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(あらすじ・感想)『3月のライオン』第1巻をヨム!孤独な天才棋士に差し込む家族の温もり

17歳のプロ棋士が主人公の漫画『3月のライオン』。将棋の対局シーンだけでなく、人との触れ合いを丁寧に描いた本作は、笑いと涙にあふれるヒューマンドラマです。第1巻を読み終えたとき、胸の中にじんわりと温かいものが広がり、思わずほろりと涙がこぼれました。孤独だった少年が優しい家族のような存在に出会い、少しずつ変わっていく姿に心を打たれます。本記事では、第1巻の見どころや考察ポイントをネタバレに配慮しつつ紹介していきます。物語の魅力や隠されたテーマを探りながら、読後の余韻を一緒に深めていきましょう。

著者紹介

本作の著者は羽海野チカさん。『ハチミツとクローバー』で知られる人気漫画家で、繊細な心理描写と温かな人間関係の描写に定評があります。青春群像劇だった前作から一転、『3月のライオン』では将棋の世界を舞台に、孤独や家族愛といったテーマに深く切り込んでいます。実際にプロ棋士の監修を受けており、将棋の緊張感や棋士たちの生活がリアルに描かれている点も魅力です。羽海野チカさんは本作で、第35回講談社漫画賞一般部門や第18回手塚治虫文化賞マンガ大賞など数々の賞を受賞しており、その物語づくりの巧みさが高く評価されています。優しい絵柄とユーモラスな演出の中に、人間の葛藤や絆を浮かび上がらせる作風は、本作でも存分に発揮されています。

登場人物紹介

  • 桐山零(きりやま れい): 本作の主人公。17歳という若さでプロ棋士となった天才棋士ですが、幼い頃に家族を亡くした過去から深い孤独を抱えています。第1巻では川本家との出会いを通じて、彼の日常に少しずつ温かな光が差し込み始めます。
  • 川本あかり: 三月町で暮らす川本家三姉妹の長女。20代半ば。面倒見がよく包容力のある女性で、酔いつぶれて倒れていた零を介抱したことをきっかけに彼を家族のように気に掛けます。家庭的で料理上手であり、第1巻では零に手料理を振る舞い、その笑顔で零の心を癒やす存在です。
  • 川本ひなた: 川本家の次女で、中学2年生。明るく純真な性格の持ち主。第1巻では憧れの同級生に手作り弁当を渡そうと奮闘するエピソードが描かれ、思春期らしい可愛らしさと切なさを見せてくれます。
  • 川本モモ: 川本家の三女で、まだ幼稚園児くらいの幼い女の子。人懐っこく無邪気なキャラクターで、零もモモの笑顔に日々癒されています。物語にほのぼのとした暖かさを添えるマスコット的存在です。
  • 二海堂晴信(にかいどう はるのぶ): 零と同年代のプロ棋士で、零の自称「ライバル」。ふくよかな体型に丸メガネという愛嬌ある風貌の少年で、情熱的かつお調子者な性格。第1巻では何かと零に張り合いながらも、同時に友人として彼を気遣う姿が微笑ましく、シリアスになりがちな物語に笑いを提供してくれます。
  • 幸田柾近(こうだ まさちか): 零の亡父の友人でプロ棋士。幼い零の将棋の才能を見抜き、彼を自分の家に内弟子として引き取った養父です。将棋一筋の厳格な人物で、実子である香子や歩にも将棋を仕込んでいました。第1巻終盤では零の回想の中で登場し、零の運命を大きく変えた存在として描かれます。
  • 幸田香子(こうだ きょうこ): 幸田の実の娘で、零にとって義姉にあたる女性。美人だが気性が激しく複雑な内面を抱えています。父の期待を零に奪われたことへの嫉妬や葛藤から零に辛く当たる場面もあり、物語に緊張感を与える存在です(第1巻では主に回想で名前が登場する程度ですが、今後のキーパーソンとして要注目)。

