導入:
『ウィッチウォッチ』第12巻が発売され、魔法×コメディの物語に新たな展開が訪れました。篠原健太さんによるこの作品は、ドジっ子魔女と使い魔たちの日常を描くマジカルコメディで、毎巻ごとに笑いと驚きを提供してくれます。最新12巻では新キャラクターの登場と主人公たちの関係の変化という二大トピックスがあり、読者の期待感も最高潮です。「今回はどんなドタバタが起こるの?」とワクワクしながらページをめくりましたが、読み終えると笑いと胸キュンが止まらない充実の内容でした。2025年4月からは待望のTVアニメ版も放送が開始されており、原作コミックスの盛り上がりも一層高まっています。本記事では、第12巻の見どころや深掘り考察、読者の反応までたっぷりレビューしていきます!
著者紹介
本作の著者は篠原健太さん。代表作に『SKET DANCE(スケットダンス)』や『彼方のアストラ』があり、その幅広い作風で知られる実力派漫画家です。学園コメディの『SKET DANCE』ではユーモアと友情を描き、SF冒険譚『彼方のアストラ』では緻密なストーリー構成で読者を唸らせました。そんな篠原健太さんが手掛ける本作『ウィッチウォッチ』は、魔法・恋愛・バトル・コメディといった要素を絶妙なバランスで組み合わせた物語。少年ジャンプ連載中から「ジャンルに縛られない面白さ」が評判で、読者を飽きさせない展開力が魅力です。篠原さんはギャグセンスに定評がありつつシリアスも巧みに描くため、本作でも笑わせながら物語の芯をしっかり進めてくれます。その作風は第12巻にも存分に発揮されており、テンポの良いギャグ回から胸が熱くなるラブコメ展開まで自在に描き切っています。「全部盛り」ともいえる作風で漫画ファンを唸らせる篠原健太さんの魅力が、本巻でも炸裂しています。
登場人物紹介
- 若月ニコ(わかつき ニコ): 本作の主人公である見習い魔女。明るく天然な性格で、立派な魔女を目指して修行中です。幼馴染の守仁と6年ぶりに再会し、彼を使い魔(ボディガード)に迎えて同居生活を送っています。魔法で人助けをしたい気持ちは人一倍ですが、ドジっ子ゆえに毎回騒動を巻き起こし、守仁をハラハラさせるトラブルメーカーです。それでも持ち前の優しさと頑張りで周囲から愛されており、第12巻では久々に友人の恋愛相談に乗ったことをきっかけに、自身の守仁への想いを再確認することになります。ニコにとって守仁は大切な幼馴染ですが、果たしてその気持ちは友情のままなのか…?本巻ではニコの恋心にも変化の兆しが見え、彼女の成長から目が離せません。
- 乙木守仁(おとぎ もりひと): ニコの幼馴染であり、本作のもう一人の主人公。鬼(オーガ)の末裔で超人的な怪力の持ち主ですが、その力を恐れて普段は抑えて生きてきた心優しい少年です。ニコの母からの予言に基づき、ニコを1年間守るため使い魔となって同居しています。クールで常識人な守仁はニコのボケに的確にツッコミつつ、陰ながら支える頼れる存在です。しかし恋愛方面は超奥手&鈍感で、自分の気持ちにも気づいていない様子。実は過去にニコから(本人無自覚のうちに)魔法で「友達以上の感情を抱けなくなる呪い」をかけられており、それが恋愛音痴に拍車をかけています。第12巻では守仁自身も「意中の人がいる気がするが、不思議な力で正気に戻されてしまう」と語っており、自分の中の得体の知れない壁にもどかしさを感じ始めています。普段は冷静な守仁が見せる照れた表情や葛藤は、本巻の大きな見どころです。
- 次萩不乱(つぎはぎ ふらん)/フランちゃん: 第12巻で新登場した中学3年生の天才科学者。ボサボサ髪に眼帯姿という怪しげな風貌で、名前の通りフランケンシュタインを彷彿とさせる女の子です。学校には自分そっくりの遠隔操作ロボットを通わせており、本体は自宅からリモート登校するという型破りなスタイル。ロボットにはステルスモードやロケットパンチ(通称「フラン拳」)などユニークな機能が満載で、現代科学の力で魔法に負けない人造人間を作るという野望を抱いています。ひょんなことからミハルとジキルの秘密(後述)を目撃し、一緒に秘密を共有したことで友達に。好奇心旺盛なフランは「他の魔女や使い魔にも会ってみたい!」とニコや守仁にも急接近してきます。第12巻では彼女のとんでもない秘密が物語にスパイスを加え、今後の展開でもトラブルメーカー兼頼れる発明家として活躍しそうな新キャラです。
