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(あらすじ・感想)『ウィッチウォッチ』第4巻をヨム!狼男の秘密と笑撃の同居生活

『ウィッチウォッチ』第4巻が発売されました!篠原健太さん原作のこの作品、皆さんはもうお読みになりましたか?魔女と使い魔たちのドタバタ学園コメディである本作ですが、第4巻では衝撃の展開が待ち受けていました。その一方で笑える日常パートもたっぷり描かれており、読後には「やっぱりこの漫画大好き!」と思わずニヤニヤしてしまうこと間違いなしです。本記事では、第4巻の見どころや深掘り考察、SNS上の反応などをまとめてご紹介します。ネタバレは極力避けていますので、未読の方もご安心ください。それでは魔法たっぷりの物語の世界へ、一緒に飛び込んでみましょう!

著者紹介

本作の著者は篠原健太さんです。篠原健太さんといえば、『SKET DANCE』や『彼方のアストラ』といったヒット作で知られる人気漫画家ですよね。学園コメディからSFミステリーまで幅広いジャンルを手掛けており、ユーモアあふれる作風と緻密なストーリー構成に定評があります。特にギャグのセンスは抜群で、1話の中に無駄なシーンがなくオチまでスムーズに笑いへつなげる巧みさが光ります。さらに、作品内で時折挟まれるパロディネタや演出にも注目です。まるでゲームのドット絵や昔懐かしい少女漫画風の絵柄が突然登場するなど、その画力の幅広さと遊び心には驚かされます。『ウィッチウォッチ』でも、篠原さんの持ち味である「笑い」と「ワクワク」が存分に活かされており、読者を飽きさせない魔法のような魅力を放っています。

登場人物紹介

主要キャラクターたちを簡単にご紹介します。それぞれ個性的で魅力的なキャラばかりで、第4巻でも大活躍しています。

  • 若月 ニコ(わかつき ニコ) – 本作の主人公のひとりで、明るく元気な見習い魔女。幼少期から魔女の修行を積んできましたが少々ドジっ子で、魔法の暴走からドタバタを巻き起こすトラブルメーカーです。それでも「立派な魔女になりたい!」という純粋な夢を抱いており、第4巻でも新たな魔法に挑戦して物語を大いにかき回してくれます。幼なじみの守仁を「モイちゃん」と呼び、ちょっぴり彼に恋心も抱いている様子です。
  • 乙木 守仁(おとぎ もりひと) / モリヒト – ニコの幼なじみで、鬼の末裔の高校生。真面目で責任感が強く、一見クールですが内面では仲間思いの熱いハートの持ち主です。実は一族の古い盟約により、ニコの使い魔(ボディガード役)となって同居生活をしています。規律正しい修行と鬼の力ゆえに感情を抑えがちな彼ですが、第4巻では秘めた本心が垣間見える場面も…?その怪力と真摯さでニコたちを守る頼もしさは相変わらず健在です。
  • 風祭 監志(かざまつり かんし) / カンシ – 天狗の末裔でカラスの使い魔の少年。関西弁で喋るムードメーカーで、人懐っこく情に厚い性格です。ニコとは修行時代からの遊び仲間で、「カンちゃん」の愛称で呼ばれています。もともと一人暮らしでしたが金欠で生活費が尽き、乙木家(おとぎけ)に転がり込んできたというコミカルな経緯があります。風を操る術やカラスを使った情報収集が得意で、仲間内ではツッコミ役に回ることも多い縁の下の力持ちです。第4巻でも持ち前の明るさでニコたちを盛り立ててくれます。
  • 真神 圭護(まがみ けいご) / ケイゴ – ニコとモリヒトのクラスメイト。サブカル好きで少しひねくれ者な一面があり、自称「サブカルクソ野郎」というオタク気質の少年です。かつてフィギュアスケート選手だった過去を持ちますが、ある事故を機に引退したという秘密があります。その正体はなんと狼男(オオカミ男)であり、第4巻では彼にまつわる大事件が発生!普段は温和で冗談好きなケイゴですが、内に抱えた想いが明らかになり物語は大きく動きます。彼が見せる“ウルフ”としての一面と、その後の意外な行動から目が離せません。
  • 宮尾 音夢(みやお ねむ) / ネム – 第4巻から表紙も飾る、新キャラクターの魔女です。隣町に住む良家のお嬢様魔女で、「変身の魔女」でもある彼女は黒猫に姿を変える能力を持っています。臆病な一面もありモリヒトに直接会えずにいましたが、猫の姿で彼になでられる心地よさにメロメロになってしまうキュートな女の子です。ニコたちに危機が迫っていることを教えてくれた恩人でもあり、今では人間の姿でも乙木家を頻繁に訪れる友人となりました。第4巻では、ウルフ化したケイゴとの秘密のやりとりでドキドキのシーンを見せてくれます。

