは象徴的でした。香子は零に絡みつく影のような存在ですが、この巻では彼女の弱さや寂しさものぞかせています。零の部屋で涙を見せることこそありませんでしたが、香子が語った後藤との関係の悩みは、強がる彼女の心の脆さを感じさせました。香子という複雑なキャラクターの心理は本作の隠れた見どころであり、彼女の動向は今後の伏線と言えるでしょう。零が香子との関係をどう清算し乗り越えていくのか、読者としても気になるところです。

メディアミックスの観点では、アニメ版や実写映画版との比較も興味深いです。TVアニメ第1シリーズでは、この第4巻に相当するエピソードが丁寧に映像化されています。例えば島田の夢のシーンでは、アニメならではの幻想的な演出と音楽で島田の葛藤が描かれており、原作を読んで結末を知っていても思わず引き込まれてしまいました。宗谷名人の圧倒的な存在感も、アニメでは静寂と効果音を巧みに使って表現されていて、名人の登場シーンでは空気がピンと張り詰めるような緊張感を感じます。また、香子とひなたが対峙する場面では声優さん達の熱演が光り、香子役の茅野愛衣さんが放つ棘のあるセリフと、ひなた役の花澤香菜さんの健気な演技が相まって非常に印象深かったです。

一方、2017年公開の実写映画『3月のライオン』二部作でも、島田vs宗谷のタイトル戦がクライマックスとして描かれました。実写版では島田八段を佐々木蔵之介さん、宗谷名人を加瀬亮さんが演じており、名人戦の舞台を山形県の山寺で撮影するなど映像美にもこだわりが感じられました。映画ならではの迫力ある対局シーンと俳優陣の鬼気迫る演技によって、紙面とはまた一味違う感動を味わえます。特に佐々木蔵之介さん演じる島田が見せる勝負師の眼差しや、敗北を悟った瞬間の表情には鳥肌が立つほどで、原作ファンとして唸らされました。

そして、忘れてはならないのが本巻のラストが示す今後への布石です。零は島田さんの背中を追って「嵐の中を往く覚悟」を固めました。これは物語全体を通して大きな意味を持つ転機でしょう。獅子王戦で零が目の当たりにしたのは、自分がいつか辿り着きたい世界の頂。その頂点には宗谷名人という揺るぎない壁が立ちはだかっています。零が心に宿した「いつか自分もあの高みに」という想いは、今後の伏線と言えます。将来的に零が宗谷名人へ挑む日が来るのか――ファンなら誰もが期待せずにいられません。

さらに、川本家のひなたの存在も次巻以降への示唆を含んでいます。第4巻で垣間見せた彼女の強さと優しさは、この先彼女自身のストーリーに繋がっていきます。実際、次の第5巻ではひなたが物語の中心に据えられるエピソードが展開されます(詳しくはネタバレになるので伏せますが…)。稲荷寿司の心温まるシーンは単なるハプニングではなく、ひなたというキャラクターが持つ芯の強さの予兆でもあるのです。

読者の反応

第4巻に対する読者やファンの反応も大いに盛り上がりました。SNS上では、感想戦が繰り広げられ、多くの共感や驚きの声が上がっています。

ポジティブな反応:

  • 「島田さんの過去エピソードに号泣…。地道な努力が報われてほしいと心から思った」
  • 「名人戦のシーン、手に汗握りすぎて息をするのも忘れるくらい引き込まれた!圧巻でした」
  • 「ひなたちゃん天使すぎる…稲荷ずしのエピソードで心がほっこり😊川本家に癒やされた」
  • 「零くんが最後に決意を新たにするところで鳥肌。成長物語として最高の巻だったと思う」
  • 「笑えるシーンと泣けるシーンの落差がすごい。読んでて忙しいけどそれがまた3月のライオンらしくて大満足!」

ネガティブな反応:

  • 「将棋の専門用語が多くて少し難しかった…理解するために何度か読み返した部分も」
  • 「宗谷名人が強すぎてショック!島田さんが一局も勝てない展開は悲しすぎる😭」
  • 「香子の言動にはイライラ…。もう少し零に優しくしてあげてほしいと感じた」
  • 「全体的にシリアスなので、川本家の日常シーンがもっと欲しかったかなという気もしました」
  • 「展開が濃密で情報量が多いので疲れた。でもそれだけ内容が詰まっている証拠かな…!」

これらの声をまとめると、全体的には圧倒的に好意的な評価が目立ちます。島田八段の生き様や感動的な試合展開に心を揺さぶられたという読者が多く、「涙なしには読めない」「今年一番心に響いた巻だった」といった絶賛が相次ぎました。一方で、わずかながら「将棋の内容が難解」「シリアスすぎて重い」といった指摘も見られ、特にシリーズ初心者やライトな読者には情報過多に映った部分もあったようです。それでも、「難しいけれど解説を読んで理解したらより楽しめた」「何度も読み返した」という声もあり、本巻が読者にとって語り甲斐のある深い内容だったことが窺えます。SNSでは名場面のスクショ付き感想や名言の引用が多数シェアされ、ファン同士で感想を熱く語り合う様子も見られました。賛否両面の意見が出るのも、それだけ第4巻が読み応え抜群だった証でしょう。皆さんは第4巻についてどう感じましたか?ぜひコメントで教えてくださいね。

