2020年に令和版として復活したTBSドラマ『半沢直樹』は、初回から高視聴率を叩き出し社会現象となりました。主人公・半沢直樹の決め台詞「倍返しだ!」は再び流行語級のインパクトを放ち、毎話放送中にはSNSで世界トレンド1位になるほど盛り上がりを見せています。そんな本作の第3話(2020年7月26日放送)は、前話までの緊迫した企業買収バトルが一層ヒートアップ!さらに“オネエ検査官”こと黒崎駿一の電撃登場で、笑いと緊張が絶妙にブレンドされた神回となりました。この記事では、第3話の見どころや深掘り考察、SNSで話題沸騰のポイントなどを徹底レビューしていきます。半沢の痛快な逆転劇と隠されたメッセージに触れつつ、ネタバレを極力抑えた優しい解説でお届けしますので、未視聴の方もご安心ください。それでは、“倍返し”の鍵を握る「恩返し」の行方、一緒に探ってみましょう!
キャスト・キャラクター紹介
- 半沢直樹(演:堺雅人) – 本作の主人公。東京中央銀行から子会社の東京セントラル証券に出向中のバンカーです。堺雅人さんは『リーガルハイ』やNHK大河ドラマ『真田丸』など多彩な作品で知られる実力派俳優。本作では正義感と胆力あふれる半沢を熱演し、第3話では追い詰められても冷静さと情熱を併せ持った“倍返し”精神で逆転の布石を打ちます。堺さん特有の柔和な声と笑顔の奥にメラメラ燃える闘志が光り、暑苦しさを感じさせないヒーロー像を体現しています。
- 大和田暁(演:香川照之) – 東京中央銀行の元取締役で、半沢の宿敵。香川照之さんは狂気と迫力ある演技で定評があり、前作2013年版『半沢直樹』での土下座シーンは社会現象となりました。今回は出向先で苦闘する半沢を陰から見つめる立場で、第3話では出番こそ控えめでしたが、その存在感は健在です。大和田の一挙手一投足に視聴者はハラハラ…次なる“100倍返し”級の暗躍に注目が集まります。
- 黒崎駿一(演:片岡愛之助) – 金融庁・証券取引等監視委員会の検査官。通称“オネエ検査官”黒崎は、女性言葉混じりの独特な口調と辛辣な攻めで相手を追い詰める名物キャラです。歌舞伎俳優でもある片岡愛之助さんが怪演し、7年ぶりの再登場となった第3話では「な・お・きにお仕置きよ!」の名ゼリフとともに半沢に猛襲します。前作同様に男性行員の急所(?)を責め立てる必殺技も炸裂し、視聴者を爆笑させましたが、「今の時代ではセクハラでは?」との声も上がるほど強烈でした。コミカルさと怖さを兼ね備えた黒崎のキャラクターは本話最大の見どころです。
- 森山雅弘(演:賀来賢人) – 東京セントラル証券・営業企画部の調査役で、半沢の右腕的存在。賀来賢人さんは『今日から俺は!!』などで人気の若手実力派俳優。就職氷河期に苦労した“ロスジェネ”世代の森山は、第3話で半沢の戦略を支える重要な役割を担います。常に冷静でスマートな森山と、情熱的な半沢とのバディ感は抜群で、賀来さんの落ち着いた演技が堺さんの熱量と良いコントラストを生んでいます。今話では仲間思いな面や、自らも“恩返し”に動く熱い一面が垣間見え、成長する若手バンカー像を体現しました。
- 半沢花(演:上戸彩) – 半沢の妻で良き理解者。上戸彩さんは『昼顔』など数々のドラマで主演を務めてきた人気女優です。花は明るくしっかり者で、仕事で疲弊する半沢を家庭面から支える癒し的存在。第3話でも夫の異変に敏感に気づき支えようとする姿が描かれました。上戸さんの親しみやすい演技で、重厚な物語の中にほっと一息つける温かみを与えています。
