週刊少年ジャンプ発の大人気バレーボール漫画を原作とするアニメ『ハイキュー!!』。その記念すべき第1期・第1話「終わりと始まり」は、まさにタイトル通り物語の幕開けにふさわしい熱いエピソードです。中学時代の最後の公式戦に臨む主人公・日向翔陽と、“コート上の王様”と呼ばれる天才セッター影山飛雄との出会いが描かれ、視聴前から原作ファンの期待は最高潮でした。視聴後には「1話からこんな泣けるなんて!」と感動する声も上がるほどで、スポーツ青春ものとして心を揺さぶるスタートを切っています。
本記事では、第1話の見どころやキャスト・スタッフ情報、考察や感想を丁寧にまとめつつ、未視聴の方でも楽しめるよう配慮しています。それでは“小さな巨人”への第一歩が踏み出される瞬間、じっくり振り返っていきましょう!
Contents
キャスト・キャラクター紹介
まずは主要キャラクターと声優陣に注目しましょう。
- 日向翔陽(ひなた しょうよう):村瀬歩さん 村瀬さんは1988年生まれでアメリカ・カリフォルニア州出身というユニークな経歴を持ち、2014年『ハイキュー!!』日向役が自身初の主演となった実力派声優です。本作での元気いっぱいな熱演は第10回声優アワード新人男優賞を受賞するほど高く評価されました。実年齢25歳(放送当時)とは思えない少年らしい声で日向の明るく一直線な性格を体現し、視聴者からも「日向役の村瀬くん(25歳と知ってビックリ)」との驚きの声があがりました。村瀬さんは他にも『魔入りました!入間くん』の主人公・入間など人気作品に多数出演しており、エネルギッシュな少年役に定評があります。日向翔陽は低身長ながら驚異的な瞬発力とジャンプ力を持つ熱血少年。「バレーで頂点に立つ」という夢に向かって一直線に突き進む彼を、村瀬さんは伸びやかで弾むような声で魅力たっぷりに演じています。
- 影山飛雄(かげやま とびお):石川界人さん 石川さんは1993年生まれ東京都出身で、デビュー後すぐに頭角を現した注目の若手声優です。第8回声優アワードでは新人男優賞、第14回では助演男優賞を受賞しており、まさに業界が認める実力派。『ハイキュー!!』影山役をはじめ、『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』の梓川咲太や『盾の勇者の成り上がり』の岩谷尚文など人気作品の主要キャラを数多く担当しています。さらに『ワンパンマン』のジェノスや『僕のヒーローアカデミア』の飯田天哉など、クールな熱血漢からコミカルな役まで幅広い演技でファンを魅了しています。影山飛雄は「コート上の王様」の異名を持つ天才セッターですが、独善的な一面から中学時代は孤立していたという難しいキャラクター。石川さんは低めで芯のある声質を活かし、影山のプライドの高さと不器用さを絶妙に表現しています。日向に対して厳しい口調で放つセリフにも迫力があり、第1話では早くも「影山、見た目によらず熱血タイプ。こりゃ面白くなりそう」という視聴者の好意的な反応を引き出していました。日向役・村瀬さんとの掛け合いも息ぴったりで、今後のコンビネーションに期待が高まります。
この他、第1話では烏野高校バレー部の主将・澤村大地(声:日野聡さん)、副主将の菅原孝支(声:入野自由さん)、熱血先輩・田中龍之介(声:林勇さん)ら主要キャラも登場します。それぞれ実力派の声優陣が揃い、キャラクターの魅力を引き立てています。特に田中役の林勇さんの熱すぎる演技や、影ながら部を支える菅原役・入野自由さんの優しい声色にも注目です。第1話時点では姿のみの登場ですが、リベロの西谷夕(声:岡本信彦)やブロッカーの月島蛍(声:内山昂輝さん)といった人気キャラクター達も今後登場予定。豪華キャストたちが織りなす青春群像劇から目が離せません!