次回への期待

激動の第4巻を経て、物語はいよいよ次のステージへ進みます。零が心に宿した決意、そして島田さんから託されたものを胸に、次巻以降でどんな戦いに挑んでいくのか期待が高まります。特に次の第5巻では、川本家のひなたにスポットライトが当たるエピソードが待っていることを示唆する描写が本巻終盤にありました。あの心優しいひなたに一体何が起こるのか、零は彼女を守ることができるのか、と今からドキドキが止まりません。また、香子と零の微妙な関係にも何らかの進展があるかもしれません。香子がぽろりと見せた弱さを経て、零がどんな行動を取るのかも気になるところです。将棋の面では、零自身も高校2年生に進級し、新たな年度の公式戦が始まります。彼が島田さんとの研究で得たものを糧に、ライバルの二海堂や他の棋士たちとどのような名勝負を繰り広げていくのか楽しみですね。

さらに、宗谷名人という絶対王者の存在が零の中でより大きくなったことで、「いつかあの人に挑みたい」という新たな目標が芽生えたようにも感じます。物語の最終章に向けて、零がこの経験をどう活かし成長していくか目が離せません。読者としては、次巻で零がどんな表情を見せてくれるのかワクワクが止まらないですよね!第5巻以降も波乱含みの展開が待っていそうですし、「次は一体何が起こるんだろう?」という期待でいっぱいです。

関連グッズ紹介

第4巻を読んで「もっと『3月のライオン』の世界に浸りたい!」と思った方も多いのではないでしょうか。そんな方のために、作品をより楽しめる関連アイテムをご紹介します。

  • TVアニメ『3月のライオン』第1シリーズ Blu-ray BOX:原作第4巻のエピソードも収録されたアニメ第1期の映像作品です。臨場感あふれる対局シーンやキャラクターの名シーンを、美しい作画と音楽とともにもう一度楽しめます。声優陣の熱演で物語の感動が倍増すること間違いなしです。
  • 実写映画『3月のライオン』 前編・後編 (Blu-ray/DVD):神木隆之介さん主演で描かれた実写版2部作。第4巻のクライマックスである宗谷vs島田のタイトル戦も映画後編で描かれています。映像ならではの緊迫感やロケ地の雰囲気が素晴らしく、漫画とはまた違った魅力に溢れています。原作ファンも新たな発見があるはず!
  • 公式ガイドブック『まるわかりガイドブック 3月のライオン ~ゆずれない想い~』:作品の魅力を徹底解剖した公式ファンブックです。キャラクター解析、対局記録の解説、聖地紹介、パロディ元ネタ解説など、読み応え満点の内容となっています。第4巻までのエピソードも網羅されているので、物語を振り返りつつ新たな発見ができる一冊です。
  • オリジナルサウンドトラック(OST):アニメ版『3月のライオン』の劇伴音楽を収録したサントラCDです。緊迫した対局シーンを盛り上げた迫力ある曲から、川本家の日常を彩る優しいピアノ曲まで名曲揃い。聴くだけで心が3月町にトリップし、第4巻の感動シーンが蘇ります。作業用BGMにもおすすめですよ。

これらのグッズを手に入れておけば、『3月のライオン』の世界をいつでも存分に楽しむことができます。気になる商品があればぜひチェックしてみてくださいね♪

まとめ

『3月のライオン』第4巻は、物語の大きな山場となる感涙必至の神回でした。島田八段の闘志と葛藤が描かれた熱い展開、そして零を取り巻く人間関係の機微が丁寧に綴られ、読後にはなんとも言えない充実感が残ります。将棋のタイトル戦というクライマックスと、キャラクターたちの繊細な心情描写が見事に融合した本巻は、シリーズの中でも特に印象深い一冊と言えるでしょう。個人的な評価を★5段階で表すなら★★★★★(満点)を贈りたいくらい、大満足の内容でした!

涙あり笑いありの第4巻を経て、物語はいよいよ次なる展開へ。零たちの今後の歩みにますます期待が高まりますね。まだ本作を未読の方は、ぜひ1巻から手に取ってこの感動を味わってみてください。きっとページをめくる手が止まらなくなるはずです。そして既に読了済みの方も、第4巻のエモーショナルなシーンを語り合ったり再読したりして、余韻を楽しみましょう。

今後の『3月のライオン』からも目が離せません!引き続き、零と仲間たちの物語を追いかけていきたいと思います。皆さんは第4巻を読んでどう感じましたか?心に残ったシーンや好きなセリフなど、ぜひコメントやSNSで教えてくださいね。あなたの感じたことを共有して、一緒にこの素敵な作品を盛り上げましょう!次回の第5巻レビューもお楽しみに✨

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morishy

職業: 教育系事業会社でIT技術職として勤務するエンジニアです。新しい技術やサービスが大好きで、常に最新トレンドをチェックしています。

趣味: 読書、アニメ・ドラマ・映画鑑賞、スポーツ観戦、ゲーム、プラモデル作り…と幅広い趣味を持っています。好奇心旺盛な性格で、ジャンルを問わず色々な作品に触れるのが大好きです。

自己紹介: はじめまして!IT業界で培った探究心を活かし、話題の本やアニメ、ドラマなど 様々なエンタメ作品の魅力を発信するブログ を運営しています。好き嫌いなく何でも楽しめる性格なので、小説から映像作品までジャンルを横断して鑑賞中。最近は特に読書やアニメにどっぷりハマっており、「この作品のここがすごい!」という 推しポイント を中心に皆さんに紹介しています。幅広い作品に触れているからこそできる 横断的なレビュー を心がけており、「次はどの本を読もう?」「このドラマ気になるけど面白い?」というときに参考にしてもらえる情報をお届けできれば嬉しいです。作品の魅力を共有し、あなたの新しいお気に入り探しのお手伝いができるよう頑張りますので、どうぞよろしくお願いします!

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