- 霧生見晴(きりゅう ミハル): 吸血鬼の末裔でコウモリの使い魔の少年。長いまつげと色白の中性的な美少年ですが、好奇心からグロテスクな話題をさらっと口にする不思議キャラ。ニコたちより年下で中学生ですが、とある予言を経て一時ニコたちと行動を共にするようになった経緯があります。日光に弱く常に日傘を差しているなど吸血鬼らしい特徴も。第12巻冒頭では、後述のジキルと共にフランちゃんと出会う重要な役割を果たします。
- 藤木累(ふじき るい)/ジキル: ミハルの親友で、彼が通う中学の生徒会長。祖先があの「ジキルとハイド」のジキル博士であり、破壊衝動を溜め込んでは発散しなければならないという体質を持っています。不良に絡まれていたミハルを助けた縁で秘密を打ち明け合い、以降は定期的にミハルが吸血鬼の力で累の衝動(生気)を吸い取って発散させてあげている仲です。クールな眼鏡キャラですが、ミハルとは漫才のようなやりとりも多く、第12巻のフランちゃん初登場回ではこのコンビが大活躍します。表紙をジキルが飾っていることからも、本巻のキーキャラクターと言えるでしょう。
- その他の使い魔仲間たち: ニコと守仁の同居生活には、他にも個性豊かな使い魔の仲間が集まっています。風祭監志(カンシ)は関西弁で喋る天狗の使い魔で、頼れるムードメーカー。真神圭護(ケイゴ)は元フィギュアスケーターのオタク少年で実は狼男の末裔、守仁とはクラスメイトで動画配信仲間でもあります。彼らはニコと守仁を支える良き友人であり、ギャグパートでも大活躍。第12巻ではカンシやケイゴが守仁の恋を応援する作戦に奔走し、物語を大いに盛り上げています。また、隣町の白魔女宮尾音夢(ネム)もニコの友人で、物語のキーパーソン。ネムは以前からニコに降りかかる災いを予言し協力してきた人物で、守仁にかけられた「恋心封じの呪い」について示唆したのも彼女です。こうした仲間たちが勢揃いし、第12巻ではそれぞれに見せ場が用意されています。
あらすじ
第12巻は笑いと驚きに満ちたエピソードが盛りだくさんです。冒頭では、本編の主人公たちではなく「うろんミラージュ」という作中作のオフ会(オタクのオフライン集会)エピソードから始まります。ニコのクラスメイト・嬉野さんと真桑先生(教師)が大好きな架空漫画『うろんミラージュ』のファン同士で意気投合し、熱く語り合うというスピンオフ的なお話です。なんと次の話ではその『うろんミラージュ』の内容が丸ごと一話掲載され、週刊連載でここから読み始めた人が困惑するほどの思い切った構成でした。しかしファンにとってはこの遊び心がたまらず、「何が起こった!?」と戸惑いつつ大笑いさせられる幕開けとなっています。篠原先生が本編内で自作のパロディをやってのける大胆さには驚かされますね。
物語は後半から本筋へ戻り、新キャラ登場とラブコメ展開が加速します。吸血鬼のミハルとジキル(生徒会長)は、いつものようにジキルの破壊衝動を発散させるため学校の体育館裏で「吸魂」(生気の吸引)を行っていました。すると偶然そこに居合わせた少女が一人――科学者を名乗るフランちゃんです。ミハルとジキルの秘密の現場を目撃した彼女は物怖じするどころかその場に現れ、自分から正体を明かしました。なんと目の前のフランちゃんは遠隔操作のロボットで、本物の彼女は離れた家から操縦していたのです。天才中学生科学者のフランは「将来、人造人間(ホムンクルス)を作りたい」という夢のため試作ロボをテスト中とのこと。ロボットには透明化できるステルスモードや拳を飛ばすロケットパンチなど多彩な機能が搭載されており、突拍子もない彼女の発明品にミハルたちも唖然!しかし秘密を共有した者同士すっかり意気投合し、ミハルとジキルはフランという新たな仲間を得ることになります。フランは超が付くオタク気質で、魔女のニコや使い魔たちにも強い興味を示し「ぜひ会わせてほしい!」と食い下がるのでした。