この他にも、ニコのクラスメイトである嬉野 久々実(うれしの くくみ)/クック真桑先生といったキャラクターも登場します。彼らはオタク趣味で意気投合する師弟コンビだったり、清宮 涼華(きよみや りょうか)という品行方正なお嬢様なのに極度の不器用少女が出てきたりと、クセの強い面々が続々と物語を賑やかにしてくれます。第4巻はまさにキャラの宝石箱!お気に入りのキャラが増えること間違いなしです。

あらすじ

ニコたち一行は、黒魔女陣営のひとりである“付与の魔女”と対峙し、激しい戦いの末についにこれを捕らえることに成功します。しかし、捕まえた彼女に問いただしてみると、なんと黒幕(ボス)は別に存在することが判明!付与の魔女は単なる協力者に過ぎず、ニコを狙った計画の首謀者はまだ暗躍しているというのです。不穏な影を残しつつも、一連の騒動はいったん決着。と思いきや、その最中にもう一つの大事件が発生します。なんと仲間だと思っていたクラスメイトのケイゴが裏で付与の魔女と手を組んでおり、正体を狼男(ウルフ)へと変えてモリヒトに襲いかかってきたのです!信じていた友の突然の裏切りに動揺するニコたち。しかしモリヒトは仲間の協力も得ながら渾身の力で狼男ケイゴとの激闘に挑みます。激しい戦いの末、ついにモリヒトは暴走したウルフを抑え込み、ケイゴを正気に戻すことに成功しました。

ケイゴがニコたちを騙して近づいていた理由――それは病に倒れた母親を救うため、付与の魔女に「治療と引き換えにニコを捕まえろ」と契約させられていたからでした。自分たちを裏切ったのは苦渋の決断だったと知り、ニコとモリヒトは胸を痛めます。結果的に付与の魔女はこの戦いで命を落とし、契約が切れたケイゴは仲間の元へ戻ってきました。ニコはケイゴの献身に応えるように万能薬の魔法で彼のお母さんの足を治してあげます。母親の快復後、ケイゴは改めて「新たな使い魔」として乙木家に居候することになりました。まさかの新メンバー加入により、乙木家はニコと男性陣3人という一風変わった同居生活がスタートします。

ひと段落して平和が戻ったかに見えた乙木家ですが、物語はまだ序盤。黒幕が捕まっていない以上、ニコに予言された「一年以内の災い」は終わっていません。そんな中、第4巻の後半では日常パートのエピソードが描かれます。ある日、ニコ・カンシ・ケイゴの3人で恋バナに花を咲かせる場面がありました。そこで話題になったのは「モリヒトはニコのことをどう思っているのか?」ということ。ケイゴは「モリヒトはニコを特別に想っているけど、感情を抑えているのでは」と分析します。気になったニコは、翌日モリヒトに対してちょっぴりイタズラ心で「心の抑圧を解放する魔法(フリーリリース)」をかけてしまいました。するとどうでしょう!真面目一直線だったモリヒトの理性が吹き飛んでしまい、普段は見せないデレデレ&暴走モードに突入!心に秘めていた妄想が大解放されてしまい、ニコは赤面、周囲も大混乱の大騒ぎになってしまいます。モリヒトの驚きの一面に読者も大笑いしつつ、最後はちゃんと元に戻るのでご安心を。