制作陣情報
第1期の制作スタッフも、本作のクオリティを語る上で欠かせません。
- 監督:満仲勧さん 満仲監督は本作がシリーズ初監督作品ながら、Production I.G制作のもと卓越した演出力を発揮しました。第1話から試合シーンの臨場感溢れる描写や緩急のつけ方が見事で、原作者・古舘春一先生の世界観をアニメで鮮やかに“再現+α”しています。例えば中学最後の試合シーンでは、回想と現在の試合展開を交互に織り交ぜながら物語を進める演出手法が採られましたが、「回想と試合が同時進行する演出や中学卒業までのまとめ方がなかなか良かった」と好評です。また劇中では「セッターとは~」など専門用語の説明も自然に盛り込まれ、初見でもルールが分かりやすい工夫がされています。これはスポーツアニメ初心者にも優しい配慮であり、第1話の段階から物語に引き込むための演出上のポイントと言えるでしょう。満仲監督はその後も第3期までシリーズを牽引し、『ハイキュー!!』をテレビアニメ史に残る名スポ根アニメへと押し上げました。
- シリーズ構成・脚本:岸本卓さん 岸本さんは『銀の匙 Silver Spoon』や『うさぎドロップ』などの脚本・シリーズ構成で知られ、青春群像劇を丁寧に描く巧者です。本作でも第1期全体の構成を練り、第1話をはじめ多くの脚本を手掛けています。岸本さんの脚本の魅力は、王道スポーツものの熱さを保ちつつもキャラクターの心情や成長をきめ細かく描写する点にあります。「王道だけど決して陳腐ではない。細かい展開や設定が上手いんだよなぁ~」という原作ファンの声もあり、丁寧なドラマ作りが高く評価されています。第1話でも日向と影山という対照的な二人を中心に据えながら、脇を固める仲間たちの存在感や試合展開のテンポの良さが光りました。視聴者からは「テンポが良く丁寧で、よくできた漫画だなとは思うけど個人的にはハマらなかった」という声もある一方、多くは「アニメ作画いいなあ、声優さんもいい。」「まだキャラをよく知らないのに普通にウルッときた。高校入学までのスピード感、嫌いじゃない…というかこれでまだ1話なの!?って感じ」と、その完成度に感嘆する意見が多数でした。
演出面では、影山がコート上で王冠を戴いているイメージ映像や、日向の俊敏さを強調する残像表現など、漫画では表現しにくい映像ならではの工夫も随所に盛り込まれています。こうした演出アイデアについて、満仲監督や岸本さんをはじめとした制作陣は原作愛を持って議論を重ね、アニメ独自の魅力を引き出したそうです。結果、第1話から「映像的・音響的演出のクオリティも申し分なく、高く“飛翔”することも出来ている」と評価され、原作ファンも納得の仕上がりになりました。音楽を担当する林ゆうきさん・橘麻美さんの劇伴も熱く爽やかで、試合シーンの盛り上げに大きく貢献しています。林ゆうきさんは『僕のヒーローアカデミア』などの劇伴でも知られる人気作曲家で、本作でも名曲を多数生み出しました。第1話冒頭やクライマックスで流れる「頂の景色」などの楽曲は作品テーマとリンクし、視聴者の胸を熱くさせます。
あらすじ - 「終わりと始まり」
小学生の時にテレビで見た高校バレーの試合で、“小さな巨人”と呼ばれる小柄なエースに憧れた日向翔陽。それ以来バレーボールに魅せられた彼でしたが、中学ではメンバー不足で公式戦に出られず…。それでも情熱を燃やし続けた日向は、中学3年の冬、仲間をかき集めて最初で最後の公式戦に臨みます。対戦相手は優勝候補の北川第一中。そこには「コート上の王様」と異名をとる天才セッター・影山飛雄の姿がありました。高さも実力も格上の強豪チームを前に、日向の即席チームは序盤から劣勢。それでも日向は驚異的な足の速さでどんなボールにも食らいつき、最後まで諦めずに奮闘します。仲間のミスも笑顔で励まし、「まだ負けてないよ?」と無邪気に言い放つ日向の姿に、強豪校の影山も次第に心を動かされていきました。