あらすじ

17歳のプロ棋士・桐山零は、東京の下町・六月町で一人暮らしをしています。幼い頃に両親と妹を事故で亡くし、将棋の師匠である幸田に引き取られた過去を持つ零ですが、現在は孤独な日々を送っていました。そんな彼の日常が少しずつ動き出すのは、ある夏の日、先輩棋士に無理やり飲みに連れて行かれ酔いつぶれてしまった零が川本あかりと出会ったことがきっかけです。橋の向こう三月町に暮らす川本家の長女・あかりは、道端で倒れていた零を放っておけず自宅に連れ帰り介抱します。目を覚ました零は、あかりと妹のひなた、モモの三姉妹に歓迎され、一緒に夕食をとることに。温かい家庭料理と家族のような笑顔に触れ、零は久しぶりに心安らぐひとときを過ごします。それ以来、零は川本家を度々訪れ、あかり特製の手料理をご馳走になりながら、三姉妹との交流を深めていきます。

第1巻では、川本家との心温まる日常のエピソードが描かれる一方で、零の抱える孤独や葛藤も少しずつ浮き彫りになります。印象的なのは、ひなたの「お弁当作り」のエピソードです。ひなたは中学校の野球部の試合に出る同級生の高橋君に片想いをしており、日曜日の試合に向けて張り切って手作りのお弁当を用意します。可愛らしいキャラ弁当を作ろうとするひなたに対し、あかりが「初めての料理は時間が読めないから、定番のおかずにしなさい」とアドバイスするやりとりは、姉妹の微笑ましい日常です。そして迎えた試合当日、零も偶然ひなたの応援する姿を見かけます。試合は高橋君の劇的なホームランで大盛り上がり。意を決してお弁当を渡そうとするひなでしたが、他の女子たちも高橋君を取り囲んでしまい、結局ひなたは声をかけられませんでした。落ち込んだひなたが渡せなかったお弁当を公園のゴミ箱に捨てようとするところに零が駆け寄り、「せっかく頑張って作ったんだから、帰ってみんなで食べよう」と優しく声をかけます。川本家に戻った後、あかりはひなたの頑張りをねぎらい「残念だったわね」と優しく慰めました。その言葉に張り詰めていたひなたの涙が溢れ、家族の温かさに思わず胸が熱くなります。そして最後は、「みんなでお弁当を食べよう!」という流れになるのですが、一口食べた零とあかりが思わず顔を見合わせ「…ひなちゃん、これ味見した?」と尋ねる場面で締めくくられます。実はひなた、お弁当を作るのに夢中で味見をしていなかったのです。ほろ苦くも可愛らしい青春の失敗に家族みんなで笑い合い、悲しい涙がいつしか温かな笑いに変わる――そんな余韻を残して、このエピソードは幕を閉じます。

物語の後半では、零の過去が明かされます。零は幼い頃、突然の交通事故で実の家族を失いました。葬儀の席で、父の友人だった棋士・幸田柾近と再会した零は、「将棋は好きか?」という幸田の問いかけにとっさに「はい」と答えます。本当は将棋が好きだったわけではなく、ただ施設に入れられることを避けたかった零は、生きるための嘘としてそう答えたのでした。幸田は零の才能を以前から感じ取っており、この出来事を機に零を自分の家に引き取ります。幸田家では、幸田の実子である香子(きょうこ)と歩(あゆむ)も将棋のプロを目指していましたが、零は持ち前の才能で瞬く間に二人を追い抜いてしまいます。父からの寵愛を零に奪われた形となった香子は反発し家出気味に遊び歩くようになり、弟の歩も心を閉ざして将棋を諦め、部屋に引きこもるように。家族の夢を自分が壊してしまった――そんな罪悪感に苛まれた零は、中学卒業と同時に15歳でプロ棋士となり、幸田家を出て一人暮らしを始めました。こうして零は孤独を抱えながらプロの将棋指しとして生きていくことになりますが、第1巻ではその心に再び温かな居場所が芽生え始めるところで物語が終わります。

感想

漫画第1巻を読んだ率直な感想として、胸に染み入るような温かさが印象的でした。零が川本家で夕ご飯を食べるシーンでは、まるで自分も一緒に食卓を囲んでいるかのような安心感があり、思わずほっこりと笑みがこぼれます。特にひなたのお弁当のくだりでは、頑張ったぶん報われなかった彼女の切なさに胸がギュッとなりましたが、それを受け止める家族の優しさにこちらまでもらい泣きしそうになりました。最後にはちょっと笑えるオチがついて、悲しみを引きずらない明るい余韻になっているのも良かったですね。涙あり笑いありで、読後には心がぽかぽかと温まるような感覚が残りました。