さらに別の日。お隣町の魔女・音夢(ネム)は、再び黒猫に変身して乙木家を訪れていました。大好きなモリヒトに頭を撫でてもらうためです。しかしその日はタイミングが悪かった…。なんとケイゴの中の“ウルフ”人格が居合わせてしまい、ネムが魔女だという秘密を知っているウルフに正体を感づかれてしまいます。ネムは焦ってウルフに口止めしようと懸命に頼みますが、逆にウルフはそれをいいことに「ある交換条件」をネムに突きつけました。ネムの弱みを握ったウルフは、「秘密にしていてほしければ俺様に毎月一回“あるもの”を見せろ」と言うのです。実はウルフ(ケイゴ)は三日月の形のものを見ると凶暴な人格に変身してしまう習性がありました。ウルフが要求したのは「月に一度、ネムがケイゴに三日月状のものを見せること」。そう、ウルフはネムを利用して定期的に自分を解放する機会を手に入れようとしたのです。この奇妙な契約にネムは渋々同意せざるを得ず、こうしてウルフとネムの秘密の取り引きが始まりました。

日常パートでは他にも、個性豊かなクラスメイトたちのエピソードが満載です。例えば、才色兼備なお嬢様・清宮涼華さんの残念すぎる秘密が明らかになるお話では、字が驚くほど汚かったり料理が壊滅的に下手だったりとギャップに笑わされます。また、真桑先生とオタク女子のクック(嬉野さん)が推し趣味で意気投合する回では、先生のオタク語りが長文すぎる心の声が炸裂し、コマいっぱいにびっしり書かれたマニアックトークに圧倒されつつ笑い転げました。こうした学園コメディ要素がふんだんに盛り込まれつつ、第4巻は幕を閉じます。

物語の最後には「まだニコに迫る危機は去っていない…」ことが示唆され、読者としては次巻への期待を胸に本を閉じることになるでしょう。新たな仲間を得てますます賑やかになった乙木家ですが、黒幕との対決はこれから。次の展開ではどんな魔女や使い魔が登場し、どんな騒動が巻き起こるのか──次巻への興味が尽きないエンディングでした。

感想

第4巻を読み終えてまず感じたのは、「篠原先生、やってくれたな!」という爽快感です。序盤のクライマックスでは、まさかケイゴが敵側だったなんて衝撃でしたが、その真相が明かされたことで胸を打たれました。ケイゴが母親思いの優しい少年であり、苦渋の選択をしていたと分かった瞬間、裏切りのシーンに対する見方がガラリと変わりましたね。激闘シーンではモリヒト一人が無双するのではなく、仲間全員の力を合わせて勝利をつかんだ展開も熱かったです。お互いを信頼し補い合うチームプレーに「痺れるぅ!」となりましたし、「やっぱり仲間っていいな」と王道少年漫画的な感動も味わえました。

その後、一転して日常コメディに入ってからは、もう笑いっぱなしでした!特に印象的だったのがモリヒトの理性崩壊エピソードです。ニコの魔法で抑圧を解かれたモリヒトが、あんなにも暴走するなんて…!普段は生真面目で「朴念仁」な彼が見せたギャップに、大笑いしつつもどこか安心した自分がいました。「あ、ちゃんとモリヒトにも高校生らしい煩悩あったんだな」って。実は私、これまでの展開でモリヒトが真面目すぎて恋愛に発展しないんじゃ?と少し心配していたんです。でもこの回を読んで、モリヒトにもちゃんとニコへの特別な想いがあることが描かれてホッとしましたし、今後のラブコメ展開に希望が持てました。ニコもモリヒトもお互い意識してるのにすれ違ってる感じがもどかしくも微笑ましいですよね。

また、第4巻は新メンバー加入という大きな変化もありました。ケイゴが本当に乙木家で一緒に暮らし始めたと知ったときは「マジで!?」と驚きましたが、それ以上にワクワクしました。今までの3人(ニコ・モリヒト・カンシ)の関係性も大好きだったのですが、そこにケイゴが加わることで化学反応が起きています。男3人+女1人という構図は一見ハーレム状態ですが、カンシもケイゴもニコとモリヒトの仲を全力で応援する立場なのが微笑ましいです。「ニコとモリヒトは両想いなのバレバレだから、俺たちがサポートしようぜ」的な空気を感じますし、実際カンシとケイゴが茶化しつつも二人をくっつけようとしているのが可笑しくてニヤニヤしました。