- 渡真利忍(演:及川光博) – 東京中央銀行の融資部に勤める半沢の同期で情報通。及川光博さん(愛称:ミッチー)は歌手としても俳優としても活躍し、『相棒』シリーズなどでもおなじみ。渡真利は銀行内部の動きを半沢に密かに伝えるキーパーソンです。第3話では3シーンに登場し、バーで半沢と言葉を交わす場面ではコミカルなやり取りで魅せました(「俺の分の恩返しは?」とおねだりする可愛げにクスッとさせられました)。及川さんの洒脱な演技が、この硬派なドラマに程よい軽さと友情の温かみを添えています。
(上記のほか、東京セントラル証券の社長・伊佐山泰二役に市川猿之助さん、IT企業スパイラル社長・瀬名洋介役に尾上松也さんなど豪華キャストが勢揃い。それぞれが物語に厚みを与え、第3話以降の展開にも深く関わっていきます。)
制作陣情報(監督・脚本・制作)
令和版『半沢直樹』を手がける制作陣も超豪華です。総監督を務めるのは福澤克雄氏。TBSの日曜劇場枠で数々のヒットドラマを生み出してきた名演出家で、前作2013年版『半沢直樹』や『下町ロケット』など池井戸潤作品の映像化にも深く関わった人物です。福澤監督は時代劇のような勧善懲悪の演出を得意とし、本作でも対決シーンのカメラワークや緩急の付け方が秀逸。第3話でもモニターに映る株価を皆で息を呑んで見守るカット割りなど、視聴者をハラハラ翻弄する巧みな演出が光りました。
脚本は丑尾健太郎氏が中心となり、複数の脚本家チームで執筆されています。丑尾氏は『小さな巨人』や池井戸作品の『ノーサイド・ゲーム』も手掛けた経験があり、社会派エンタメを得意とする脚本家です。2013年版の脚本担当・八津弘幸氏からバトンを受けた形ですが、原作者・池井戸潤さんの骨太ストーリーに現代的なテンポとサービス精神を織り交ぜ、第3話まで緊張感と爽快感を両立させる展開を作り上げています。特に本エピソードでは「恩返し」というテーマをキーワードに据え、単なる痛快劇に留まらない人間ドラマの厚みを感じさせました。
池井戸潤氏による原作小説シリーズの存在も欠かせません。ドラマ前半(第1~4話)のベースは池井戸氏の小説『ロスジェネの逆襲』で、後半(第5話以降)は『銀翼のイカロス』が原作になっています。池井戸作品は銀行や企業を舞台にしたリアリティと、弱きを助け強きを挫く勧善懲悪の爽快感が魅力ですが、本作でもその持ち味が遺憾なく発揮されています。「倍返し」という痛快なキャッチフレーズは原作では実は限られた場面でしか出ないのですが、ドラマ版では毎回クライマックスで多用され視聴者のカタルシスを高めています。原作者自身もドラマ化に太鼓判を押しており、製作陣がタッグを組んで原作の良さを最大限引き出している点も見どころです。
制作プロデューサーには伊與田英徳氏(TBS)らが名を連ねます。前作から引き続き陣頭指揮を執る伊與田氏は、「視聴率40%超えの男」とも称されるヒットメーカーで、今作も期待に違わぬ大ヒットに導きました。制作会社はTBSテレビ。盤石の布陣で臨んだ『半沢直樹』令和版は、まさにドラマ界の“鉄板チーム”によって作られているのです。
あらすじ
※ここから先は第3話のストーリーの核心に触れています。未視聴の方はご注意ください。
前話までに、IT企業スパイラルを巡る買収攻防戦が勃発。親会社の東京中央銀行が裏で糸を引き、ライバル企業「電脳雑伎集団」がスパイラル買収に動いていました。子会社の東京セントラル証券に勤める半沢直樹(堺雅人)は、不利な状況の中でスパイラル社長・瀬名洋介(尾上松也)と手を組み、起死回生の策を模索します。