キャラクター達の魅力も大きなポイントです。寡黙で孤独だった零が川本家の面々と接するうちに少しずつ表情を緩めていく様子は微笑ましく、読者としても「良かったね」と肩を撫で下ろしたくなります。川本家の三姉妹はどの子も本当に愛らしい存在で、個人的には天然で純粋なひなたがとてもお気に入りです。頑張り屋だけどちょっぴり不器用なところが応援したくなりますし、家族の前で見せる涙にはこちらももらい泣きしてしまいそうでした。また、二海堂の存在も忘れてはいけません。彼が登場するシーンは常に賑やかで、重くなりがちな物語に明るい笑いをもたらしてくれます。零に対して「自分がライバルだ!」と熱く絡んでくる様子はコミカルでクスッと笑えますが、その実零を大切な友人と思っているのが伝わり、とても微笑ましい関係です。こうした魅力的なキャラクター達の掛け合いや絆が、この漫画の一番の魅力だと感じました。

一方で、零が背負う過去の重さや心理描写には胸に迫るものがありました。家族を失い心にぽっかり穴が空いてしまった零が、暗闇の中で一人きりもがいているような描写は読んでいて痛々しく、彼の孤独がひしひしと伝わってきます。夜の川辺で物思いにふけるシーンや、静かな部屋でうつむく零の姿など、コマの隅々から哀しみがにじみ出てくるようでした。それだけに、川本家で過ごす何気ないひとときが彼にとってどれほど救いになっているのかが伝わってきて、心打たれます。羽海野チカ先生ならではの優しいタッチの絵柄も手伝って、シリアスな場面でも過剰に暗くなりすぎず、どこか温もりを感じさせるのが不思議です。コマ割りや演出も巧みで、例えば零がプレッシャーや不安を感じる場面では、水の底に沈んでいくようなイメージが挿入されるなど、言葉ではなく視覚的に心理を表現しているのも印象的でした。

また、将棋をテーマにしているとはいえ専門知識がなくても楽しめる点にも好感を持ちました。正直、読む前は「将棋のルールが分からないと難しいかな?」と心配していたのですが、物語において将棋はあくまで背景の一つであり、人間ドラマが軸になっているので全く問題ありませんでした。実際に作中では対局シーンもありますが、そのときも駒の動きよりも零や対戦相手の心理描写に重きが置かれているので、将棋を知らなくても十分引き込まれます。それどころか、対局中の独特の緊張感や集中したときの描写(例えば汗が滴る描写や心臓の鼓動が聞こえてきそうなコマ運び)にハラハラして、思わず「次の一手はどうなるんだろう!」と手に汗握ってしまいました。将棋の専門用語が出てきても、巻末の解説や物語の流れで自然と補足されているので置いてけぼりになることもありませんでした。むしろ読後には「将棋、ちょっとやってみたいかも」と興味が湧いてきたほどです。

考察・解説

第1巻で特に感じたテーマは、「孤独」と「家族(居場所)」の対比です。零は序盤、孤独という深い闇の中にもがいているように描かれます。家族を失った心の穴を埋めることができず、勝ち進んだ将棋の世界でも居場所のなさに苦しんでいました。そんな彼にとって、川本家で過ごす時間はまさに光でした。タイトルの『3月のライオン』には、「寒い冬の終わりから春への移り変わり」という意味合いが込められているとも言われます(英語のことわざで「3月はライオンのようにやってきて、子羊のように去る」という表現がありますね)。零の人生にも、厳しい冬のような孤独の時期に川本家という春の兆しが訪れたのかもしれません。家族同然の温もりに触れたことで、彼の心には小さな変化の芽が生まれています。第1巻ではまだ序章に過ぎませんが、今後この芽がどう育っていくのか、とても楽しみになる展開でした。

ストーリーの随所に散りばめられた細かな演出にも注目したいです。例えば、零が絶望や不安を感じる場面では背景に水が押し寄せるイメージが描かれ、彼の「押し流されそうな」心境を象徴していました。一方で川本家のシーンでは、美味しそうな料理や温かな照明の描写が多く、読んでいるこちらまで心がほっとするような雰囲気が漂っています。コマの構図やセリフ回しなどからも、作者が伝えたい感情や空気がひしひしと伝わってきて、何度もページを行きつ戻りつして味わいたくなりました。また、随所に挟まるユーモラスなカット――例えば川本家で飼っている猫たちが擬人化されて心の声を代弁するような小ネタ――もクスッと笑えて癒し効果抜群です。シリアス一辺倒にならず笑いどころがあるおかげで、重いテーマも肩肘張らずに感じ取ることができる絶妙なバランスになっていると感じました。