それから音夢(ネム)とウルフの関係もニヤニヤが止まりませんでした!ネムは当初モリヒトを自分の使い魔にスカウトしようとしていたのに、気づけばウルフ(ケイゴ)の方に心が傾いていきそうな予感…?猫の姿の時はモリヒトにデレデレなネムですが、ウルフ状態のケイゴには強気に出られず振り回されている感じが新鮮でした。お嬢様なネムがオラオラ系のウルフに弱いというのも王道展開でニヤリ。これはもしや新たなカップリング誕生か!? と勝手に盛り上がってしまいました。ネムとケイゴ(ウルフ)の今後の関係にも注目したいです。

ギャグ面では毎話ごとに笑いの趣向が違っていて、「今回はどんなオチで来るんだろう?」とワクワクしながら読み進めました。英語の教科書パロディの回なんて、発想がぶっ飛びすぎていて思わず声を出して笑いましたよ。私も中学時代に『NEW HORIZON』や『NEW CROWN』を使っていた世代なので、蓬莱くん(ホライズンくん)とニュークラウンさんが登場したシーンでは「うわー懐かしい!」と大爆笑&大興奮でした😂。ネット上でも「あの英語教材ネタ考えた篠原先生天才すぎる!」という声が多く、読者のハートをがっちり掴んだ回だったと思います。さらに真桑先生とクックのオタクトーク回では、先生が推しへの愛を長文で語り続けるシーンに「いるいる、こういうオタク!」と共感しつつ笑いました。コマの端々に小ネタが詰まっていて、一回読んだだけではもったいない濃度です。篠原先生の遊び心とサービス精神が炸裂した第4巻、笑いあり感動ありで大満足の一冊でした。

気になった点を挙げるとすれば、物語全体の進行は若干スローペースに感じる部分もありました。序盤で黒幕の存在が示唆されたものの、第4巻の終盤は完全に日常コメディ寄りだったので、「黒幕の正体解明はもう少しお預けかな~」と少しじれったい気持ちもあります。ただ、その分キャラクターの日常描写に厚みが出て愛着が増したとも言えるので、私はむしろプラスに捉えています。強いて言えばギャグがこれでもかと詰め込まれているので、人によっては情報過多に感じる可能性もあるでしょうか。真桑先生のオタク長文なんかは文字が小さくて読むのが大変でしたし(笑)。でもそれすら「文字多すぎて笑う!」というネタになっている辺り、さすが篠原作品ですよね。全体としては、気になる伏線を残しつつも存分に笑わせてくれるサービス精神満点の第4巻だったと思います。

考察・解説

第4巻では物語の転換点とも言える出来事があり、いくつか興味深いテーマが浮かび上がりました。ここからはストーリーの裏側や今後の展開について、考察を交えて解説していきます。

まず注目したいのは、「裏切り」と「赦し」というテーマです。ケイゴの一件は、単なるサプライズ展開に留まらず、キャラクター達の信頼関係をより深く描く契機になりました。ケイゴは大切な家族を救うためにやむを得ず仲間を裏切りましたが、最終的にニコたちはその事情を理解し彼を許容します。この流れは、仲間を思いやる心と赦しの精神を描いており、ほろりとさせられました。篠原先生の過去作『SKET DANCE』でも、実はシリアスな人間ドラマが時折描かれていましたが、今作でもギャグの合間にこうしたハートフルな要素がしっかり織り込まれているのが魅力です。笑い飛ばした後に心がほっこり温かくなる──この緩急の付け方はさすがですよね。

ストーリー構成に目を向けると、第4巻前半で一旦シリアスなバトル編を完結させ、後半ですぐさま学園日常コメディ編に移行するという大胆なメリハリがついていました。バトルで新たな仲間を増やしつつ即座に日常ギャグラブコメに戻る展開は、「色んな味を一度に楽しめる欲張りセット」的な本作の特徴をよく表しています。魔女×鬼×予言というファンタジー要素でシリアスなバトルもできれば、幼なじみの同居設定でラブコメにもなり、同じ高校に通えば学園コメディもこなす…何でもアリでドタバタやってのける様子は、まるで往年の『うる星やつら』や『らんま1/2』のような懐かしさすら感じました。超常的な力を持つヒロインが巻き起こすドタバタ劇という意味でも、これら高橋留美子先生の作品を彷彿とさせます。もちろん『ウィッチウォッチ』は現代的な感性でアップデートされた作品なので古臭さはなく、いいとこ取りのエンタメに仕上がっているのですが、随所に感じる王道テイストがまた心地よいですね。