半沢の奇策:第3話序盤、半沢は電脳雑伎集団の弱点を握るため、水面下で極秘情報を入手します。それは電脳が子会社化していたソフトウェア企業「フォックス」の経営状況報告書。フォックス社の帳簿に莫大な損失が隠されていることを突き止めた半沢は、この事実を公にする“ある作戦”を決行しました。半沢たちのリークにより、フォックスおよび電脳の経営不安が市場に露呈し、電脳側の資金繰りに暗雲が立ち込めます。電脳のスパイラル買収計画は大きな打撃を受け、形勢は一時半沢側に傾いたかに見えました。
疑惑と監視委の襲来:しかし、その矢先に金融当局が動きます。突然東京セントラル証券に現れたのは証券取引等監視委員会の黒崎駿一(片岡愛之助)。彼は「フォックス逆買収計画書を提出しろ」と檄を飛ばし、半沢らに徹底検査を開始しました。予告もなく乗り込んできた黒崎に社員たちは大混乱。実は、半沢たちがスパイラルと組んでフォックス社を“逆買収”しようとしている動きを察知した電脳側(そして背後の銀行幹部)が、監視委に密告して揺さぶりをかけたのです。まさに奇策に奇策をぶつけられた半沢。黒崎の目的は「インサイダー取引など不正の証拠探し」ですが、その裏には別の思惑も潜んでいそうです。
黒崎の尋問:黒崎検査官による容赦ない尋問シーンは緊迫感と笑いが同居する名場面でした。黒崎は「な・お・き、あんた隠していることあるでしょ?」と半沢にねっとり迫りつつ、部下や森山(賀来賢人)にも執拗な質問攻めを展開。さらには男性社員のネクタイを掴み胸ぐらに手を入れるという“セクハラまがい”の強硬手段で震え上がらせます。半沢は冷静に「我々は正当な業務を遂行しているだけです」と応じますが、黒崎はどこ吹く風。「証券マン風情が銀行を出し抜こうなんて百年早いのよォ!」と妖しく笑い、検査はますますヒートアップします。
仲間の支え:一方その頃、東京中央銀行でも密かな駆け引きが進行。半沢の同期で情報通の渡真利(及川光博)は、上司から半沢に関する調査を受けつつも巧みにかわし、彼に不利な情報を渡さないよう奮闘していました。さらに物語中盤、半沢が行きつけの小料理屋「京橋置屋」で女将に礼を言われる場面も登場。女将は以前、半沢夫妻から受けた助けに対しささやかな恩返しをしていたのです。その様子に気づいた渡真利は「俺の分の恩返しは?」と冗談交じりにおねだり。しかし半沢は「お前なんかにあるわけないだろ」と一蹴し、拗ねる渡真利にクスッ。“恩返し”と“倍返し”の対比がほほえましく描かれ、張り詰めた展開の中にも友情の温かさが垣間見えました。
逆買収劇の行方:終盤、黒崎の監査によってスパイラル株の急落という事態が発生します。電脳側の狙い通り、監視委介入のニュースが市場に流れたことで、スパイラルは窮地に追い込まれてしまいました。絶体絶命の半沢たち。しかし、ここで半沢は「仲間を信じて最後まで諦めない」決意を新たにします。鍵を握るのはやはり“恩返し”。今まで半沢が培ってきた人望と信頼により、意外な人物から援軍の手が差し伸べられるのです…。果たして逆買収の成否は?黒崎の魔の手をくぐり抜け、電脳と銀行の野望を打ち砕くことができるのか?――物語は次回、第1部クライマックスへ向けて最大の盛り上がりを迎えます。
感想
第3話を観終えてまず感じたのは、「怒涛の展開に心が忙しいけど最高に痛快!」という率直な感想です。終始ハラハラドキドキの連続でしたが、その緊張を絶妙なタイミングで和らげてくれる笑いの要素もあり、一時間があっという間でした。