それから数か月後――春、日向はかつて“小さな巨人”が全国で活躍した烏野高校に進学。憧れの強豪校でバレー部に入部し、再出発を図ります。
感想
第1話を観終えてまず感じるのは、「これぞ青春スポーツアニメ!」という胸の熱くなる高揚感です。日向が仲間と必死に繋いだボールを決めた瞬間や、悔し涙を浮かべて影山に食ってかかるラストシーンなど、随所にグッとくる場面が散りばめられていました。SNS上でも「1話からこんな泣けるの?!『まだ負けてない』って言いたい」と感動したという声が多数あり、序盤から視聴者の心を掴むパワーが感じられます。主人公の日向はとにかく真っ直ぐで明るく、“良い子”すぎるほど良い子ですが、その純粋さが押し付けがましくなく爽やかに描かれているので見ていて気持ちが良いですね。負けてもなお笑顔で仲間に感謝できる日向の姿には、「翔陽みたいに素直に人に『ありがとう』と言える人になりたい」といった感想もありました。一方の影山も、中学時代は傍若無人な王様だったようですが、試合を通じて日向の実力と根性を認める素振りを見せたりと、ただの嫌な奴ではない片鱗が垣間見えます。ラストで日向の挑戦を受けた際の表情にはどこか清々しさすら感じられ、ライバル関係の始まりとしてワクワクしました。
映像面の印象としては、制作スタジオのProduction I.Gならではの安定したクオリティが光ります。キャラクターデザインは原作の古舘先生の絵柄を綺麗にトレースしつつ、色彩と動きを得てより生き生きと感じられました。「原作の少し荒っぽい線がアニメではスッキリ直されて見栄えが良くなっている」という指摘もある通り、背景の奥行きやコートの広さなど空間表現もリアルです。試合中の作画も乱れず、ボールの軌道やスパイクの瞬間の迫力は見応え抜群でした。特に印象的だったのは、靴が体育館の床をキュッと擦る効果音や汗の描写など、細部までこだわった演出です。「シューズの“キュッ”て音好きなんだよなぁ~青春って感じがする。」という視聴者の声もあり、部活経験のある方には懐かしさを誘うリアルな質感でした。林ゆうきさん作曲の劇伴音楽も熱量たっぷりで、第1話の盛り上がりを後押ししています。オープニング主題歌「イマジネーション」(SPYAIR)も疾走感があり、映像とのシンクロでテンションが上がりました。エンディングテーマ「天地ガエシ」(NICO Touches the Walls)はどこかノスタルジックで、エピソード終盤の余韻に浸れる良曲です。「エンディング曲懐かしい…」と感じた方もいるようで、音楽面でも抜かりなしでした。
全体として、第1話は120点満点の出だしと言えるでしょう。王道のストーリーながら爽やかさと熱さのバランスが良く、初見でも「なんだか面白そう!!!まだ1話なのにウルッときた」と視聴者を惹きつける力があります。強いて言えば、スポーツもののセオリー通りに展開する部分もあるので、人によっては「よくできているけど個人的にはハマる感じではない」と感じるかもしれません。しかし第1話時点では物語は始まったばかり。日向と影山のこれからの関係性や、烏野高校バレー部での新たなドラマがどう描かれるのか、期待しかありません。初心者も原作ファンも満足できる丁寧な導入だったと思います。筆者自身もラストシーンでは日向の悔し涙にもらい泣きしつつ、次回以降の展開に胸を躍らせました。
考察・解説