また、篠原先生のギャグ演出の工夫についても語らずにはいられません。第4巻では、各話ごとに異なる笑いのパターンを用意しており、読者を飽きさせませんでした。たとえば「撫でられ音夢のコーナー」「先生とクックのオタ語りコーナー」のように、脇役キャラによる定番ネタを繰り返しつつ少しずつ発展させていく手法は、4コマ漫画やコント番組のコーナーのようでもあり新鮮です。「あ、このキャラ出てきたらこのネタね!」と分かっていながら笑ってしまう安心感がありますし、それが本筋とは直接関係しない小話でありながらサイドストーリー的に進展していくのも上手い構成だと感じました。まるでバラエティ番組の一コーナーを見るような楽しさが漫画の中に存在しているんです。「今回はネムが撫でられるコーナーきた!」「先生のオタク語りタイムだ!」と心の中でツッコミを入れつつ読むのがクセになりました。

篠原作品ならではのパロディネタも健在でしたね。バトルシーンで突然「ペガサス流星拳だ!」なんて叫びながら技を繰り出すコマがあり、思わず吹き出しました。まさか聖闘士星矢ネタが来るとは…!他にも細かい部分でジャンプ作品やポップカルチャーへのオマージュが散りばめられているので、読み返す度に新たな発見があります。特に英語教科書パロディは秀逸でした。日本人なら誰もが知っている教材『NEW HORIZON』の世界を漫画の中で再現しちゃう発想には脱帽ですし、しれっと「蓬莱紳(ほうらい・じゅん)」なんてキャラ名でジョークを突っ込んでくるセンスに唸りました。SNSでも「あの『NEW HORIZON』の絵柄そのままじゃん!」と話題沸騰でしたし、篠原先生の引き出しの多さに感服です。

物語のテーマ的な部分では、「予言の災い」という大きな伏線が引き続き気になりますね。付与の魔女を倒したことで一件落着…かと思いきや黒幕が別にいると判明したため、ニコに降りかかると予言された災厄はまだ終わっていません。誰が何のためにニコを狙っているのか? 物語全体のミステリー要素として、この黒幕の存在と目的は今後の最大の焦点でしょう。第4巻では明確に描かれませんでしたが、ケイゴを操っていた黒い魔女や背後組織のようなものがありそうです。ニコが「千年に一人の特別な白魔女」であるという伏線も過去に示唆されており(彼女の秘めた強大な魔力が狙われている)、その真相解明にも期待が高まります。物語が進めば進むほど世界観が広がりそうでワクワクしますね。篠原先生のことですから、シリアス展開の中にもド肝を抜くようなどんでん返しや感動エピソードを用意してくれているのでは…と勝手に想像を膨らませています。

そして忘れてはいけないのがキャラクター同士の関係性の行方です。ニコとモリヒトの恋はこのまますんなり成就するのか、それとも予言の災いがそれを阻むのか?カンシやケイゴといった良い友人たちに見守られつつ、二人が少しずつ歩み寄っていく過程をもっと見ていたいです。個人的にはネムとケイゴ(ウルフ)の関係もかなり気になっています。今のところ秘密の交換条件で繋がっている二人ですが、ネムがお嬢様ゆえにウルフに惹かれていく展開もあり得るのでは?なんて妄想しています。この辺り、もしアニメ化で描かれたらSNSがざわつきそうですよね(笑)。それから、日常エピソードで描かれた清宮さんや真桑先生&クックのようなサブキャラ達の掘り下げも素晴らしかったので、今後も彼らの活躍や成長をぜひ見届けたいところです。篠原先生は脇役にも見せ場を作ってくれるので、誰一人無駄にならない群像劇としての面白さも本作の魅力です。

最後に第4巻全体を通しての解説ポイントをまとめると、「シリアスとギャグの絶妙な両立」に尽きると思います。読者をハラハラさせるバトル&謎提示から、思い切り笑わせてほっこりさせる日常パートへの転換。この振り幅こそが『ウィッチウォッチ』の醍醐味であり、第4巻はその真骨頂が存分に発揮された巻でした。篠原健太さんの物語作りの上手さとサービス精神を再確認できるエピソード満載で、ファンとしては大満足です。「笑いながら考察できる漫画」ってなかなかないですよね。第4巻はまさにそんな贅沢な読書体験を提供してくれました。