印象的だったのは黒崎検査官の再登場シーンです。7年前と変わらぬ強烈キャラで半沢に絡む姿には思わず吹き出しました。片岡愛之助さんの振り切った怪演は、「ここまでやるか!」というほどオネエ度マシマシで、もはやコメディドラマ並みに笑わせてくれます。男性社員のネクタイをクイッと掴んで迫る姿に、「それセクハラで訴えられるよ黒崎ちゃん…」とツッコミを入れつつも、久々の“お仕置き”芸に大笑いしました。正直、あの必殺技(※乳首を抓む仕草)は時代的にアウト寄りですが、「笑ってはいけない監視委員会」とでも言うべきシュールな光景にSNSも大盛り上がりでした。
もちろん笑いだけでなく、半沢の執念とチームの絆には胸が熱くなりました。逆境に追い詰められても仲間を守ろうとする半沢の姿勢はグッと来ます。今回、森山や部下たちが半沢を信じて奮闘する姿や、渡真利が「親友だからこそ危ない橋は渡らせない」と半沢を想う場面など、随所に人情味が溢れていました。中でも、小料理屋で女将さんが半沢に感謝を伝えるシーンはほっこり。半沢が陰で人助けしていたことが示唆され、「恩返し」のエピソードとして心に残りました。ハードな企業ドラマの中にこうした温かな瞬間があることで、より物語に深みが出ています。
一方で、「ちょっとそれはご都合では?」と感じた点も少々。例えば重要なデータが入ったフォルダを目の前で削除されても誰も止めないとか、社員総出で劇場観賞のごとく検査を見守ってるとか、現実なら有り得ないシチュエーションに突っ込みたくなりました(笑)。しかし、そうした突っ込みどころも「まあ半沢だからいいか!」と思わせる不思議な魅力がこのドラマにはあります。多少のご都合主義はこの痛快劇のご愛嬌、むしろ安心して楽しめるお約束の範疇でしょう。
また、香川照之さん演じる大和田の出番が今回は少なめだったのは個人的に寂しかったですが、その“不足分”は次回でガッツリ補充されそうなので期待しています。堺雅人さんと香川さんの火花散る対峙は本作の華ですから、きっと次回はやってくれるはず…!第3話はそうした嵐の前の静けさ的な部分もありつつ、黒崎という強烈スパイスを効かせた絶妙なバランス回だったと思います。
総じて、第3話は半沢シリーズらしい痛快さと人間ドラマのエモさが凝縮されたエピソードでした。「倍返し」の爽快感だけでなく「恩返し」の温かさにも触れられ、笑いあり熱さありで大満足です。視聴後には思わず拳を握りしめ、「次回こそ悪党どもをぎゃふんと言わせてくれ!」とテレビの前で応援したくなる、そんな熱量を感じました。
考察・解説
「恩返し」と「倍返し」の対比 – 第3話のサブタイトルにもなっていたように、今回は“恩返し”が物語の鍵として描かれました。半沢直樹といえば「やられたらやり返す、倍返しだ!」の信条で有名ですが、実は彼の強さの根底には“恩を大事にし、仲間を思う心”があるのではないでしょうか。劇中で半沢が周囲から信頼され協力者が集まるのは、過去に彼自身が示してきた誠意や優しさへの恩返しとも言えます。今回女将さんや森山たちが半沢を支えたのも、その象徴でしょう。原作者・池井戸潤さんの作品には、正義が悪を討つ痛快さと同時に「情けは人の為ならず」的な人情の巡りが描かれることが多いです。本エピソードでも、半沢が周囲に与えた善意が巡り巡って自らを助ける展開になっており、倍返し(報復)と恩返し(報恩)の対比が鮮やかでした。単なる勧善懲悪のヒーロー劇に留まらず、「正義とは何か」「信頼とは何か」を問いかける深みが感じられます。
