第4話「魔女の戦争」では、スタジオカラー×サンライズによる話題の新作ガンダムシリーズ『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)』がさらに加速しました。宇宙世紀を舞台に、高校生マチュことアマテ・ユズリハが違法なモビルスーツ決闘《クラングバトル》に巻き込まれる本作。第4話は「交錯する決意と空中戦の美学」という副題にふさわしく、登場人物たちの想いが空中戦で激突し、視聴後には衝撃と興奮が入り混じった感情が残りました。この記事では第4話の見どころや考察ポイントを丁寧にまとめ、キャスト情報から制作の裏側、ストーリー解説、そしてファンの反応まで幅広く紹介します。
キャスト・キャラクター紹介
本作の魅力を支えるキャラクターと声優陣を、第4話での活躍とともにご紹介します。
- アマテ・ユズリハ(マチュ) – 声:黒沢ともよさん
主人公のマチュは平凡な日常に飽き足らず「特別な何か」への憧れを抱く17歳の女子高生です。黒沢ともよさんは『響け!ユーフォニアム』黄前久美子役や『宝石の国』フォスフォフィライト役などで知られ、繊細かつリアルな演技に定評があります。第4話ではジークアクスを乗りこなしつつあるマチュが、新たな強敵シイコに圧倒され、自分との実力差に直面する姿が描かれました。ラストでは「シュウジのいる場所に届くには、私もそこまで踏み込まないといけないんだ…」という危うい決意に至り、純粋だったマチュの心理が大きく揺れ動きます。黒沢さんの演技も、戸惑いから覚悟へと変化するマチュの心情を見事に表現しており、生々しい感情の揺れが視聴者に伝わってきました。 - ニャアン – 声:石川由依さん
ニャアンは戦災孤児の少女で、非合法な運び屋として生計を立てながらクラングバトルに関わっていくキャラクターです。声を担当する石川由依さんは『進撃の巨人』ミカサ・アッカーマン役や『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』役などで有名で、芯の強さと優しさを併せ持つ演技が魅力です。第4話では、マチュと一時衝突していたニャアンが関係を修復し、今度はマチュたちと地球を目指す決断をします。旅費をめぐるシーンでは、マチュが「お金なら大丈夫」と自分が稼いだクラバの賞金で賄おうとするのに対し、ニャアンは「自分で工面する」とアルバイトを増やす意志を見せました。家族同然の絆が芽生えつつも自立心を失わないニャアンの健気さに、石川さんの落ち着いた演技がマッチしており、第4話の隠れた感動ポイントとなっています。 - シュウジ・イトウ – 声:土屋神葉さん
謎の赤いガンダムに乗って突如マチュの前に現れた少年・シュウジは、各コロニーを放浪し壁にグラフィティを残す型破りな存在。土屋神葉さんは『ハイキュー!!』の五色工や『ボールルームへようこそ』富士田多々良などで知られ、若手ながら熱量ある演技で注目を集めています。第4話ではシュウジが100機撃墜以上の伝説を持つエース「魔女」シイコと激突し、その天才的な操縦センスを発揮しました。圧倒的な攻撃を仕掛けるシイコに対し、シュウジは曲芸のような攻撃を全て回避し、ビームサーベルのトリッキーな罠で撃破に成功。命を奪うことも辞さないシュウジの戦いぶりにマチュは衝撃を受けます。土屋さんの演技も冷静さと狂気が同居するシュウジを巧みに表現し、戦闘中の毅然とした声から一転、第4話ラストでマチュの提案に戸惑う微妙なニュアンスまで演じ分けています。シュウジ役は「少年の危うさ」を体現する難しい役どころですが、土屋さんの熱演によって非常に魅力的なキャラクターになっています。
制作陣情報