読者の反応

第4巻について、SNSや書評サイトでも様々な声が上がっています。ポジティブな反応が大半ですが、中にはいくつか辛口な意見も見られました。以下に代表的な読者の声をポジティブ・ネガティブそれぞれまとめてみます。

ポジティブな反応(好評) 🟢

  • 「ギャグのキレが最高!お腹が痛くなるほど笑った回もあって大満足」
  • 「シリアスとコメディのバランスがちょうど良い。シリアス展開中にも笑いがあって読みやすい」
  • 「キャラ同士の掛け合いが面白すぎてクセになる。みんな魅力的で大好き!」
  • 「モリヒトのあの暴走シーン、ギャップ萌えしたし笑った~。ニコとの関係に胸キュン」
  • 「英語教科書パロディの発想が天才的。篠原先生やっぱり神!って思った」

ネガティブな反応(賛否両論・批判) 🔴

  • 「黒幕の存在が示唆されたのに、本格的なストーリー進展は次巻以降で少し消化不良かも」
  • 「バトルからギャグへの切り替えが急で戸惑った。シリアス続けてほしかった派には物足りない」
  • 「ギャグが多すぎて人を選ぶかも。オタクネタとか英語教材ネタ、若い読者には伝わりづらい気がした」
  • 「ニコとモリヒトの関係がなかなか進展しないのでヤキモキする…早くくっついてほしい!」
  • 「文字ぎっしりのシーンは正直読みづらかったかな。一コマの情報量が多すぎて疲れた(笑)」

上記のように、第4巻は概ね好評を博しています。特に「笑えた!」「キャラが最高!」というポジティブな声が圧倒的で、「今回一番面白かった」「神回連発」と評価するファンも多い印象です。一方でネガティブ意見としては、物語のテンポに関する指摘や、一部ギャグの濃さについての好みの差が見られました。ただ、これらの批判も「でもそれがこの作品の持ち味」という前置きをする方が多く、愛のある苦言といったところでしょうか。総じて、第4巻は「笑いすぎてヤバい!」「早く次が読みたい!」という熱量高めの反応でSNSも盛り上がっており、読後の興奮がそのまま投稿に表れているようでした。読者の皆さんもニコたちと一緒に笑ったり驚いたりしながら、この物語を楽しんでいる様子が伝わってきますね。コメント欄でもぜひ皆さんの感想を教えてください!

次回への期待

物語はいよいよ次の局面へ突入…!第4巻のラストで示された通り、黒幕の存在が明らかになったことで緊張感が増してきました。付与の魔女は倒せましたが、ニコへの災い予言は依然として継続中です。次回第5巻以降では、この黒幕が本格的に動き出すのではないでしょうか。誰が何の目的でニコを狙っているのか、早く正体が知りたいところです。おそらく黒魔女側のさらなる強敵や、新たな刺客との対決が待ち受けていることでしょう。バトル好きの読者としては、モリヒトや仲間たちの更なる活躍シーンが見られると期待が高まります。特に今回はケイゴ(ウルフ)が仲間に加わったことで、戦力もアップしていますから、狼男の力を活かした共闘シーンなんて展開も夢じゃないかも?ワクワクが止まりません。

そしてキャラクターの関係性にも引き続き注目です。ニコとモリヒトの距離感は徐々に縮まっているようでいてまだ決定打がない状態。この二人の恋模様が次回以降どう進展するのか、ファンとしては見守らずにいられません!第4巻でモリヒトの秘めた本音が垣間見えたことで、次はニコの想いにも変化があるかもしれませんね。「両想いだけどまだくっつかない」じれったい関係がいつまで続くのか…次の巻こそ何か進展が起きるのでは!?と期待してしまいます。カンシとケイゴという応援団(?)もいますし、みんなでモリヒトの恋愛奥手を克服させる大作戦なんてエピソードも読んでみたいですね(笑)。

さらに、第4巻でチラッと描かれたネムとウルフの奇妙な協定にも注目しています。ウルフがネムに要求した「月一の条件」が今後どう物語に絡んでくるのか気になるところです。もしかしたらウルフをコントロールできるのはネムだけ…なんて展開になれば、二人の絆(?)も深まりそうですし、新たなドラマが生まれるかもしれません。個人的にはネムとケイゴ(ウルフ)の関係がどう発展するのかも楽しみです。お嬢様と人狼という異色コンビがこれから恋仲に…なんてこともあり得るのか、妄想が尽きません!