逆買収(ホワイトナイト)戦術のリアリティ – 劇中で半沢たちが仕掛けた“逆買収”は、経済ドラマとして興味深いポイントです。一般的に買収劇では大企業が小企業を飲み込む構図が多い中、小が大を食うこの展開はフィクションならではの痛快さがあります。しかし実際の企業買収でも、敵対的買収に対抗してホワイトナイト(友好的な第三者)に救済買収してもらう例や、相手企業の不正を暴いて買収を阻止するケースは存在します。半沢たちはまさに電脳の粉飾(フォックスの損失隠し)を暴露し株価を操作するという荒業に打って出ました。倫理的・法的にはグレーですが、緊急避難的手段としては理にかなっています。もっとも、情報開示のタイミングや証券監視委への対応など現実には超ハードルが高いでしょう。本作ではその辺りを黒崎の介入という形でリアルに描き、「正義のためとはいえ法は破っていないか?」という問いも提示しています。視聴者としては半沢のやり方を全面的に応援したくなりますが、一方で彼自身も法の網をくぐるギリギリの勝負をしている点にハラハラさせられます。このあたり、池井戸作品らしい金融業界のリアルとエンタメ性のバランスが巧みですね。
隠れた伏線とキャラクター心理 – 第3話まで進んで、いくつか気になる伏線も見えてきました。例えば、半沢が極秘情報を入手できた背景に誰がいるのか?作中では直接描かれませんでしたが、チラッと映った後ろ姿や渡真利の反応から察するに、どうやら前作で半沢と激闘を繰り広げた因縁のあの人物が暗躍している可能性があります(名前は伏せておきますがファンならニヤリとするはず)。つまり、大和田常務(香川照之)の動向です。実は大和田も銀行内の権力争いで苦境にあり、彼が電脳買収を巡ってどんな思惑で動いているかが鍵となりそうです。第3話ラストで、大和田の部下・伊佐山(市川猿之助)が不敵な笑みを浮かべるシーンがありましたが、彼と大和田の主従関係にもひびが入っている様子でした。この辺り、「誰が味方で誰が敵か」という相関図が回を追うごとに揺らいでいくのが本作の面白さです。味方だと思っていた人物が裏切ったり、敵だった人と手を組んだり…まるで乱世の戦国絵巻のような権謀術数が繰り広げられ、目が離せません。半沢と大和田がいずれ再び相対する日が来るのか、その時どちらが上手を取るのか、考察が捗ります。
映像と演出の工夫 – 第3話でも随所に演出的な遊び心が見られました。例えば、東京セントラル証券のオフィスにある電光掲示板の銘柄名に注目です。実はこの掲示板、池井戸潤氏の他作品に登場する企業名が紛れ込んでいるんです!佃製作所や青島製作所、トキワ自動車といった社名がチラッと映っており、『下町ロケット』や『ルーズヴェルト・ゲーム』などファンにはお馴染みの会社ばかり。こうした小ネタはスタッフの遊び心でしょうが、池井戸作品の世界がゆるやかに繋がっているようでニヤリとしました。さらに今回、黒崎が登場するシーンでは彼のテーマ曲とも言える不穏かつコミカルなBGMが流れ、一瞬で場の空気が“黒崎ワールド”になるのも面白い演出でした。音楽担当の服部隆之氏による劇伴は緊迫感を煽るブラスサウンドが印象的ですが、第3話では笑いのシーンとのメリハリでより効果的に響いていました。
総じて、第3話は物語上のターニングポイントであると同時に、キャラクターの深みや制作陣のこだわりが垣間見える回でもありました。「倍返し」の痛快さの裏にある「恩返し」のテーマ、そして伏線の数々…ここから物語がどう転がっていくのか、考察すればするほど楽しみが膨らみます。視聴者同士でも「あの人物の真意は?」「あのシーンの意味は?」と語り合いたくなる、濃密なエピソードでした。