一方その頃、舞台はニコと守仁たち高校生組へ移ります。守仁は友人のケイゴの代役として不本意ながら合コンに参加する羽目に。そこで女子から「彼女とか興味ないの?」と聞かれた守仁は、自分でも意識しないまま「気になる人はいる…でもそう思うたび得体の知れない力で正気に戻される感じがある」と胸の内を明かします。実はこれこそ彼にかけられた恋心を封じる呪いの影響でした。以前ネムから「守仁の呪いは相当高い壁だ」と聞かされていたカンシやケイゴたちは、このままでは守仁が不憫だと一肌脱ぐ決意をします。仲間たちはフランちゃんにも協力を要請し、守仁の恋愛感情の度合いを数値化する装置を開発。さらに「ドキドキドバドバ大作戦」と称して、守仁の“好き”の気持ちが呪いの壁を越えられるようニコとの胸キュンなシチュエーションを次々演出する作戦を決行します。
こうしてニコには内緒で、守仁に恋心を自覚させ呪いを破ろうとするドタバタ大作戦がスタート。ニコが可愛く見える服装やシチュエーションを用意したり、わざと二人きりにさせてみたりと、周囲の友人たちが総出で奮闘します。守仁は仕掛けられているとは露知らず、次第にニコに対する特別な感情を意識しかけますが…肝心のところでやはり謎の力がブレーキをかける苦しい展開。しかしニコ自身も他の友人の恋愛相談に乗ったことで守仁への想いを再確認しており、お互いに意識し始めた二人の距離は明らかに縮まってきます。クライマックスでは、皆の奮闘の甲斐あってついに守仁の心の壁に変化が生じる重要な瞬間が訪れます。詳しくは伏せますが、ラストは「ついに来たか!」と思わず声を上げてしまう関係進展の兆しが描かれ、物語は次巻へ持ち越しです。第12巻は終始ギャグ満載で笑わせつつ、最後にはニコと守仁の関係に大きな変化が起こるというファン必見の内容でした。
感想
第12巻を読んだ率直な感想は、「笑いながらキュンとできる最高の巻!」という一言に尽きます。まず新キャラのフランちゃんが想像以上にぶっ飛んだ子で、大笑いしました。体育館裏でミハルとジキルが怪しげな儀式(吸魂)をしているところに、まさかのリモート美少女ロボットが乱入する展開には吹き出さずにいられません。【「科学者でーす♪」と能天気に現れるフランちゃんに2人がずっこける図】など、コミカルなコマが盛り沢山で何度もクスッとさせられました。ミハルとジキルの掛け合いも絶妙で、真面目なジキルが振り回される様子はまるでコントのよう。【「フランちゃん登場回のミハルとジキルのやりとりは笑った!」という読者の声も】ある通り、ギャグ漫画としてのキレ味は相変わらず抜群です。さらに中盤の『うろんミラージュ』丸ごと1話挿入には驚嘆しました。普通なら単行本で読むと流れが途切れそうなものですが、不思議と世界観に厚みが増す感じがして「またこういう遊び回をやってほしい!」とさえ思いました。篠原先生のサービス精神とチャレンジ精神が詰まった構成に拍手です。
一方で、今回は恋愛要素が非常に濃厚だった点も印象的でした。守仁の恋心を目覚めさせるために仲間たちが奔走する展開は、まさに王道ラブコメのドタバタそのもの。読んでいて「がんばれー!」「そこだ、押せー!」と心の中で友人たちを応援していました(笑)。ニコが不意に見せる女の子らしい仕草や、守仁がドキッとして赤面するシーンなど、胸キュンポイントも満載です。普段クールな守仁が照れて動揺する姿は貴重で、「モイちゃん可愛い!」とこちらまで頬が緩みました。ラブコメとして大事なじれったさもしっかり描かれていて、二人のすれ違いにハラハラしつつも終盤では思わずほろり。特にラスト近く、守仁の心の呪いに亀裂が入る場面では「ついにこの時が来た…!」と感動で胸が熱くなりました。ネタバレになるので詳細は伏せますが、ニコと守仁の関係性に関するある描写はファンにとって涙が出るほどうれしいシーンです。本作はギャグ漫画でありながらラブコメとしても一級品なんだと再認識させられました。良かった点ばかり語りましたが、強いて言えば「続きが気になりすぎる!」のが困りものですね(嬉しい悲鳴)。全体として笑いあり、ときめきありでエンタメ性満点の第12巻でした。