第4話「魔女の戦争」は、豪華な制作陣によって生み出されました。シリーズ全体の監督を務めるのは鶴巻和哉監督で、スタジオカラー所属にして『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破/Q』や『フリクリ』で知られる映像作家です。鶴巻監督は斬新な演出とエモーショナルな描写に定評があり、本作でもその手腕を発揮しています。またシリーズ構成・脚本には榎戸洋司さんと庵野秀明さんが名を連ねています。榎戸さんは『新世紀エヴァンゲリオン』『少女革命ウテナ』など数々の名作で脚本を担当したベテランで、独特の寓意性とポップな会話劇が魅力です。庵野秀明さんは言わずと知れた『エヴァンゲリオン』シリーズの生みの親であり、熱烈なガンダムファンとしても有名です。「庵野脚本のガンダム」という企画発表時からファンの期待は高く、今作でその夢が実現しました。
そして第4話の絵コンテ・演出を手がけたのは特別ゲストとも言える荒木哲郎監督です。荒木監督は『進撃の巨人』シリーズや『甲鉄城のカバネリ』などでダイナミックなアクション演出に定評があり、今回は空中戦の表現にその経験が存分に活かされています。実際、シイコの操る機体がワイヤーを使って縦横無尽に飛び回る戦闘シーンは、まるで『進撃の巨人』の立体機動装置を連想させる迫力でしたが、それもそのはず、第4話のコンテ・演出担当が荒木監督だったという裏話が明らかになっています。製作側が意図的に荒木監督を招聘し、“空中戦の美学”を描き出したことにファンも驚きと納得の声を上げました。
演出面では他にも注目すべきポイントがあります。例えば、魔女シイコが戦闘後にヘルメットを脱いだ際、髪が乱れていたカットはリアリティへの徹底したこだわりを感じさせます。キャラクターデザイン的にはデフォルメ調のシイコですが、そこに「ヘルメットを脱いだら髪型が崩れる」という現実的な要素を加えたことで強いインパクトを生みました。作画監督陣の丁寧な仕事ぶりもうかがえ、第4話全体を通して戦闘作画のキレとキャラクターの繊細な表情変化が両立しています。
第4話の脚本担当は公式には明示されていませんが、シリーズ構成から考えて榎戸洋司さんがメインで執筆し、庵野秀明さんが監修した可能性があります(第3話は榎戸さん、第1話は庵野さん担当との情報もあり)。いずれにせよ、鶴巻監督×榎戸脚本×庵野脚本という布陣が生み出す物語は、旧来のガンダムシリーズにはない青春群像劇の香りと、宇宙世紀らしい濃密な世界観の両方を感じさせます。こうした制作陣のバックグラウンドを知ると、第4話の随所にちりばめられた演出意図やオマージュにも気づきやすくなり、より深い視聴体験が得られるでしょう。
あらすじ
第4話「魔女の戦争」では、新キャラクターが物語を大きく動かします。マチュたちが出入りするジャンク屋を訪れた一見おっとりした女性シイコ・スガイ。彼女は実は“一年戦争”で100機以上を撃墜した伝説的エースであり、「魔女」の異名を持つ人物でした。シイコは因縁の敵である赤いガンダム(シュウジの乗機)との決着を望み、違法競技クラングバトルに自らエントリーします。その執念にも似た戦いへの固執と凄まじい闘志に、当初は穏やかだと思っていたマチュも圧倒されてしまいます。
クラングバトルの試合会場では、魔女シイコが自軍の新型モビルスーツで参戦。偶然居合わせたマチュとシュウジも否応なく巻き込まれ、戦闘が始まります。かつての戦争で心に傷を負ったシイコは「ニュータイプなんて認めない」とばかりにシュウジ(ガンダム)に襲いかかり、シュウジもまた超人的な反応速度で迎え撃ちます。激しい空中戦の末、勝敗が決しますが、物語はあえてその詳細をぼかしつつ、マチュの心にある大きな変化を残して幕を閉じました。戦いを終えたマチュたちは次なる目的地として地球へ向かう決意を固め、物語は新章へと動き出します。
※ネタバレを避けるため具体的な勝敗の描写は控えています。第4話本編では圧巻のバトルシーンとドラマが展開されますので、ぜひご自身の目で確かめてみてください。
感想