第1話は物語全体のプロローグとして、テーマやキャラクター性を象徴的に提示しています。まず注目すべきは**「敗北から始まる物語」という点です。他のスポーツ作品では「勝利して先へ進む」パターンが多い中、『ハイキュー!!』では主人公が初戦で完敗を喫し、しかしそれを糧に成長が始まるという構成になっています。日向役の村瀬歩さん自身もラジオで「他作品は勝って先に進む事が多い中、この作品は負ける事で先に進む作品」だと語っており、まさに第1話がそれを体現しています。日向は影山に惨敗したことで「次は勝つ」という明確な目標を得て、高校で再起を図るわけです。この敗北をバネにする前向きさ**こそ、本作の大きなテーマと言えるでしょう。「まだ負けてないよ?」という日向の名言も、第1話のキーワードとして心に残ります。「戦い続ける理由はまだ負けていないから」と作中で語られるように、どんな状況でも最後まで諦めない日向のメンタリティが作品全体を通じて貫かれていくのだろうと感じさせます。
また、日向と影山という対照的な主人公二人の描写も興味深いポイントです。日向はチームメイト思いで仲間を鼓舞するタイプ、影山は才能ゆえに他人にも自分にも厳しいストイックなタイプ。第1話ではこの両者が敵同士として出会いますが、試合を通じて互いにないものを感じ取り始めています。影山は日向のひたむきさに触れ、「なんでそこまで…」と驚きをもって彼を見つめました。一方の日向も、圧倒的な実力を前にしつつワンプレーだけは影山から得点をもぎ取っています(高速移動からのスパイクシーン)。この時、才能 vs 情熱という構図が一瞬逆転し、影山が「コイツ何者だ…!?」という表情を見せる演出は痺れました。ネット上でも「あの王様を驚かせる日向凄い!」「影山が思わず追いつけなかった動き、鳥肌」という声があり、二人のポテンシャルと今後の伸びしろを感じさせます。正反対の二人がチームメイトになったらどうなるのか?というワクワク感が第1話終了時点でしっかり醸成されており、シリーズを通しての最大の見どころ(=日向と影山のバディ関係)の芽がここに描かれているのです。
演出的な観点で言えば、第1話には原作漫画にはない工夫も盛り込まれています。例えば影山が「王様」と呼ばれることへのビジュアル表現。アニメでは影山がトスを支配するさまを暗喩するように王冠やマントをまとったイメージが差し込まれました。これは彼の傲慢さと孤高さを象徴する演出ですが、一部視聴者からは「王様演出が大袈裟すぎて笑ってしまう」という意見もありました。確かにスローモーションで王冠姿の影山が映るシーンはインパクト大ですが、人によってはギャグに映る可能性もあります。しかしこうしたデフォルメ演出も少年漫画的なノリとして楽しめる範囲でしょうし、影山の内面を分かりやすく伝えるという意味では効果的だったと思います。日向の超人的な移動攻撃にしても、瞬間移動ばりの残像で表現されており、「まるで人間離れしている?でもハイキューの登場人物たちは全員普通の男の子たちなんです」と原作ファンが語る通り、あくまで現実的な中でのすごさとしてギリギリ許容できるラインを守っています。『ハイキュー!!』は「必殺技」や「特殊能力」が出てこないリアル志向のスポーツものですが、それでもアニメーションとしての爽快感を演出するために、このような絶妙なデフォルメが使われている点が面白いですね。
原作漫画との比較では、構成の再編にも触れておきましょう。第1話は原作第1巻の序盤に相当しますが、アニメでは中学時代の回想と高校入学後の再会シーンを一本のエピソードにまとめています。原作では日向と影山が烏野高校で再会する場面はもう少し後(第2話相当)ですが、アニメ第1話のラストに持ってくることで物語のフックを強めています。これにより「ライバルが同じチームに!」というサプライズで視聴者の興味を引き、第2話への引きを作る構成になっています。脚本の岸本卓さんの手腕であり、非常にテンポ良く感じられた要因でしょう。「高校入学までのスピード感、嫌いじゃない…むしろこんなに色々あったのにこれでまだ1話なの!?って感じ」という声もありました。尺の使い方が巧みなので駆け足感はなく、必要なエピソードをしっかり見せつつ締めるところは締めている印象です。また原作の台詞もかなり丁寧に拾っており、ファンが心待ちにしていた「俺は一番長くコートに立ってやる!」という日向の宣言もバッチリ再現されました。こうした名シーンは後に“MVPシーン投票”でも1位に輝くほどで、アニメ化に際しての期待に十分応えたと言えるでしょう。