考察・解説
第12巻では物語の根幹に関わる「守仁の呪い」という設定が大きく動きました。この呪い、実は単なるラブコメの遅延装置ではなく、守仁というキャラクターの生い立ちや能力に深く結びついた重要な要素です。幼い頃から鬼の力を抑えて生きてきた守仁は、人との距離の取り方が不器用で特別な感情を封じ込みがちでした。そこに偶然とはいえニコの魔法の呪いが重なり、「好き」という感情にブレーキがかかる状態になっていたわけです。典型的なラブコメ主人公の鈍感設定に見えて、実はファンタジー設定と心理描写が巧みにリンクしている点に篠原先生の上手さを感じます。第12巻ではその呪いをどう乗り越えるかが描かれ、守仁の内面的な成長とリンクしてラブコメとしてのゴール(恋の成就)の形がぼんやり見えてきました。同時に、物語全体のクライマックス(ニコに降りかかる“災い”の予言と黒幕の存在)も近づいているのでは、と示唆されます。ラブコメパートの進展とシリアスストーリーの進行が連動してクライマックスを迎えるのが少年漫画の定石ですが、本作もまさにその佳境に入りつつあるのでしょう。
篠原健太先生の作品の魅力は、多彩なジャンル要素を一つの作品内で全部やってしまうサービス精神にあります。『ウィッチウォッチ』は日常系ギャグで笑わせながら、魔女VS黒魔女のバトルや予言のミステリーでハラハラさせ、さらにニコと守仁の恋模様でキュンとさせる贅沢な作品です。第12巻はそのバランスが絶妙で、特にギャグ→ラブコメへの緩急の付け方に唸らされました。前半の『うろんミラージュ』回などは一見本筋と関係ないお遊び回に思えますが、キャラへの理解を深め世界観を広げる役割を果たしていますし、笑いで読者のガードを下げたところに後半のシリアスめの恋愛展開を畳み掛けることで、一層感情移入させる効果がありました。篠原先生自身、「バトル・ギャグ・ラブコメ・日常・ファンタジー…少年漫画のジャンル全部盛り」を掲げている節があり、まさに公式スピンオフや二次創作でやりがちなことを自分で本編内でやっちゃうスタイルなんですよね。これは一歩間違えれば作品が散漫になりかねない諸刃の剣ですが、持ち前の構成力とセンスで見事にまとめ上げているのが凄いところです。逆に言えば、この「何でもやる」作風は好みが分かれる可能性もあり、一部には「ギャグとシリアスの切り替えが忙しない」「ごちゃごちゃしている」と感じる声もあるようです。しかし多くのファンにとっては、笑い転げた直後にホロリとさせられるような振り幅こそが『ウィッチウォッチ』の醍醐味でしょう。第12巻はその振り幅が最大級で、シリーズの中でも物語の転機となる重要巻と言えます。物語全体としても終盤に向けてギアが入った印象で、読み終えた後は「この先どうなっちゃうの!?」と興奮と寂しさが入り混じった気持ちになりました。人気作がクライマックスに近づく嬉しさと、終わってほしくない切なさを同時に味わわせるあたり、本当にニクい演出です。連載当初から追いかけてきたファンとしては、まだまだこの物語を見ていたいですが…それでも次なる展開が楽しみで仕方ありません。
読者の反応
SNSやレビューサイトでも第12巻は大きな話題を呼び、多くの読者が感想を投稿しています。好評・不評それぞれの意見をまとめてみました。
ポジティブな反応(好評) 🟢
- 「相変わらず安定の面白さ!前半のうろミラオフ会も笑えたし、後半のニコとモリヒトの関係変化もニヤニヤした。続きが楽しみです。」
- 「フランちゃん登場回のミハルとジキルのやり取りは最高に笑った!新キャラのおかげでギャグがさらにパワーアップ」
- 「ラブコメの“ラブ”要素が強くなってきて胸キュンが止まらない。モイちゃん可愛すぎて悶えました」