メディアミックス展開にも少し触れておきましょう。『3月のライオン』はアニメ化や実写映画化もされており、その表現の違いもファンの間で話題になりました。2016年のTVアニメ版(シャフト制作)では、零の内面世界が映像と音楽で美しく表現され、特に零が孤独に沈むシーンでは青い水面に沈んでいくような映像表現が印象的でした。温かな日常シーンでは色彩が柔らかく、BGMも穏やかで、川本家の暖かさが画面越しに伝わってくるようでした。一方、実写映画版(2017年公開、前後編)では神木隆之介さんが零を演じ、川本家の面々を有村架純さん(あかり役)ら豪華キャストが演じています。映画では限られた尺の中で第1巻以降の内容まで一気に描かれているため、エピソードの取捨選択はあるものの、零が涙を流すクライマックスシーンでは劇場が静まり返るほどの感動があったといいます。実写ならではの役者さんの熱演も相まって、漫画とはまた違った感動を味わえるでしょう。もちろん、原作漫画にはコマの余白から滲み出る繊細な感情表現や、じっくり描かれる心理描写の良さがあります。アニメ・映画と比較しながら読むと、「あの場面は漫画ではこう表現していたのか」と新たな発見があり、より一層作品世界に浸れます。

読者の反応

『3月のライオン』第1巻に対する読者やファンの反応も大変好評です。SNS上の声をいくつか拾ってみました。

ポジティブな反応:

  • 「川本家のあたたかさに心底癒やされた…😭 家族っていいな、としみじみ感じる第1巻でした」
  • 「零くんが少し笑っただけで泣ける。読んでいて何度も涙腺崩壊しました💧」
  • 「将棋の話かと思ったら人間ドラマだった!将棋知らなくてもめちゃくちゃ引き込まれる」
  • 「ひなちゃんのお弁当エピソード、甘酸っぱくて可愛くて大好き🥰 あんな青春いいなぁ」
  • 「キャラ一人ひとりが魅力的で尊い…!読んだ後は心が浄化された感じがします✨」

ネガティブな反応:

  • 「評判が良いので読んでみたけど、思ったより地味な印象。派手な展開を期待すると肩透かしかも」
  • 「将棋の専門用語がちょこちょこ出てくるので、全く知らない人は最初戸惑うかもしれません」
  • 「主人公が内向的で暗めなので、明るいノリの漫画が好きな人には合わない可能性も」
  • 「1巻はまだ序章という感じで、大きな盛り上がりがないまま終わった印象。続き前提かな?」
  • 「絵柄が独特なので好き嫌いが分かれるかも。自分は最初慣れるまで時間がかかった」

全体的には「温かい感動を味わえた」「涙が止まらなかった」といったポジティブな意見が多数を占めています。特に川本家のエピソードの優しさや、零の心情描写に共感する声が多く、初巻にして心を掴まれた読者が非常に多かったようです。一方で一部には、静かな人間ドラマゆえの地味さや、将棋という題材ゆえのハードルを指摘する声もありました。しかし、そうした意見を持った人も「読み進めるうちにハマった」というケースが多く、継続して読むことで本作の魅力がより伝わるようです。

次回への期待

第1巻のラストでは、零の過去と彼を取り巻く人間関係が明らかになり、物語はいよいよこれからというところで幕を閉じました。続く第2巻以降では、零が抱える問題や香子との複雑な関係がさらに深掘りされていくことでしょう。川本家という安らぎを得た零が、今度は自分自身の傷とどう向き合っていくのか、とても気になります。また、第1巻では大きな勝負の場面はありませんでしたが、プロ棋士としての零がこれからどんな対局を経験し、成長していくのかも見どころです。香子と因縁のある棋士・後藤の存在も示唆されており、次巻では零が避けて通れない試練に直面するかもしれません。果たして零は自分の殻を破り、新たな一歩を踏み出せるのでしょうか。そして川本家との絆は彼をどう支えていくのか…。第2巻では物語がさらに動き出し、目が離せない展開が待っていそうです。読者としても早く続きを手に取りたくてウズウズしています!