第4話を観終えてまず感じたのは、「情報量の多さと感情の揺さぶりが凄い!」ということです。30分弱の中に、新キャラ登場のインパクト、手に汗握る空中戦、そしてラストの主人公の衝撃的なリアクションまで、休む間もない展開でした。特に魔女シイコのキャラクター造形には驚かされました。一見優しげな若い女性に見える彼女が実は既婚者で子持ちのベテラン軍人だったと明かされた時には、「属性盛りすぎでは!?」と思わず笑ってしまったほどです。しかし、設定だけでなく第4話一話限りで強烈な存在感を残して退場していく(しかも家族が待つ身なのに戦死してしまうという悲劇性)シイコには、グッと胸に迫るものがありました。敵ながら魅力的で、「もっと彼女の過去を掘り下げて見たかった」という声が上がるのも頷けます。
空中戦の演出についても大満足です。前述のとおり荒木哲郎監督がコンテを担当したことで、ワイヤーを駆使した三次元機動バトルが実現しました。画面狭しと飛び回るモビルスーツの迫力、ビームの軌道の美しさ、そして高速戦闘の中でも見失わないカメラワーク――どれを取っても一級品でした。まるで『進撃の巨人』ばりの縦横無尽さに「これがガンダムの戦闘シーン!?」と度肝を抜かれましたが、これも制作陣の狙い通りなのでしょう。音楽面でも戦闘シーンの劇伴が熱く盛り上げ、第4話の戦闘BGMが「めちゃくちゃ良い!」と評判でした。作画・音響ともに本気度が伝わってきて、視聴中は興奮しっぱなしです。
そして何と言ってもマチュの心情変化が衝撃的でした。シイコとシュウジの死闘を目の当たりにし、自分は全く歯が立たず「完全に蚊帳の外」に置かれてしまったと痛感するマチュ。普通なら仲間の過激な行動に「なんでそんなことを…?」と戸惑う展開になりそうなところ、マチュは「そこまで踏み込まないとシュウジのいる場所には届かないんだ」と考えてしまうんですよね。この台詞が飛び出した瞬間、「そっちに行っちゃうの!?」と私も思わず声が出ました。同時に、戦いから取り残された悔しさと孤独が彼女を突き動かしたのだろうと理解もできて、とても複雑な気持ちになりました。第1話から追ってきた主人公がわずか4話でここまで危うい思想に染まりかけるのは、ガンダムシリーズでも異例ではないでしょうか。
また、本編中で個人的に印象に残った細かな演出として、先述のヘルメットを脱いだシイコの乱れ髪があります。戦闘後、彼女がコックピットから降りるシーンで髪がボサボサになっているのを見て、「細かい!でもリアル!」と思わず唸りました。ガンダム作品ではパイロットスーツを脱いでも髪型が乱れないことも多い中で、こうした細部まで描くことで戦場の現実感が増しています。視聴者の中にも「あの髪ボサボサ描写は良いな…」と共感する声があり、制作陣のこだわりがしっかり届いていると感じました。
総じて、第4話は怒涛の展開と緻密な演出によって非常に見応えのある回でした。物語が一気にシリアスな方向へ舵を切ったことで「これはただ事ではない」とハラハラしましたが、それだけに次回以降の展開がますます楽しみになりました。新キャラや死亡描写など賛否を呼ぶ要素もありますが、個人的にはこのチャレンジングな展開を大いに支持したいです。大学生以上の年齢のアニメファンであれば、第4話が提示したテーマ(後述するニュータイプ論や戦争のリアル)に感じ入るところも多いのではないでしょうか。ガンダムらしい奥深さと現代アニメらしいスピード感が融合した、本作ならではのエピソードだったと思います。
考察・解説
第4話で提示された様々な要素について、少し踏み込んで考察してみましょう。