- 「今巻も期待を裏切らない神展開!最後のエピソードは鳥肌モノで、次巻がものすごく気になる終わり方でした」
- 「笑いありドキドキありで大満足。ニコとモリヒトの関係が進展してきて号泣&拍手!ファンにとって神回でした。」(※Twitterより)
ネガティブな反応(賛否両論・批判) 🔴
- 「ギャグとシリアスの落差が激しすぎてついていけない…。路線がコロコロ変わるので忙しい印象」
- 「ストーリーよりギャグ寄りすぎて、本筋がなかなか進まないように感じた。黒魔女との対決などシリアスをもっと見たい派にはじれったいかも。」
- 「途中の『うろんミラージュ』回は正直ポカンとしてしまった…。内部ネタすぎて、新規読者には不親切に思える」
- 「ニコとモリヒトの関係、もどかしすぎる!早くくっついてほしいのに~とヤキモキしました(笑)。」
- 「色々な要素を盛り込みすぎてごちゃごちゃしている印象。もう少しシンプルに物語を進めてほしいという気もします。」
総じて、第12巻の読者評価は圧倒的にポジティブでした。コミックス評価でも5点満点中4.8という高い平均評価が付いており、「シリーズ最高傑作」「笑って泣ける神巻」と絶賛の嵐です。一部に構成面への指摘も見られましたが、それすら「狙ってやっている」と肯定的に捉えるファンも多く、まさに賛否両論も込みで愛されている作品だと言えます。特に今回はニコモリ(ニコ×モリヒト)派の読者が大歓喜する展開だったこともあり、発売直後からSNS上は「尊すぎる…」「読んで良かった!」と盛り上がりました。誰もが待ち望んだ関係進展に「#ウィッチウォッチ」のトレンド入りもうなずけます。読者の反響を見ても、第12巻がシリーズのターニングポイントとして強く心に残る巻になったことが伝わってきます。ぜひ皆さんの感想もコメント欄で聞かせてくださいね!
次回への期待
怒涛の展開となった第12巻の結末を受けて、ファンとしては次の第13巻が待ち遠しくて仕方ありません。最大の注目ポイントはやはりニコと守仁の関係がこの先どうなるのかという点でしょう。今回、守仁の心の呪いに変化が生じたことで、二人がお互いの気持ちに向き合う日も近いのでは…と期待せずにはいられません。「次こそは告白シーンが見られるかも?」「ついに両想い成立か!?」と妄想が膨らみます。ラブコメ的な盛り上がりは最高潮に達しつつありますから、第13巻ではニコモリの関係に何らかの決着(もしくは更なる進展)が描かれる可能性が高そうです。もちろん一筋縄ではいかないのがこの作品なので、ドタバタの末にどう着地するのか楽しみですね。
また、フランちゃんという新戦力も加わったことで、物語の幅は一層広がりました。彼女の科学の力が、今後ニコたちのピンチを救ったり、黒魔女との戦いで重要な役割を果たしたりするかもしれません。現時点で黒幕の正体は不明なままですが、そろそろ再び不穏な動きがありそうな予感も…。第12巻までの流れで、ニコに降りかかる“災い”に関する伏線は着々と張られてきました。次巻以降ではそのクライマックスとなる黒魔女との最終決戦や、ニコの千年に一度の魔女としての覚醒など、大きな展開が待っている可能性があります。ラブコメとバトルが同時進行で盛り上がるのが篠原作品の醍醐味ですから、ニコと守仁の恋の行方と並行して、物語の核心にも迫っていくでしょう。個人的には、守仁が呪いから解放された暁に見せる本気の強さ(鬼の力全開)にも期待していますし、ニコが真の力を発揮して困難に立ち向かう姿も見たいです。第13巻では笑いとトキメキはそのままに、さらにスケールアップした物語が展開されることを期待しています。「次回はどうなるの!?」とソワソワしながら、続報と発売日を心待ちにしましょう。きっとまた想像の斜め上を行く驚きが待っているはずです!
関連グッズ紹介
『ウィッチウォッチ』の世界をより楽しみたい方に向けて、作品に関連する公式グッズや商品もいくつかピックアップしてご紹介します。お気に入りのキャラと一緒に日常を彩ってみませんか?