総じて、第1話「終わりと始まり」はタイトルが示す通りの完璧な序章でした。敗北から始まるドラマというテーマ設定、対照的な主人公二人の関係性、そして青春スポーツものらしい爽快な演出と熱量が凝縮され、これから物語がどう展開していくのか想像が膨らみます。原作既読の方はもちろん、初めて『ハイキュー!!』に触れる方でも「これは面白くなりそうだ」と感じられるはずです。「翔ちゃんがとにかく主人公タイプだな。最初はできないけど伸びていくポテンシャルがあって真っ直ぐなハートを持ってる。強くなってくんだろうなぁ」という指摘もありましたが、第1話で提示された日向の成長物語が今後どう花開いていくのか、本当に楽しみですね。
視聴者の反応
第1話放送後の反響をSNSやレビューサイトから拾ってみると、好評・不評それぞれの声が上がっていました。
賛否両論あるものの、総合的には圧倒的にポジティブな反応が目立ちました。初回放送当時、Twitter上でも「ハイキュー1話最高!」といったコメントが飛び交い、ハッシュタグがトレンド入りするほど盛り上がっていたのが印象的です。ネガティブな意見の中にも「それ以外は完璧」といったフォローが付くケースが多く、クオリティ自体は誰もが認めるところだったように思います。
ポジティブな反応(好評) 🟢
- 「初回から胸アツ!」 – 「1話からこんなに泣けるなんて…。日向の『まだ負けてない』に心打たれた」と、第1話の熱い展開に感動したという声が多数見られました。主人公のひたむきさやラストのリベンジ宣言に涙腺を刺激された視聴者が多かったようです。
- 「作画・演技のクオリティが高い」 – 「アニメ作画いいなあ、声優さんもいい。」と、映像面・演技面の完成度を称賛するコメントも多いです。原作の迫力を損なわない映像と、村瀬さん・石川さんら声優陣の熱演によって、試合シーンの緊張感やキャラの魅力が存分に伝わったとのこと。
- 「キャラとストーリーに引き込まれる」 – 「翔ちゃんのポテンシャルすごい!影山も見た目によらず熱いタイプで面白くなりそう」というように、登場人物や物語展開に惹き込まれたという意見です。日向と影山という対照的なキャラが出会い「これからどうなるんだろう」という期待感でいっぱいになったとの声が上がりました。
- 「青春のリアルさに共感」 – 「シューズのキュッて音が青春って感じ…細かい演出がイイ」と、部活経験者らしき視聴者からはリアルな描写に共感する声も。中学体育館の雰囲気や仲間との掛け合いなど、「自分の学生時代を思い出して熱くなった」という反応が見受けられます。
- 「先が気になって仕方ない!」 – 「原作ほぼ未読だけどめちゃくちゃ面白い!1話で既にウルッときた。こんなに色々あってまだ1話なの!?先輩たちがどんな人か楽しみ」と、物語の続きへの期待を語る声です。30分で情報量たっぷりなのに駆け足感なく、むしろ今後の展開に期待が膨らむ構成だったとの評価がありました。
ネガティブな反応(賛否両論・批判) 🔴
- 「よくできてるけど惹かれない」 – 「つまらなくはないけど…普通。丁寧でテンポも良いけど個人的にはハマる感じではない」と、作品の完成度自体は認めつつ自分には刺さらなかったという声です。王道スポーツものゆえ展開が読めてしまい、意外性に欠けると感じた視聴者もいたようです。