まず注目すべきはニュータイプ(NT)をめぐるテーマです。宇宙世紀シリーズではお馴染みのキーワードであるニュータイプですが、本作『GQuuuuuuX』でもついに本格的に扱われ始めました。魔女シイコとシュウジの戦いは、ニュータイプに対するそれぞれの信念の衝突でもありました。シュウジは自分がNTであることを受け入れ、「ガンダムが発する声」に従って生きようとしている。実際シュウジは戦闘中、ジークアクスや赤いガンダムから感じ取る何か(いわゆる“キラキラ”現象でしょうか)に導かれて行動している節があります。一方シイコはNTの存在を頭から否定し、現実から目を背け続けてきた人物です。「ニュータイプなんて選ばれし者はいない、この世界は理不尽だ」と信じて普通の生き方を受け容れようとしていた。しかし彼女は同時に高度なNT能力を持っており(操縦技術や直感の鋭さから明らか)、皮肉にも自身が否定する存在そのものでもありました。そして肝心のマチュはというと、NTという概念をまだ何も知らないまっさらな状態です。この「受容する者 vs. 否定する者 vs. 無知なる者」の三者が第4話で交錯したことが、本作にとって大きなターニングポイントになりました。
戦闘後のマチュの危うい発想についても掘り下げます。マチュは幼い頃から平凡な日常に退屈し、どこかで特別な体験を求めていました。それが初めてジークアクスに乗った際に見た“キラキラ”──彼女にとっての非日常の象徴──との出会いであり、マチュは戦いの中に自分の求める輝きを見出してしまったのです。第4話ではその傾向が決定的になり、シュウジとシイコの死闘を目撃したマチュは「シュウジのいる特別な世界」に追いつくためには自分も命を賭す覚悟が必要だと考えるに至りました。この心理描写は非常に興味深く、同時に危険でもあります。なぜならマチュは本来、ごく普通の学生として母親と平穏に暮らせる立場であり、戦いとは無縁の人生を選ぶこともできるからです。それが今や、自ら進んで命がけの道を歩もうとしている。この転機はガンダムシリーズにおける「主人公の戦争との向き合い方」というテーマに一石を投じています。従来の作品では、不本意ながら戦いに巻き込まれ苦悩する主人公像が多かった中、マチュのように自ら刺激を求めて危険に飛び込むタイプは異色です。「十代の衝動だけでは説明がつかない動機だ、ちゃんと理由を描いてくれるのか不安」という指摘も視聴者から出ています。今後、マチュがこのまま覚悟を貫いてしまうのか、それともふと我に返って恐怖に怯える瞬間が訪れるのか――彼女の成長(または堕落)の行方から目が離せません。
魔女シイコの背景も考察ポイントです。彼女は一年戦争の生き残りであり、「かつてのマブ(親友)がニュータイプかもしれないと期待していたのに、赤い彗星(シャア)にそれを奪われた」という過去を語っています。おそらくシイコの大切な相棒が戦場でシャアに殺されてしまったのでしょう。さらにシャア自身も戦後行方をくらませたことで、シイコの中には「結局この世界は理不尽だ」という絶望だけが残った。このエピソードは『機動戦士ガンダム00』のグラハム・エーカーを彷彿とさせるという声もありました。グラハムもまた大切な人(恋人)をガンダムに奪われ、ガンダムへの復讐心に囚われた人物でした。シイコも「ガンダムを倒すこと」に執念を燃やすあまり、戦争が終わった後も心は戦場から離れられなかったのでしょう。彼女が「私は戦争の続きをしようとしていた」と語るように、シイコにとってクラングバトルは私怨を晴らす延長線上の“私的な戦争”でした。このように彼女の動機を紐解くと、単なる好戦的な敵役ではなく戦争の犠牲者でもあることが見えてきます。だからこそ、シイコには家庭があり守るべき坊や(子供)がいると知った時、その悲劇性が一層際立ちました。「家族がいるのに命を捨てる戦いに身を投じるなんて…」という嘆きは視聴者からも上がっており、戦争が人から日常と未来を奪う残酷さを痛感させられます。