- コミックス全巻セット&電子書籍: まずは基本中の基本。今回レビューした第12巻を含む『ウィッチウォッチ』コミックス(1~最新巻)を一気読みしたい方には、全巻セット購入がおすすめです。紙の単行本派も電子書籍派も、まとめ買いでニコと守仁の冒険を最初から振り返ってみましょう。篠原先生の描くギャグの変遷や伏線の張り方に改めて驚かされますよ。電子版ならスマホでいつでも読めて便利です。
- JCS限定「ブラック・ダークネス…」Tシャツ: ジャンプキャラクターズストアからは、作中の中二病的フレーズをあしらったユニークな限定Tシャツが登場!その名も『ブラック・ダークネス・イン・ジ・アビス・オブ・ザ・ユニバース』Tシャツです。劇中で登場人物が考案した中二病全開の必殺技名(?)をデザインに落とし込んだもので、ファンならクスッとできること間違いなし。アクリルチャームも付属し、普段使いはもちろんコレクションにも最適。フリーサイズなのでゆったり着て、ウィッチウォッチ愛をアピールしちゃいましょう。
- キャラクターアクリルキーホルダー&グッズ: アニメイト通販などでは、キャラクターをモチーフにしたアクリルキーホルダーやドアプレート、ステッカーなど多彩なグッズが展開中です。例えば真神ケイゴの眼鏡や狼マークをデザインしたおしゃれなキーホルダー、ニコの魔法アイテム風モチーフのチャームなど、さりげなく推しをアピールできるアイテムが揃っています。カバンや鍵につけておけば、いつでも推しキャラと一緒♪ 他にもクリアファイルや缶バッジ、スマホケースなど実用的なグッズも要チェックです。
- 「るかっぷ」ニコ&ルミナスタ音夢フィギュア: フィギュア派のあなたには、可愛いコレクションアイテムを。2025年現在、TVアニメ版に合わせてるかっぷ(Look Up)シリーズから「若月ニコ」のちびキャラフィギュアがリリース予定です。ちょこんと見上げるポーズがキュートで、机や棚に飾れば癒やされること間違いなし!さらにセガプライズのLuminastaシリーズからは「宮尾音夢」のフィギュアも登場。劇中の衣装を忠実に再現したクオリティで、ネムファン必携のアイテムです。お気に入りキャラのフィギュアを飾って、お部屋をウィッチウォッチ色に染めてみてはいかがでしょうか。
- その他関連書籍・コラボ商品: 『ウィッチウォッチ』の公式ガイドブックや設定資料集が発売された際には要チェック!キャラクター設定や裏話が満載で、考察勢にはたまらない内容になるでしょう。また、作中に登場する架空漫画『うろんミラージュ』のボイスコミック化が話題になったこともあり、関連企画にも注目です。グッズではありませんが、篠原健太さんの過去作『SKET DANCE』『彼方のアストラ』のコミックスも是非併せてどうぞ。作風の違いを楽しめるだけでなく、本作との思わぬ共通点やセルフオマージュを発見できるかもしれません。
まとめ
『ウィッチウォッチ』第12巻は、笑いと胸キュンがぎゅっと詰まった神回でした。新キャラ・フランちゃんの参戦でコメディ要素はさらにパワーアップし、ニコと守仁の恋模様にも大きな進展が描かれるなど、物語が大きく動いた重要巻と言えるでしょう。ギャグでは腹筋崩壊、ラブコメではニヤニヤ&ほろり…感情が忙しいほど楽しませてもらい、改めて本作のポテンシャルの高さに唸らされました。総合評価は★4.5/5! 個人的ベストエピソード更新です。物語はいよいよ佳境に入りつつあるようで、次巻以降も目が離せません。ニコと守仁の関係はどうなるのか?黒幕との最終決戦は?ますます読み進める手が止まらなくなりそうです。篠原先生の紡ぐマジカルコメディは、今後も我々読者に笑いと感動の魔法をかけてくれるでしょう。引き続き、次巻も読了次第レビュー&考察記事をお届けする予定ですのでお楽しみに!
最後までお読みいただきありがとうございます。皆さんは第12巻を読んでどう感じましたか?お気に入りのシーンや推しキャラへの愛など、ぜひコメント欄やSNSで教えてください。📚✨ 「#ウィッチウォッチ感想」を付けてツイートして盛り上がりましょう。それでは、次の魔法のページでお会いしましょう!