- 「1話で視聴をやめてしまった」 – 実際に「昔1話で挫折したのですが…」というユーザーもおり、序盤の試合描写が定番すぎて先が気にならなくなってしまったという意見もありました。派手な必殺技などが出てくるわけではないリアル路線のため、序盤の地味さで離脱してしまった人も一部いるようです。
- 「主人公の言動が綺麗すぎて苦手」 – 「『まだ負けてないよ?』のドヤ顔が嫌いなんだよなぁ。それ以外は完璧だけど」との声があり、日向の純粋まっすぐすぎる言動を逆に「眩しすぎる」「少年漫画の主人公然とし過ぎ」と感じる向きもあったようです。ただしこのコメントの後半にもある通り、「それ以外は作画も最高、良い1話」ということで全体としては好意的な人がほとんどでした。
- 「演出が大袈裟すぎる」 – 「影山が常にスロー&王冠演出で笑ってしまう。あれじゃシリアスにならない」という指摘も。影山の“王様”表現や過剰なスローモーション演出がやり過ぎに感じられ、一部ギャグっぽく見えたという声です。緊張感を高める狙いの演出ですが、人によってはクサく映ったかもしれません。
- 「絵柄・作画に好みが分かれる」 – 「作画が時々安っぽく、キャラが宇宙人みたいに見える時があった」という厳しい意見も。キャラクターデザインの目の描き方(光が入っていない独特の瞳など)や、動きのあるシーンでのデフォルメ表現に違和感を覚えた視聴者もわずかにいました。ただし作画崩れ等はなく全体として高評価が多いため、好みの問題と言えるでしょう。
次回への期待
第1話のラストで、宿敵だった日向と影山がまさかの同じチームメイトになるという展開が示され、否が応でも次回が気になる終わり方でした。第2話「烏野高校排球部」では、さっそく日向と影山が入部早々衝突する様子が予告されています。因縁のライバルがどうやって共に戦う仲間になっていくのか? これが序盤の最大の見どころになるでしょう。お互い負けん気が強い二人だけに、主将の澤村が仲裁に入っても暴走気味……? 第2話では烏野バレー部の先輩たち(澤村・菅原・田中)も本格的に絡んできて、日向&影山コンビを“鍛え直す”展開になりそうです。「中学の時に敵同士だったとしても、今はネットのこっち側だと自覚しなさい」という澤村の台詞が予告であり、二人にチームワークの大切さを叩き込むシーンが期待できます。
また、第1話では姿を見せなかった烏野高校の守護神・リベロ西谷夕や、クレバーな一年生ブロッカー月島蛍&山口忠コンビの登場も待ち遠しいですね。特に西谷(ノヤっさん)は次々回あたりで登場するはずですが、どんな派手なプレーで魅せてくれるのか楽しみです。さらに、日向・影山ペアが正式にコンビを組む瞬間にも注目です。原作ファンなら周知の「変人速攻」と呼ばれる必殺コンビ技がいつ炸裂するのか…第3話以降の大きな山場になるでしょう。ネット上でも「日向が初めて影山からトスを貰える回(第3話)は神回だった」との声がありましたが、そのシーンを早くアニメで観たいものです。
ストーリー全体としては、高校バレー部に入部した日向たちが春高(春の高校バレー全国大会)を目指していく長い物語の始まりに過ぎません。今後、練習試合やインターハイ予選など数々の試練が待ち受けています。第1話で日向が憧れを語った“小さな巨人”こと烏野高校OBの先輩とも、いつか対面する日が来るのか? 影山にも中学時代の因縁(チームメイトとの確執)が描かれるのか? ライバル校にも個性的な選手が多数登場するはずで、既に第1話で存在が示唆された北川第一中のエース・京谷や主将の及川徹(影山が「及川さん」と呼んでいた人物)にも注目です。原作を知っている方は先を見据えてニヤニヤしつつ、アニメ組の方は是非キャラクター一人ひとりのドラマを追いかけてみてください。「終わり」と「始まり」が同居した第1話から、これからどんなドラマが展開されていくのか、期待は高まるばかりです!