第4話の副題にある「空中戦の美学」についても触れておきます。今回の戦闘シーンはリアル志向とダイナミックな演出が融合し、まさに“美学”と呼ぶにふさわしい出来映えでした。演出上の工夫として、例えば一騎打ちにも近い少人数戦にも関わらず、演出トーンは一貫してリアルに保たれていた点が挙げられます。ツッコミどころのないリアルな戦闘描写だからこそ、劇中のキャラクターたちの感情がずっしりと視聴者にも届くのです。また、前述のようにヘルメットの下りなどミリタリーテイストのリアリティが随所に盛り込まれており、ミリタリー&ロボットアニメファンも唸らせました。一方で映像的には大胆なカット割りやビームの残像表現など、アニメならではのスタイリッシュさもあります。このバランス感覚こそ荒木哲郎監督の真骨頂であり、第4話はリアルと映像美の両立を見事に果たした回と言えるでしょう。
最後に、細かなネタ要素として注目されたのが宇宙世紀シリーズとのリンクです。劇中ではシャリア・ブルや黒い三連星(ガイアたち)といった名前が登場し、歴代ガンダムファンがニヤリとできる設定が散りばめられています。第6話のタイトルが「キシリア暗殺計画」と発表されたことで、「まさかキシリア・ザビも関わってくるのか?」とファンの考察が飛び交いました。実際、魔女シイコの台詞や背景には一年戦争末期のキシリアやシャアの動向に関連する示唆が含まれており、この物語が単なる外伝ではなく宇宙世紀正史と深く絡んでいることが伺えます。第4話時点では、こうした固有名詞の意味が分からなくても支障ありませんが、過去作を知っていると「あの人物が影で動いているのでは?」と想像が膨らみます。本作は「宇宙世紀オールスター作品」という側面もあり、シイコの乗機がゲルググ相当の新型だった理由も、作中で「ジオニック社がガンダムを模倣したMS開発を進めるため従来の新型開発(ゲルググ)を中止した」という設定で補完されています。こうした深掘りはファン心理をくすぐるポイントであり、第4話の濃密な設定群に対して「情報量多いわ、面白い!」と好意的に受け止める声も多く見られました。
総合すると、第4話「魔女の戦争」はキャラクターの心理ドラマと白熱のモビルスーツ戦、そして宇宙世紀の歴史との融合が高次元で交錯した名エピソードでした。物語序盤にしてここまで盛り上げてきた本作が、この先どんなテーマを提示し、主人公マチュをどこへ導いていくのか非常に楽しみです。第4話で蒔かれた伏線(マチュの危うい決意、ニュータイプの扱い、宇宙世紀の影の動き)は、きっと今後のストーリーで大きな意味を持ってくるでしょう。
視聴者の反応
第4話「魔女の戦争」はSNS上でも大いに話題となり、ポジティブ・ネガティブ様々な反応が寄せられました。X(旧Twitter)上の代表的な声をいくつかご紹介します。
「戦闘シーン最高!作画凄い!」と絶賛する意見が多く見られる一方で、「シイコ退場は勿体ない」「マチュのキャラ変が極端すぎる」といった批判や不安の声も上がっています。特に物語の急展開については賛否が分かれ、「ジェットコースターみたいで楽しい」という人もいれば「駆け足で感情移入が追いつかない」という人もいる印象でした。しかし総合的にはポジティブな反応が優勢で、「こんな尖ったガンダム見たことない!」「毎週水曜が待ち遠しい」といった好意的な声がタイムラインを賑わせていたのが印象的です。
ポジティブな反応(好評) 🟢
- 「第4話の戦闘シーン、BGMが最高にカッコ良かった!! 盛り上がったわ」
- 「ほぼ一騎打ちの回だったけど、ずっとリアル志向の戦闘なのが最高。だから感情がずっしり来た…。第4話ありがとう!」
- 「ヘルメット脱いだ後に髪ボサボサになってる描写いいな…細かいところ凝ってる!」
- 「今回のコンテ演出荒木哲郎じゃん! 魔女のワイヤーアクションのために進撃の巨人の監督呼ぶとか熱すぎ! めちゃくちゃ興奮した」
- 「ララァの効果音? ガンダムの向こう側? 情報量多すぎ面白い! 4話は一瞬でも目が離せない神回だった」
● ネガティブな反応 🔴
- 「あぁ、魔女シイコ死んじゃった…😭 家族も待ってるのにね…可哀想すぎる」
- 「正直、有名な名前使っただけのロボアニメになってない? 内容薄いし全然面白くないんだけど…」
- 「連邦の魔女シイコ、設定盛りすぎだし退場も早すぎ! もっと時間かけて描けばいいのに。50話くらい欲しいわ」