関連グッズ紹介

物語の世界にもっと浸りたい方へ、関連グッズや書籍も要チェックです。

  • コミックス『3月のライオン』第1巻: まずはやはり原作コミック。本記事で紹介した第1巻そのものです。電子書籍でも紙の本でも入手可能なので、気になった方はぜひ手にとってみてください。続巻も発売中で、現在は第17巻まで刊行されています(2023年8月現在)。
  • TVアニメ「3月のライオン」Blu-ray/DVD: 原作の雰囲気を見事に映像化したテレビアニメ第1シリーズ(全22話)と第2シリーズ(全22話)がBlu-ray/DVDで発売中です。美しいアニメーションと声優陣の熱演で、川本家の温もりや将棋の緊迫感がより一層楽しめます。
  • オリジナル・サウンドトラック(OST): アニメ版『3月のライオン』の劇伴音楽を収録したサントラCD。静かなピアノ曲から緊張感みなぎる弦楽まで、作品世界を彩った音楽をじっくり味わえます。読書のお供に流せば、感動が蘇ること間違いなしです。
  • 公式ファンブック『3月のライオン おさらい読本 初級編』: 登場人物や物語の背景解説、著者インタビューなどが収録された公式ガイドブックです。読みどころの振り返りや設定資料など、ファンならニヤリとできる情報が満載。作品理解を深めたい方におすすめです。
  • おでかけニャーしょうぎ: 作中にも登場する将棋を実際に体験したい方には、羽海野チカ先生がデザイン協力したミニ将棋ゲーム「おでかけニャーしょうぎ」がユニークです。動物しょうぎとのコラボで誕生した携帯サイズの将棋セットで、かわいい猫の駒を動かしながら遊べます。将棋初心者でも気軽に楽しめるので、作品に触発されて将棋に興味を持った方はチェックしてみては?

まとめ

『3月のライオン』第1巻は、涙あり笑いありの心温まる物語が詰まった名作の序章でした。孤独に沈みがちだった主人公・桐山零の世界に、川本家という優しい光が差し込む様子は、読んでいて何度も胸が熱くなりました。将棋漫画と侮るなかれ、人間ドラマとして文句なしに面白いです。★5つ中5つをあげてもいいくらい、大満足の第1巻でした!物語はまだ始まったばかりで、ここから零がどう成長し、どんなドラマが待っているのか期待が高まります。温かい家族の絆と、孤高の棋士のこれからの歩みに、今後も目が離せません。次巻以降もきっと涙と感動の連続でしょう。まだ読んでいない方はぜひこの機会に手に取ってみてくださいね。読了済みの方も、改めて第1巻を振り返ると新たな発見があるかもしれません。

最後までお読みいただきありがとうございます😊 皆さんは第1巻を読んでどう感じましたか?印象に残ったシーンや好きなキャラクターなど、ぜひコメントで教えてください♪ この作品の魅力を語り合い、一緒に盛り上がりましょう!

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morishy

職業: 教育系事業会社でIT技術職として勤務するエンジニアです。新しい技術やサービスが大好きで、常に最新トレンドをチェックしています。

趣味: 読書、アニメ・ドラマ・映画鑑賞、スポーツ観戦、ゲーム、プラモデル作り…と幅広い趣味を持っています。好奇心旺盛な性格で、ジャンルを問わず色々な作品に触れるのが大好きです。

自己紹介: はじめまして!IT業界で培った探究心を活かし、話題の本やアニメ、ドラマなど 様々なエンタメ作品の魅力を発信するブログ を運営しています。好き嫌いなく何でも楽しめる性格なので、小説から映像作品までジャンルを横断して鑑賞中。最近は特に読書やアニメにどっぷりハマっており、「この作品のここがすごい!」という 推しポイント を中心に皆さんに紹介しています。幅広い作品に触れているからこそできる 横断的なレビュー を心がけており、「次はどの本を読もう?」「このドラマ気になるけど面白い?」というときに参考にしてもらえる情報をお届けできれば嬉しいです。作品の魅力を共有し、あなたの新しいお気に入り探しのお手伝いができるよう頑張りますので、どうぞよろしくお願いします!

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