視聴者の反応
第3話放送後、SNSやネット上では様々な感想が飛び交いました。Twitterでは関連ワードが多数トレンド入りし、特に黒崎検査官に関する投稿が急増!賛否含めて視聴者の反響をまとめてみます。
ポジティブな声(好意的な反応)
- 「黒崎の登場シーン笑い転げた!片岡愛之助さん最高すぎる。久々に“おしおき”聞けて嬉しい(笑)」
- 「半沢の逆転劇が痛快!フォックス逆買収のくだりはスカッとしたし、手に汗握った~」
- 「森山役の賀来賢人くん渋い演技で光ってた。堺雅人さんとのバディ感が良き。若手とベテランのバランス絶妙」
- 「友情&恩返し描写にほろり。女将さんがお礼言うシーンとか、熱い展開の中に優しさがあって泣けた」
- 「演出が神!検査のシーンで全員がモニター見守る緊張感、まさに池井戸作品の醍醐味だね。BGMも鳥肌…」
ネガティブな声(否定的・批判的な反応)
- 「黒崎のセクハラ芸はさすがに時代遅れかも…笑ったけど今のご時世アウトでは?毎回やるのはちょっとね」
- 「都合良すぎ展開かな。フォルダ削除とか現実味なさすぎて若干冷めた。まあフィクションだからいいけど」
- 「全体に芝居がオーバーで漫画みたい、って家族が苦笑してた。私は好きだけど人によってはクドいかも」
- 「専門用語や金融知識ないとフォックス云々の話少し難しい…。もう少し噛み砕いて欲しかったかな」
- 「大和田常務出てこなくて物足りない!香川照之さんの怪演もっと見たかった~次回に期待だけど今回は寂しい」
こうした声を総合すると、第3話は黒崎検査官のインパクトが視聴者の記憶を席巻した模様です。「面白すぎる」「笑い死ぬ」と絶賛する人がいる一方、「やり過ぎでは?」との指摘もあり、良くも悪くも話題をさらいました。また、半沢の奇策にカタルシスを覚えた人が多い反面、リアリティ面でのツッコミもちらほら。とはいえ「多少のご都合は半沢らしさ」と寛容なファンも多く、概ね楽しんでいる様子でした。
特に多かったのが「緩急の演出が上手い」「ハラハラしたけど最後はスカッと」という好意的反応です。渡真利とのバーのシーンや女将さんのくだりは「癒やしパート」として好評で、「笑って泣ける神回」と評価する声もありました。「賀来賢人の演技が良い」「堺&愛之助の掛け合いもっと見たい」などキャストへの称賛も目立ち、Twitter上では出演者の名前がいくつもトレンド入りしていました。
一方で、黒崎のセクハラ的演出には現代的な視点から苦言もあり、今後の演出に改善求む声も。とはいえ「半沢直樹は様式美だからあれでいいんだ」といった擁護も見られ、ファンの愛着を感じます。また、「大和田ロス」を嘆く声も多数ありましたが、その期待は次回に持ち越しといったところでしょう。
総じて、第3話は「笑撃の神回!」としてポジティブな盛り上がりを見せつつ、細部への指摘も含めファン同士の議論が活発になった回でした。コメント欄では「あなたは黒崎のあのシーンどう思った?」なんて声も飛び交い、視聴者間の交流も盛んです。ぜひこの記事を読んでいる皆さんの感想もお聞かせください!
次回への期待
怒涛の展開となった第3話を受けて、次回第4話への期待も最高潮に高まっています。物語は次回で第1部(スパイラル編)のクライマックスを迎える見込み。果たして半沢はこの逆境を跳ね返し、見事「倍返し」を成し遂げられるのでしょうか?