- 「マチュの思考がヤバい方向に行ってて引いた…。頭ハマーン様かよ(苦笑)」
- 「マチュがなんでここまで非日常に憧れてるのかいまいち共感できない。殺人も許容とか理由の描写ちゃんとあるのか不安…」
次回への期待
第4話の衝撃的なラストを受けて、物語は新たな局面へと突入しようとしています。次回、第5話のタイトルは「ニャアンはキラキラを知らない」。マチュがこだわる“キラキラ”とは何なのか、まだニュータイプの感応現象を知らないニャアンの視点から描かれるエピソードになりそうです。第4話でマチュとシュウジは地球へ向かうことを即決しましたが、地球圏には新たな出会いや試練が待ち受けているでしょう。ニャアンにとって地球行きは本来ほとんど意味のない旅のはずなのに、それでも同行することを選んだ彼女の心情にもスポットが当たりそうです。「ニャアンはマチュに払ってもらわず自分でお金を工面しようとした」健気さが第4話で描かれましたが、その延長線上でニャアンという少女の芯の強さが第5話ではさらに掘り下げられるかもしれません。
一方、宇宙世紀ファンにとって見逃せないのが第6話「キシリア暗殺計画」というワード。これは一年戦争末期にシャアがキシリアを葬った有名な出来事を思わせます。時系列的に本作は一年戦争終結後(U.C.0080年代)の設定と思われますが、何らかの形で過去の事件の真相や未公開の陰謀が描かれる可能性があります。例えばシイコの台詞にもあったシャア失踪後の混乱など、オリジナルシリーズでは描かれなかった部分に踏み込むかもしれません。第5話・第6話にかけて、宇宙世紀の裏舞台で暗躍する勢力(キシリア派残党やニュータイプ部隊など)が物語に絡んでくる展開も十分考えられます。となると、シュウジが地球へ行きたがっていた理由も見えてきそうです。もしかするとシュウジ自身、何らかの使命や復讐を胸に秘めており、それが「地球へ行く」動機なのかもしれません。
マチュの今後についても注目です。第4話ラストでのマチュの決意は視聴者をザワつかせましたが、次回予告では彼女がどんな表情をしていたでしょうか。もし未見の方のために詳細は避けますが、マチュの危うい思春期的メンタリティが引き続き物語をかき回すことになりそうです。「マチュの危うさが顕著になってきた」とファンからも指摘があるように、彼女がこのままアクセルを踏み続けるのか、それともニャアンや周囲の支えでブレーキがかかるのか──第5話はその分岐点になるかもしれません。
また、戦闘面での新展開も期待されます。第4話ではゲルググ(に相当する新型MS)が登場しましたが、次回以降も新たなモビルスーツやメカが投入されるでしょう。第5話タイトルに“キラキラ”とあることから、ニュータイプ専用機の特殊兵装やサイコミュ兵器が出てくる可能性もありそうです。マチュの乗るジークアクス自体、未だ謎の多いモビルスーツです。第3話でニャアンが無意識にオメガ・サイコミュを起動させた描写もありましたが、ジークアクスには隠された機能や真の姿があるのかもしれません。その片鱗が次回以降で描かれるのでは、とファンの考察も盛り上がっています。
いずれにせよ、第5話以降は物語が地球圏へと舞台を移し、さらにスケールアップしていくことでしょう。マチュ・ニャアン・シュウジの三人の関係性にも変化が訪れるかもしれません。第4話までで一つの山場を終えた形の『GQuuuuuuX』ですが、公式からは「ここからが本番」とも取れる発言も出ています(特番情報などから推察)。次回の放送も見逃せませんし、ファン同士の予想合戦も加熱しそうです。皆さんは第5話以降、どんな展開を予想しますか?ぜひ色々想像を膨らませて、放送を楽しみに待ちましょう。
配信情報・視聴方法
『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』は現在、以下のプラットフォームで視聴可能です。