配信情報・視聴方法
『ハイキュー!!』第1期第1話は各種動画配信サービスで視聴可能です。定額見放題で配信している主なサービスを以下に挙げます(記事執筆時点):
- ABEMAプレミアム – インターネットテレビABEMAの有料プランで第1期全話を配信中です。スマホやPCで気軽に視聴できます。
- Amazon Prime Video – プライム会員特典で第1期(TV 1stシーズン)全25話が見放題配信中です。プライム会員の方は追加料金なしで楽しめます。
- Netflix – 大手動画配信サービスNetflixでも『ハイキュー!!』TVシリーズ全シーズンが見放題配信されています。高画質でじっくり一気見したい方に。
- dアニメストア – アニメ専門の配信サービスでも第1期が全話配信中。月額440円(税込)で多数のアニメと併せて視聴できます。ドコモ以外の方も利用可能です。
- U-NEXT – 総合配信サービスU-NEXTでも見放題扱いで提供されています。初回31日間無料体験を利用して視聴することもできます。
このほか、HuluやTELASAなどでも配信されており、レンタル配信(各話購入)ならRakuten TVやGYAO!ストア等でも視聴可能です。お好きなプラットフォームで第1話から熱戦の火蓋を切ってみてください。地上波放送は終了していますが、配信を通じていつでも“今から”ハイキュー青春に飛び込めます!
なお、Blu-ray/DVDを手元に置いて楽しみたい方にはパッケージ版も発売中です。第1期は全9巻のBlu-ray/DVD初回生産限定版がリリース済みで、豪華特典と収納BOX付きセットも販売されています。各巻には映像特典やブックレットが封入され、ファン必携の内容です。例えばアニメイト通販では「【Blu-ray】TV ハイキュー!! Vol.1」が税込7,480円で販売されています。お気に入りのエピソードを何度も見返したい方はぜひチェックしてみてください。
関連グッズ紹介
『ハイキュー!!』はグッズ展開も非常に豊富で、第1話を観てハマった方ならグッズ集めもきっと楽しいはず! 公式関連グッズの中からいくつかジャンル別にご紹介します。
- フィギュア:主人公コンビの日向翔陽・影山飛雄を立体化したフィギュアが多数発売されています。コトブキヤの「ARTFX J 日向翔陽 1/8スケールフィギュア」はユニフォーム姿でしゃがみ込み、真剣な表情を浮かべる日向を精巧に再現した逸品です。また、グッドスマイルカンパニーのねんどろいどシリーズからは日向や影山、及川徹や黒尾鉄朗など主要キャラがデフォルメ可動フィギュアになっており、可愛いポーズで飾ることができます。プライズ景品ではバンプレストの「CREATOR×CREATOR-HINATA SHOYO-」など手頃な価格のフィギュアも展開されています。お気に入りキャラを是非お手元に!