まず注目は、半沢VS電脳&銀行幹部の最終決戦です。第3話のラストで追い詰められた半沢たちですが、まだ秘策が残されているはず。キーパーソンとなりそうなのが宿敵・大和田常務(香川照之)の動向です。次回予告では、大和田が「〇〇(←伏せ字)を出し抜いたのはお前か?」と怒りを露わにする姿が映り、どうやら銀行内の権力争いが表面化しそうな気配。半沢にとって敵だった大和田が、共通の敵に対抗するためまさかの共闘…なんて展開もあり得るかもしれません。香川さんの怪演が久々に炸裂しそうで楽しみですね。「大和田不足」を嘆いていた視聴者も次回は満たされることでしょう。
そして、黒崎検査官の再襲来にも要注目です。予告では黒崎が再び半沢に絡むシーンがあり、「半沢、絶体絶命!黒崎にお仕置きよ!?」といった煽り文句も。倍返しの鍵となる“恩返し”が次回どのように生きてくるのか、誰が半沢の助っ人となるのか予想が膨らみます。個人的には、これまで沈黙を守っていた東京中央銀行頭取・中野渡(北大路欣也)が何らかの裁定を下す可能性もあるのではと見ています。頭取は正義感のある人物なので、銀行内の不正が明るみに出れば味方になり得る存在です。
視聴率も右肩上がりで、第4話はさらに注目度アップ間違いなし。SNS上でも「来週は録画じゃなくリアルタイム視聴必須!」との声が多数です。伏線が回収され、電脳買収劇がどんな結末を迎えるのか…想像するだけでワクワクしますね。半沢は「やられっぱなし」で終わる男ではありません。このまま黙って引き下がるはずがない!倍返しどころか“10倍返し”、いや“100倍返し”の大逆転劇が見られるのではと期待しています。
さらに、第4話で第1部が完結すれば、第5話からは物語の舞台が大きく変わりそうです(帝国航空編に突入か)。そうなれば新たな敵や試練が待ち受けるはずで、引き続き目が離せません。まずは目前の第4話、「半沢 vs. 銀行派閥 vs. 黒崎」の三つ巴バトルをしっかり見届け、スカッと爽快な結末に期待しましょう。次回予告だけでも鳥肌モノでしたので、来週の日曜夜が今から待ち遠しいですね!
皆さんは第4話で誰がどんな“倍返し”を食らうと予想しますか?ぜひ放送前に色々と想像を膨らませて、一緒に盛り上がりましょう!
配信情報・視聴方法
「第3話を見逃してしまった!」「今からでも『半沢直樹』を最初から見たい!」という方、ご安心ください。現在『半沢直樹』シリーズ(2013年版・2020年版・スピンオフ含む)はU-NEXTで全話見放題配信中です。U-NEXTは旧Paraviのコンテンツを引き継いでおり、TBS系ドラマの独占配信先となっています。初回登録なら31日間の無料トライアル期間があるので、この期間中にイッキ見することも可能ですよ(無料期間内に解約すれば料金はかかりません)。ぜひ「倍返しだ!」の名シーンを何度でも味わってください。
また、TSUTAYA DISCASの宅配レンタルでも2013年版・2020年版ともにDVD全巻が借りられます。自宅でゆっくりDVD鑑賞派の方はこちらも便利です。地上波での再放送は現時点で予定がありませんが、TBS公式の見逃し配信(TVerやTBS FREE)は放送直後の期間限定で利用できる場合がありますので、放送を見逃したらまずチェックしてみましょう。
放送時間は毎週日曜21:00~(TBS系)です。リアルタイム視聴できない方も録画予約をお忘れなく!特に次回第4話は見逃せない激アツ回になりそうです。放送後は当サイトでも即日レビュー記事を公開予定なので、視聴後の語り合いにぜひ遊びに来てくださいね。
▶︎ 今すぐ『半沢直樹(2020年版)』第3話を視聴する:U-NEXTで配信中(31日間無料トライアルあり)
関連グッズ紹介
『半沢直樹』ブームに乗って、ドラマをさらに楽しめる公式グッズや関連商品も多数発売されています。いくつかピックアップしてご紹介しましょう。
- Blu-ray & DVD-BOX(ディレクターズカット版) – 2021年1月29日発売の2020年版全話収録BOXです。未公開シーンを追加したディレクターズカット版となっており、第3話含めオンエアでは描かれなかった細かなエピソードも堪能できます。特典映像やブックレットも封入され、ファン必携の内容。高画質で半沢の雄姿を繰り返し楽しみたい方におすすめです。