- テレビ放送: 2025年4月より毎週火曜24時29分から、日本テレビ系列全国30局ネットにて放送中。地上波での観覧が可能な方は火曜深夜にお見逃しなく。また、BS放送では毎週土曜19時からBS11にて放送されています(初回のみ特別編成で21時から放送)。
- 見逃し配信 / 定額配信: テレビ放送直後の毎週水曜午前1時より、Amazon Prime Videoにて最速配信が行われています。プライム会員であれば放送翌日すぐに視聴可能です。さらにその後、毎週金曜22時以降順次、各種定額見放題配信サービスでも配信開始となります。具体的には、バンダイチャンネル、ガンダムファンクラブ、ABEMA、dアニメストア、DMM TV、Disney+、FOD、Hulu、Lemino、Netflix、ニコニコチャンネル、U-NEXT、アニメ放題、WOWOWオンデマンド、TELASA等、主要な配信プラットフォームほぼすべてで視聴可能です。お好みのサービスで第1話から最新話までいつでも楽しめます。
- 無料配信: 毎週日曜22時以降より、ABEMAおよびLeminoの一部無料枠で広告付き無料配信も実施されています。加入サービスがなくても最新話を一定期間視聴できるチャンスがありますので、まず試しに観てみたい方はこちらを利用するのも良いでしょう。
- 劇場版(特別編集版): ちなみに、本作の劇場先行版「-Beginning-」がTV放送開始前の2025年1月に限定公開されました。主題歌は米津玄師さんの「Plazma」で、この劇場版およびTV版OPテーマとなっています。劇場版では第1~3話相当の内容が再編集され、一部楽曲やシーンが特別仕様になっていました。現在劇場版Blu-rayの一般発売は未定ですが、今後のメディア化情報にも要注目です。
以上のように、テレビから配信まで非常に幅広い媒体で提供されているのも本作の特徴です。視聴環境に合わせて、お好きな方法で『Gundam GQuuuuuuX』をお楽しみください。最新話まで追いつけば、次回以降はぜひリアルタイムでSNSをチェックしつつ盛り上がるのも一興です。
(視聴リンクや配信スケジュールの詳細は【機動戦士Gundam GQuuuuuuX公式サイト】内の「放送・配信情報」ページでも確認できます。)
関連グッズ紹介
放送開始直後から、『GQuuuuuuX』の公式グッズや関連商品も続々と展開されています。ガンダムシリーズの醍醐味の一つでもあるガンプラ(プラモデル)は、本作でももちろんリリース中です。主人公機であるGQuuuuuuX(ジークアクス)のHG 1/144スケールモデルが既に発表されており、劇中さながらのダイナミックなポージングが可能なキットとなっています。さらに第4話に登場したシイコの乗機(ジオン系新型MS、作中ではゲルググ相当)の「HG ゲルググ(スガイ機)GQ」も詳細が公開され、2025年5月3日に発売されました。続いて6月には別の新商品(仮称「ボカタ機」)も発売予定となっており、劇中メカが次々とプラモデル化されていく模様です。プラモデルは各種ホビーショップやオンライン通販で予約・購入可能で、公式のバンダイホビーサイトでも最新情報が確認できます。
玩具系では、完成品アクションフィギュアの「METAL ROBOT魂<SIDE MS> ジークアクス」が商品化決定しています。これはダイキャストを用いた高級フィギュアブランドで、劇中のジークアクスをほぼ設定通りのカラーリング・ディテールで再現。可動範囲も広く、ガンプラ製作が苦手な方でも手軽に劇中シーンを飾って楽しめます。また、一番くじ(ハズレ無しクジ引き式グッズ)も展開されており、第1弾が2月に発売済み、第2弾が5月より順次発売予定です。A賞にはマチュ&ハロのフィギュア、ラストワン賞には特別カラーのハロフィギュアなどが用意され、ファンの間で大変話題になりました。コンビニやホビーショップで引けるので、運試しに挑戦してみるのも楽しそうですね。