第5巻以降では、新キャラの登場もあるでしょうか?第4巻では音夢という新たな仲間が増えましたが、黒幕側にも新たな敵キャラが控えていそうです。今度はどんな魔女や使い魔が登場するのか、胸が高まりますね。篠原先生のことですから、一筋縄ではいかないユニークな能力キャラ設定を持った人物が投入されるのではと期待しています。例えば予言に関わる重要人物や、ニコの力の秘密を知る人物などが現れて物語を大きく動かすかもしれません。

ストーリーの大きな流れとしては、そろそろ「災いの日」に向けた伏線回収が始まる頃合いかもしれません。物語序盤から提示されている一年以内の災厄の予言、その期限が近づくにつれて緊迫感も増してくるでしょう。今後はコメディパートだけでなくシリアスパートも比例して濃くなっていくと予想できます。その分、笑いの方もパワーアップしてくれるはず!シリアスとギャグのジェットコースターは本作の醍醐味ですから、引き続き全力で振り回してほしいですね。

最後に読者として一言…。次巻への期待度は星五つ★★★★★! 続きが気になって夜も眠れないレベルです(笑)。ニコたちの運命は?黒幕との対決は?そしてラブコメの行方は!?考えるだけでドキドキが止まりません。発売日になったら書店にダッシュする準備は万端です!次回もきっと驚きと笑いに満ちた展開が待っていることでしょう。今から予想をあれこれ巡らせながら、その日を心待ちにしています。

関連グッズ紹介

『ウィッチウォッチ』の世界をもっと楽しみたい!という方のために、関連グッズやメディア展開についても触れておきましょう。

まず嬉しいニュースとして、2025年4月よりTVアニメ『ウィッチウォッチ』の放送が開始されました。アニメ化によって作品の人気はますます加速中です。第4巻の内容に相当するエピソードも、アニメ第10話~第12話あたりでしっかり映像化されています(Blu-ray第4巻に収録)。紙面で読んで大笑いしたシーンがアニメでどう表現されるのか、ぜひチェックしてみてください。笑いのテンポや可愛らしいキャラクターたちの動く姿に、新たな発見があるかもしれません。声優さん達の熱演も必見で、モリヒトやニコたちが声を得てさらに魅力アップしていますよ。

そして関連グッズも続々と登場しています。まずはフィギュア系から。人気キャラの音夢(ネム)が早くも立体化されており、バンプレストのLuminastaシリーズから「宮尾音夢」フィギュアがリリースされています。猫耳フード姿のキュートな造形で、ネム推しにはたまらないアイテムです。また、メガハウスのLookUpシリーズからは「若月ニコ」のおすわりフィギュアも発売決定。こちらはニコがちょこんと見上げるポーズでデスクに飾るのにピッタリの可愛さです。さらに、トレーディングカードゲーム好きにはブシロードのReバース for youから『ウィッチウォッチ』のトライアルデッキが登場し、ケイゴやモリヒトたちがカードになって活躍しています。

お次はアクセサリー&雑貨系。アニメイトやジャンプショップでは様々なグッズが手に入ります。例えばアクリルキーホルダー缶バッジは定番ですね。中でもジャンプキャラクターズストア限定で発売された「ブラック・ダークネス・イン・ジ・アビス・オブ・ザ・ユニバース」Tシャツなんてものも!作中で登場した中二病全開のネタをそのままTシャツにしたファン垂涎の一品で、アクリルチャームまで付属するという凝りようです。着るのはちょっと勇気がいりますが、部屋に飾っておくだけでもインパクト大ですよね(笑)。他にも、ヒロイン達をあしらったクリアファイルステッカー、可愛いデフォルメキャラのマスコットぬいぐるみなど、多彩なグッズ展開がされています。ジグソーパズル(1000ピース!)なんてものもあり、絵柄はアニメの美麗なキービジュアルですので作って飾ればインテリアにも映えそうです。