- 日曜劇場『半沢直樹』公式ブック – 講談社から2020年8月13日に発売された公式ガイドブック。出演俳優陣のインタビューや撮影秘話、キャラクター相関図、さらには原作者・池井戸潤氏のコメントまで盛り込まれた充実の一冊です。第3話放送直後に発売されたため、第1部の内容を中心に解説・考察が掲載されています。ファンならニヤリとできる裏話満載で、ドラマ視聴後のお供にピッタリ。
- 倍返し饅頭&100倍返し饅頭 – 2013年の放送時にTBS公式ストアで発売され大ヒットした「半沢直樹 倍返し饅頭」、令和版ではさらにパワーアップして登場です!2020年には「100倍返し饅頭(東京セントラル証券ver.)」が発売され即完売。さらに物語後半に合わせ「東京中央銀行ver.」も発売されました。赤坂の売店では毎日100箱が飛ぶように売れ、生産が追いつかないほどだったとか。お饅頭の箱には「倍返しだ!」の文字と半沢イラストが描かれており、お土産や話のネタにも面白い逸品です。再入荷情報はTBSショッピングサイトやツリービレッジ公式などで随時案内されています。
- 原作小説(半沢直樹シリーズ) – ドラマを機に原作も読んでみたいという方には、池井戸潤氏の小説シリーズがおすすめ。第3話までのスパイラル編は『ロスジェネの逆襲』(文庫版:講談社文庫『半沢直樹3 ロスジェネの逆襲』)が該当します。ドラマとの違いや、活字ならではの心理描写を楽しめますよ。続編の航空業界編『銀翼のイカロス』(講談社文庫『半沢直樹4 銀翼のイカロス』)もドラマ後半のベースになっています。原作を読むとドラマの伏線に気付けたり、より深い理解が得られるのでぜひチェックしてみてください。
- その他グッズ – この他にも、公式からはクリアファイルやマグカップ、Tシャツなど様々な半沢グッズが展開されています。例えば「東京中央銀行」「東京セントラル証券」のロゴ入りグッズや、「倍返し饅頭」のイラストTシャツなどユニークなアイテムが揃っています。劇中で半沢が使っていたネクタイやバッグと同モデルの商品がSNSで話題になったこともあり、ファッション面から作品に浸るファンもいるようです。公式オンラインショップや一部キャラグッズ専門店で購入可能なので、興味のある方はぜひ探してみてください。
グッズを手に入れれば、家でも職場でも「倍返しだ!」の気分を楽しめること間違いなしです。お気に入りのアイテムと共にドラマの世界観に浸ってみてはいかがでしょうか。
まとめ
令和版『半沢直樹』第3話は、「笑撃と緊張が交錯する痛快エピソード」でした。物語の前半戦クライマックスに向けて重要な伏線が張られ、黒崎検査官という強烈キャラの乱入で一気に盛り上がる神回だったと言えるでしょう。涙あり笑いあり、そして最後は手に汗握る展開で視聴者を惹きつけ、星5つ★★★★★級の満足度を個人的には感じました!
特に印象深いのは、半沢の信念「倍返し」の裏で光った仲間からの「恩返し」です。勧善懲悪の爽快さだけでなく、人と人の絆が勝利へのカギとなる展開に心が温まりました。第3話までで物語はかなり熱を帯びていますが、まだまだこれは序章。次回第4話ではいよいよ倍返しの大炸裂が期待されますし、その後も新章で半沢の戦いは続きます。「物語が大きく動いた重要回」である第3話を経て、ますます今後の展開から目が離せませんね。
今シリーズは視聴率も好調で、最終回に向けどこまで数字を伸ばすかも話題です。それだけ多くの人が日曜夜に「半沢直樹」に熱狂している証拠でしょう。私自身も久々にドラマをリアタイ視聴しながらSNSで盛り上がる楽しさを味わっています。この熱気、是非皆さんも体感してみてください!
次回以降、半沢がどんな困難に立ち向かい、誰に“倍返し”してくれるのか、期待に胸が高鳴ります。引き続き視聴決定!そして当レビューも全力で追いかけますので、よろしくお付き合いください。
最後に…皆さんは第3話、どう感じましたか? 心に残ったシーンや好きなセリフ、はたまた突っ込みたい点などぜひコメントで教えてください。一緒に語り合って、倍返しの興奮を分かち合いましょう!SNSでシェアして盛り上がるのも大歓迎です。それでは、「次回も...勝つのは半沢だ!」と信じつつ、またお会いしましょう。ありがとうございました!