さらにキャラクターグッズも豊富です。アクリルスタンドやぬいぐるみ、キーホルダーといった定番グッズはもちろん、主人公3人の私服イラストを使ったグッズなども登場予定です。特にマチュ・ニャアン・シュウジの描き下ろしイラストを使用したアニメイトコラボグッズが6月下旬から発売されることが発表されており、ファン必携のアイテムになりそうです。また、劇中に登場するシュウジの相棒ロボット「コンチ」やおなじみ「ハロ」の可愛いぬいぐるみも販売中で、早くも売り切れ店舗が続出しています。机の上に飾れば癒やされること間違いなしです。
音楽関連では、オープニング主題歌「Plazma」を歌う米津玄師さんのシングル配信・CDがリリースされています。疾走感あふれるこの曲はガンダムシリーズ初参加となる米津さんが本作のために書き下ろしたもので、作品の世界観とマッチすると好評です。また、第4話で挿入歌として流れた「夏の現在地」(歌:岡地織花)や第5話挿入歌「水槽の街から」も各音楽配信サービスでリリース中です。劇伴音楽を収録したサウンドトラック盤の発売もいずれアナウンスされるでしょうから、音楽面で作品を振り返りたい方はチェックしてください。
この他、カードゲーム「ガンダム アーセナルベース」では早くも『GQuuuuuuX』のパイロットカードやMSカードが参戦し始めています。作品ファンはゲームセンターで自分だけの部隊を編成して遊ぶのも楽しいでしょう。また、本作の原作コミックやノベライズは現時点では発表されていませんが、人気次第ではメディアミックス展開も期待できるかもしれません。
公式グッズや関連アイテムは今後も続々と投入される見込みです。ガンダムファンとしてはコレクション欲が刺激されて困ってしまうところですが、お気に入りのキャラやモビルスーツがあればぜひグッズも手に入れてみてください。「ジークアクスフェア」も各ショップで順次開催予定なので、情報をこまめにチェックしてファンライフを満喫しましょう!
(グッズの詳細や購入は【バンダイホビー公式】や【プレミアムバンダイ】等のサイトをご参照ください。また、一部商品はアニメショップや通販サイト(Amazonや楽天など)でも取扱いがあります。)
まとめ
『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』第4話「魔女の戦争」は、伝説のエース“魔女”との死闘を通じて主人公マチュの心境が大きく変化するエポックメイキングなエピソードでした。交錯する決意――ニュータイプを巡る価値観のぶつかり合いと、ハイレベルな空中戦アクションという二本柱で、視聴者を圧倒しつつ深い余韻を残したと言えるでしょう。私自身、第4話を観終わった直後は「すごいものを見てしまった…!」としばらく呆然としてしまいました。それほどまでに濃密で刺激的な体験でした。
総合的な評価として、第4話は文句なしに「神回」だったと思います。物語序盤にしてこの密度と挑戦的展開を見せる本作には、改めて脱帽です。キャラクターの心情描写、バトル演出、宇宙世紀シリーズへのリスペクトなど、語りたいことは尽きませんが、何より感じたのは制作陣の本気度と愛情です。ガンダムという作品に新風を吹き込もうという意気込みがひしひしと伝わってきて、今後の展開にますます期待が高まりました。
皆さんは第4話をご覧になってどう感じましたか?マチュの選択やシュウジの行動、そして魔女シイコの最期について、ぜひあなたなりの感想や考察を聞かせてください。「もし自分がマチュの立場なら、あそこまで踏み込める?」なんて問いかけも面白いかもしれませんね。コメント欄やSNSでお気軽にご意見お待ちしています。そしてこの記事が面白かった、役に立ったと思った方は、ぜひSNSでシェアしてくださると嬉しいです。次回の『GQuuuuuuX』もみんなで盛り上がっていきましょう!