原作ファンにぜひ手に取ってほしいのが、コミックス各巻そのものです。電子書籍派の方も紙派の方も、改めて第1巻から読み返すと新たな発見がありますよ。おかげさまで単行本は順調に刊行を重ね、最新第21巻まで発売中です。第4巻を読んでハマったという方は、ぜひ既刊もまとめてチェックしてみてください。笑撃シーンの数々や伏線の散りばめ方など、「今だからこそ気づく仕掛け」がきっと見つかるはずです。また、各巻のカバー下や巻末おまけページも篠原先生のユーモアが炸裂していますのでお見逃しなく。

最後に、アニメ関連の音楽アイテムも紹介しましょう。主題歌CDやオリジナル・サウンドトラック(OST)はもうチェックしましたか?OP主題歌はノリノリのポップチューンで作品の明るさを体現していますし、ED主題歌は登場キャラたちを思わせる心温まる歌詞でじんわりきます。劇伴音楽もコミカルなシーンでは軽快に、シリアスな場面では荘厳にとメリハリが効いていて、聴き応え十分です。お気に入りの曲をBGMに流しながら漫画を読み返せば、楽しさ倍増間違いなしです!

このように『ウィッチウォッチ』の世界は漫画以外にも大充実しています。グッズを集めたり音楽を聴いたりすることで、作品への愛着もますます深まりそうですね。ぜひ気になるアイテムがあればチェックしてみてください。乙木家メンバーと一緒に、日常生活にも魔法の彩りを添えてみましょう!

まとめ

第4巻『ウィッチウォッチ』は、笑いとドキドキがぎゅっと詰まった神回揃いの巻でした。裏切りとバトルの緊迫展開から一転、日常ギャグで思い切り笑わせてくれる構成力には脱帽です。ケイゴの切ない秘密と新たな仲間入りという衝撃の展開がありつつ、英語教材ネタやオタクトークといった爆笑必至のエピソードもあり、終始ジェットコースターのような読書体験でしたね。シリアスでハラハラし、次のページでは声を出して笑い、そして最後にはホロリと心温まる…。まさに「涙あり笑いあり」のエンターテインメントを味わえる一冊だったと思います。

物語的にも、黒幕の存在が示唆されていよいよストーリー本筋が大きく動き出す予感がしています。第4巻はその助走期間として重要な伏線とキャラ配置がなされた印象で、個人的には★4.5/5点くらいの満足度でした(残り0.5は今後への期待分!)。ニコ達の織り成す同居コメディはますます賑やかに、そして予言の謎はますます深まって、次巻以降も目が離せません

皆さんは『ウィッチウォッチ』第4巻、どう感じましたか?お気に入りのシーンやキャラクターはいましたでしょうか?ぜひコメント欄やSNSで感想を教えてください!😊 そして、まだ本作を読んでいない友達にもこの面白さを広めてみんなで語り合いましょう。笑いの魔法にかかったら最後、もうこの物語から抜け出せなくなること請け合いです。

次なる第5巻では、一体どんな魔法が飛び出すのか…今から楽しみですね!引き続き『ウィッチウォッチ』から目が離せません。ニコとモリヒトたちの活躍を、これからも一緒にウォッチしていきましょう👀✨

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morishy

職業: 教育系事業会社でIT技術職として勤務するエンジニアです。新しい技術やサービスが大好きで、常に最新トレンドをチェックしています。

趣味: 読書、アニメ・ドラマ・映画鑑賞、スポーツ観戦、ゲーム、プラモデル作り…と幅広い趣味を持っています。好奇心旺盛な性格で、ジャンルを問わず色々な作品に触れるのが大好きです。

自己紹介: はじめまして!IT業界で培った探究心を活かし、話題の本やアニメ、ドラマなど 様々なエンタメ作品の魅力を発信するブログ を運営しています。好き嫌いなく何でも楽しめる性格なので、小説から映像作品までジャンルを横断して鑑賞中。最近は特に読書やアニメにどっぷりハマっており、「この作品のここがすごい!」という 推しポイント を中心に皆さんに紹介しています。幅広い作品に触れているからこそできる 横断的なレビュー を心がけており、「次はどの本を読もう?」「このドラマ気になるけど面白い?」というときに参考にしてもらえる情報をお届けできれば嬉しいです。作品の魅力を共有し、あなたの新しいお気に入り探しのお手伝いができるよう頑張りますので、どうぞよろしくお願いします!

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