- アパレル・ファッション:作品モチーフのアパレルも多数登場しています。ユニフォームデザインのレプリカシャツやジャージは定番人気で、烏野高校のユニフォーム型Tシャツやウインドブレーカーなど公式ライセンス商品が販売中です。2023年には眼鏡ブランド「Zoff」とのコラボで、各校キャラクターをイメージしたおしゃれなメガネが発売され話題になりました(日向モデルはオレンジ×ブラックの配色)。その他、キャラクターをプリントしたパーカーやバッグ、バレーボール柄のソックスなど日常使いできるアイテムも豊富です。お気に入りの校名や背番号入りアイテムを身に着けて、日常でもハイキュー愛をアピールしちゃいましょう。
- Blu-ray/DVD&音楽CD:前述の通り、第1期のBlu-ray/DVD全巻セットは発売済みです。各巻には描き下ろしイラストジャケットや特典アニメ映像などファン垂涎の内容が満載。また、オリジナル・サウンドトラックCDもリリースされています。第1期用には「ハイキュー!! O.S.T.1」「同 O.S.T.2」の2枚のサントラCDがあり(林ゆうきさん&橘麻美さん作曲、全27曲収録)、劇中で流れた熱いBGMの数々を自宅でも楽しめます。OPテーマ「イマジネーション」やED「天地ガエシ」のシングルCD、キャラクターソングCDも発売されているので、音楽から作品の世界に浸るのもおすすめです。
- 書籍・コミックス:アニメを観て原作漫画が気になった方は、ぜひコミックスを手に取ってみてください。原作・古舘春一先生の『ハイキュー!!』漫画は全45巻(完結済)で、第1巻には日向と影山の出会いが描かれるまさに第1話相当のストーリーが収録されています。ジャンプコミックス第1巻の定価は本体400円+税と手に取りやすい価格です。電子書籍でも配信されています。さらに関連書籍として公式ガイドブックやイラスト集も刊行されています。試合の解説やキャラ設定が載ったガイドは読み応え十分で、アニメ視聴後に原作で細かな心情描写を補完すると、理解と感動が一層深まるでしょう。
- その他グッズ:その他、小物類ではキャラクターイメージのアクセサリーやキーホルダー、文房具、ぬいぐるみマスコットなど多彩なグッズ展開があります。最近ではガシャポン(カプセルトイ)で「ハイキュー!! サコッシュ(ミニ肩掛けポーチ)」や「リンリン鈴ぬいぐるみ」といったユニークな雑貨も登場しています。フリューから発売のくじ(くじ引き)景品では可愛いデフォルメぬいぐるみシリーズ“ぬいもっち”も展開され、コレクション欲をくすぐります。自分の推しキャラグッズを集めて、部屋をハイキュー一色に染めるのも楽しそうですね。
グッズは公式通販サイトやアニメショップ(アニメイトや楽天市場など)で購入できます。**公式ポータルサイトのグッズページでは最新グッズ情報もチェックできますので、気になる方はアクセスしてみてください。お気に入りのアイテムを手に入れて、アニメ鑑賞のお供にしたり日常生活で使ったりすれば、きっとハイキュー熱がますます高まることでしょう!
まとめ
『ハイキュー!!』第1期第1話「終わりと始まり」は、そのタイトル通り終わりから始まる青春ストーリーの幕開けとして申し分のない出来栄えでした。小さな巨人に憧れた少年が挫折を経験し、新たな舞台で宿敵と再会する——王道の中に新鮮さがあり、スポーツアニメの醍醐味がぎゅっと詰まったエピソードでしたね。筆者の評価としては文句なしの★5つ!(★5中)です。作画・演出・脚本・声優陣の演技、どれを取っても高水準で、第1話終了時点で「これはハズレなし」と確信できました。
これから日向と影山がどのように切磋琢磨し、烏野高校バレー部がどんな戦いを繰り広げていくのか、シーズンを追うごとに物語は熱さを増していきます。「まだ負けてない」と笑った日向のように、彼らは挫折を力に変えてぐんぐん成長していくことでしょう。皆さんもぜひ彼らの青春を最後まで見届けて、一緒に熱く応援しませんか? もし第1話を観て少しでも心が動いたなら、その先にはもっとたくさんの感動と興奮が待っていますよ。
最後に…この記事を読んでくださったあなたは、どのシーンに一番グッときましたか? 日向と影山のどちらに感情移入したでしょうか? よろしければ感想や考察をコメントで教えてください。そして未見のご友人にも『ハイキュー!!』第1話の魅力をぜひシェアしてみてくださいね。さあ、小さな巨人への第一歩、一緒に踏み出しましょう! 🏐🔥